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Geminiと会話するだけで「自分専用GA4解析アプリ」を作って運用がとっても便利です【AI開発】

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ga4解析アプリの改善Googleアナリティクス4(GA4)を使っていると、「もっと手軽に、自分のサイトに合った分析が見たい」と思うことはありませんか? 高機能な有料ツールを入れるほどではないけれど、デフォルトの管理画面は少し見づらい…。
そこで今月1日に、Google Apps Script (GAS)Gemini API を組み合わせて、「自分専用のGA4解析WEBアプリ」 を自作してみました。「自作」と言っても、私はコードを書いていません。やったのは「Geminiと会話しただけ」です。
今回はそのアプリを改善するための取り組みを紹介します。

自分専用GA4解析アプリの開発と運用、そして改善

作ったもの:1ページ完結の解析ツール

今回作成したのは、ブラウザでアクセスするだけで以下の情報がパッと表示されるシンプルなWEBアプリです。

  • 期間設定: 昨日まで、先月など柔軟に選択可能

  • 重要指標: PV、ユーザー数、コンバージョンなどの対前年比

  • AIコンサルタントによる解説: ただ数字を並べるだけでなく、Geminiが「なぜ増えたのか」「次はどうすべきか」を文章でアドバイスしてくれる

GeminiのAPIを連携させているため、まるで専属のコンサルタントが横にいるような感覚でレポートが読めます。これがHTMLファイルとスクリプトファイルのたった2つで動いています。

修正も「会話」で完了。AI開発の真骨頂

このアプリのすごいところは、「機能追加や修正が、チャットだけで完結する」 という点です。

例えば運用していて、「AIの解説がちょっと浅いな…」「先月だけじゃなくて、昨日のデータも見たいな」と思ったとします。 従来ならプログラマーに依頼するか、自分で分厚い技術書を読み解く必要がありました。

しかし、今のやり方はこうです。

  1. 今動いているコード(jsとhtml)をGeminiにアップロードする。

  2. 「こう直して」と日本語で頼む。

  3. Geminiがコードの中身を勝手に理解して、修正版を作ってくれる。

【非エンジニアでも開発可能】Gemini × GASで自社専用の「Googleアナリティクス解析アプリ」を作ってみた
今回は、社内の業務効率化のために自作した「Googleアナリティクス解析Webアプリ」についてご紹介します。「アプリ開発」というと、専門的なプログラミング知識が必要なイメージがあるかもしれません。実際、私はエンジニアではありませんし、コードも自分では書けません。しかし、生成AI(Gemini)を活用することで、なんと自分専用の解析ツールを完成させることができました。これによって日々のアクセス解析業...

このアプリは12月1日から運用しています。このアプリをより便利に賢くするための修正を実施しました。実際に私が行った修正依頼のやり取りをそのまま公開します。

【こちらからの修正リクエスト】

私は以下のプロンプトをGeminiに投げました。ポイントは、現状のコードファイルをそのまま読み込ませている点です。

(添付ファイル:コードjs.txt, indexhtml.txt)

GASを使ってGA4解析アプリを運用しています。 以下のように修正および改善対応をしたいので、まずは対応方向について解説をしてください。 その方法でよいかどうかの確認を私に問うてください。OKがでたらコードjsとindex.htmlを作成してください。

修正希望

・解説文章の内容が浅いのでもっと深堀りした解説をしてください
全体概況の解説がECサイトでない場合などは薄っぺらくてほとんど解説になっていません。文章量が現状の倍くらいになってもかまわないのでサイトのアクセス状況の概況をもっとわかるようにしてください
主要な課題・ボトルネックをもっと長文にしてもよいので具体的な指摘をしてください 改善アクションの解説も具体的な例を示すなどしてユーザーが改善対応をしやすくなるように親切な説明をしてください

・分析期間の追加
現在は解析実施日の「直前の月(前月)」を基軸にして、1ヶ月、3ヶ月、1年という対前年分析になっています。これに、追加してほしいのが、「昨日」を基軸にして、1ヶ月、3ヶ月、1年という対前年分析もできるように選択肢を増やしてください。この設定により、常に最新の分析も可能になります。

これらの設定は可能ですか?

