3月11日夜、私が所属する石川県中小企業診断士会のAI研究会(KAIs)にて、3月のオンライン例会が開催されました。今回のテーマは「製造業での品質保証」と「AIエージェントの本格活用」という、とても実践的で刺激的な内容でした。今回は、その例会の様子を皆さんにも分かりやすくシェアしたいと思います。
なお、今回のオンライン例会もZOOMではなくGoogleMeetを使いました。これが、かなり進化しています。Meetでは話の途中でGeminiの要約が使えてこれがとっても便利でした。この機能を使って、さらにGeminiでリライトしてブログ記事にできました(笑)
KAIs例会:2026年3月11日開催
製造業の品質保証における、生成AIのリアルな活用法
最初の発表は、大手電機メーカーでの開発経験を持ち、現在は創業100年を超える老舗企業の品質保証部門で責任者をされている方からでした。
製造業の品質保証と聞くと、ルールが厳格でAIを取り入れるのが難しそうなイメージがありませんか。しかし、発表者の方はGoogleのAIツール(GeminiやNotebookなど)を見事に日々の業務に組み込んでいました。
例えば、AIが「文書の階層構造(見出しや段落の構成)を正確に読み取れる」という強みを生かして、国際規格である「ISO 9001」の要求事項と、自社のマニュアルにズレがないかをAIに分析させているそうです。また、お客様から送られてくる品質チェックシートの回答作成にもAIを活用し、大幅な業務の効率化を実現されています。
今後は、この取り組みを事業部全体に広げるためのガイドライン作りを進めるとのこと。さらに、AIと自動化ツール(RPA:パソコン上の定型作業を自動化するソフトウェア)を組み合わせて、製造現場の課題解決にも取り組んでいくそうです。現場に根差した、本当に役立つAI活用の素晴らしい事例だと感じました。
チャット型AIからの卒業?自律的に動く「AIエージェント」の衝撃

続いての発表は、AIのトレンドを最前線で追いかけている方からの「AIエージェント」に関するお話でした。個人的には、この内容に非常に大きな衝撃を受けました。
皆様は普段、AIに対して「質問をして答えてもらう」というチャット型の使い方をしていませんか。これからは、AIが自律的にパソコン内のファイルを操作し、どんどん仕事をこなしてくれる「AIエージェント」の時代に移行していくそうです。
発表者の方は、なんと毎月約3万円を各種のAIサービスに投資しています。特に、優秀なAIモデルの有料プランについては、「優秀なスタッフを雇う人件費と考えれば非常に安い」と高く評価されていました。
実際にご自身の環境で、古いパソコンを24時間稼働のサーバーにし、チャットアプリ経由でAIに指示を出す独自のシステムを構築されています。その結果、補助金申請の事業計画書をAIに作成させて高い評価を獲得したり、複数のAIに役割分担をさせてチーム体制で作業させたりしているそうです。
まさに、「AIを便利な道具として使う」のではなく、「AIに仕事を任せきる」という新しい働き方ですね。
便利さの裏にあるリスクと、安全を守るセキュリティ対策
ディスカッションの場では、AIエージェントの強力な権限に対するリスク管理についても、活発な意見交換が行われました。
AIがパソコン内のファイルを直接操作できるということは、一歩間違えれば大切なデータを消してしまう危険性もあります。この懸念に対して、発表者の方は、ファイル削除の命令を禁止する設定や、厳重な認証システム、ファイアウォール(不正な通信を防ぐ壁)の導入など、しっかりと制限(ガードレール)を設けて安全に運用していると教えてくれました。
私のAI環境との比較
私自身も、現在は複数のツールを利用し、AIに仕事を任せるエージェント的な使い方を少しずつ試している段階です。今回の発表を聞いて、「もっと本格的に環境を整えてみたい!」と大いに刺激を受けました。
私が使っているAI関係で有料のものは…
・GoogleWorkspaceのGeminiPro:月額1760円
・GoogleAIスタジオのAPI(従量課金):月額1000円未満
→GASで動くAIエージェントとしてAPIを利用しています
・ChatGPTのGoプラン:月額1400円程度(Plusから格下げしています)
です。
無料版では
・Claud
・LMスタジオ(ローカルAI)
・さくらのAI(クラウド)
・Google Antigravity
などです。
最近はとくに、GAS+Geminiでアプリとして動くような活用方法を模索しているところです。

GASはGoogleが提供しているスクリプトです。JAVA形式で記述する「Google Apps Script」のことを指すことが多いですが、ノーコードで記入できる「Google App Sheet」もGASといわれています。
簡易な開発案件ならGASで可能になりました。エクセルのような仕様なら、IT事業者に外注しなくても社内で開発し運