【Geminiからの回答と提案】

すると、Geminiはアップロードされたコードの構造を瞬時に解析し、以下のように返してきました。

ご提示いただいたGASおよびHTMLコードを確認いたしました。 はい、ご要望の「解説の質の向上(深掘り)」と「分析期間の追加(昨日基準)」は、いずれも実装可能です。

より実用的で価値のあるツールにするため、以下の方向性で修正を行いたいと考えています。

1. 解説文章の質・深さの改善(プロンプトエンジニアリングの強化) 現在のコードでは、Geminiへの指示(プロンプト)で「150文字程度」「簡潔に」といった制約を設けており、これが解説を浅くしている主な要因です。

  • 文字数制限の撤廃と詳細化指示: 「プロのコンサルタントとして、データの因果関係を含めて深く考察せよ」という指示に変更します。

  • 「全体概況」の強化: 「ユーザーの関心度(エンゲージメント)」を評価軸にするよう指示を追加します。

2. 分析期間の追加(「昨日まで」の実装)

  • HTML側の変更: プルダウンメニューに「直近1ヶ月(昨日まで)」などの選択肢を追加します。

  • GAS側の変更: 受け取ったtypeが「昨日基準」の場合の分岐を作ります。

この修正方針で進めてよろしいでしょうか? 「OK」の指示をいただければ、修正済みの コード.js と index.html の完全なコードを作成して提示いたします。

この後、私が「はい、これで実施してください」と伝えると、数秒後には完全に書き換えられた新しいコードが出力されました。私はそれをコピペして上書き保存しただけです。

これだけで、アプリは劇的に進化しました。

実際にアクセス解析した画面を紹介します

📈 全体概況・考察

この期間における貴社のWebサイトパフォーマンスは、まさに「驚異的」と評するに相応しい結果となりました。まず、ユーザー数が前年比で37.4%増の15,031、ページビュー数も35.3%増の18,744と、大幅なトラフィックの増加を達成しています。
これは、貴社が継続的に提供している質の高いコンテンツが検索エンジンやソーシャルメディアを通じて広く認知され、新たなユーザー層の獲得に成功していることを強く示唆しています。さらに、平均滞在時間も35.5%増の165.29秒に伸びており、単なる流入増加だけでなく、ユーザーがコンテンツに対して深い興味を持ち、積極的に情報を読み込んでいるエンゲージメントの高さが伺えます。
サイト全体の魅力度と情報価値が飛躍的に向上している証拠と言えるでしょう。コンバージョン(CV)数も20.0%増の18件、コンバージョン率(CVR)も13.0%向上と、サイトの目的達成度も着実に改善しています。
そして、最も注目すべきは、収益(Revenue)が前年比で驚異的な981.3%増の4,492.28円を記録した点です。これは単にCV数が増えただけでなく、1件あたりのCV価値が大幅に向上したことを意味しており、高単価なコンサルティング契約や特定のソリューション提供といった、ビジネスインパクトの大きい成果がこの期間に複数発生した可能性が高いと推測されます。
このデータは、貴社サイトが単なる情報提供の場から、強力なリード創出・収益獲得のプラットフォームへと進化していることを明確に示しており、非常に健康的な成長軌道に乗っていると評価できます。

⚡ 特定された課題・ボトルネック

現在の貴社サイトは全体的に非常に好調ですが、更なる収益最大化と顧客獲得の機会を追求する上で、いくつかの潜在的な課題が浮上しています。特に、高い集客力を持つ情報提供型コンテンツと、貴社のビジネス成果に直結するコンバージョンとの間の「橋渡し」が、まだ最適化されていない可能性があります。
人気ページランキングを見ると、1位の「MAILER-DAEMONのメールが急増したら要注意!単なる迷惑メールではなくメールサーバのPWが漏洩してメールアカウントを乗っ取られているかもしれません」(1086 PV)や3位の「2026年からGmailで独自ドメインメールが受信できなくなる!?仕様変更の内容と、今すぐやるべき「代替設定」」(733 PV)といった技術的な問題解決記事が圧倒的なPV数を稼いでいます。
これらの記事を閲覧するユーザーは、ITに関する課題意識が高く、潜在的に貴社のITコンサルティングやセキュリティ対策支援サービスに関心を持つ層であると推測されます。しかしながら、直接的なコンバージョンポイントである「contact – 株式会社ドモドモコーポレーション」ページ(12位, 225 PV)や「会社案内:株式会社ドモドモコーポレーションと代表の遠田幹雄」ページ(16位, 194 PV)のPV数は、上位の人気記事と比較すると大幅に少ない状況です。
このギャップは、集客には成功しているものの、それらのユーザーを貴社のサービスや具体的な解決策へと効果的に誘導できていない「機会損失」を示唆しています。
また、2位の「「株式会社」のフリガナ、正しく書けていますか? 意外と見落としがちなポイントかもしれません」(940 PV)のような、企業の経営者や管理部門が関心を持つであろう記事からも、貴社の経営コンサルティングサービスへの明確な動線が不足している可能性があります。これらの人気コンテンツの持つポテンシャルを最大限に活かし、質の高いリードへと転換させるための戦略的なアプローチが不可欠です。

🚀 具体的な改善アクション

  • 高トラフィック記事からのCV導線強化の徹底: ランキング1位の「MAILER-DAEMONのメールが急増したら要注意!」や3位の「2026年からGmailで独自ドメインメールが受信できなくなる!?」といった、特にPV数の多い技術系記事の本文中、記事の導入部、および記事下部に、関連性の高い貴社サービス(例: ITインフラ診断、情報セキュリティコンサルティング、クラウド移行支援など)への具体的なCTA(Call To Action)を設置してください。
    単なるリンクではなく、「専門家による無料相談はこちら」といった文言と、クリックしやすいデザインのバナーを設置し、「contact – 株式会社ドモドモコーポレーション」ページへ直接誘導することで、潜在的な顧客ニーズを刈り取ります。
  • ターゲット関連性の高い記事での深いサービス誘導: ランキング2位の「「株式会社」のフリガナ、正しく書けていますか?」のように、企業の経営層や管理職が閲覧する可能性が高い記事については、その課題解決の文脈で貴社の「経営戦略コンサルティング」や「組織改善支援」といったサービスがどのように貢献できるかを具体的に解説するセクションを追記してください。
    記事の終盤には、貴社の専門性をアピールする「会社案内:株式会社ドモドモコーポレーションと代表の遠田幹雄」ページへのリンクと、具体的な相談を促す「contact – 株式会社ドモドモコーポレーション」ページへの強力なCTAを配置し、信頼性向上とリード獲得を図ります。
  • サイト全体での内部リンク構造とCTAの常設: 人気のブログ記事群から、ビジネスの核となるサービス紹介ページ、「会社案内:株式会社ドモドモコーポレーションと代表の遠田幹雄」、および「contact – 株式会社ドモドモコーポレーション」への内部リンクを強化・最適化してください。
    具体的には、ブログ記事のサイドバーやフッター部分に、主要サービスカテゴリへのリンクや「お問い合わせ」「無料相談」への永続的なCTAボタンを配置することで、ユーザーがどのページを閲覧していても、貴社の提供する価値や次のアクションに容易にアクセスできる環境を整備し、サイト全体の回遊率とコンバージョン率を底上げします。
  • 高収益CV要因の深掘りによる再現性向上: 今回の期間で発生した高額な収益に繋がったCVについて、その具体的な要因(どのサービスへの問い合わせだったのか、どのような経路でサイトに流入したか、成約までの顧客属性や課題感、リードタイムなど)を詳細に分析し、オフラインデータと照合してください。
    この成功事例を徹底的に研究することで、今後どのようなコンテンツ戦略、マーケティング施策、あるいは営業プロセスを強化すれば、同様の高単価CVを計画的かつ継続的に生み出せるかの具体的な戦略を立案し、再現性を高めるためのPDCAサイクルを回していくことが、さらなる事業成長に繋がります。
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結論:エンドユーザーが「自分自身で」道具を進化させる時代

これまでは、システム開発といえば専門家のものでした。しかし、AIの登場によってその常識は覆りつつあります。

今回のように、現場で実際にツールを使っているユーザー(私)が、「もっとこうしたい」という実態に合わせた改善を、即座に、しかもノーコード感覚で実現できるようになりました。

  • 既存のコードを読ませて、文脈を理解させる。

  • 自然言語で要望を伝える。

  • 最適なコードを書いてもらう。

このサイクルが確立できたことで、「自分の業務に100%フィットするツールを、自分で育てながら使う」 ことが現実的になったと言えます。

もし「業務効率化したいけど、既存のツールは帯に短し襷に長し…」と悩んでいる方がいれば、ぜひGeminiとペアプログラミングをして、自分だけの最強ツールを作ってみてはいかがでしょうか?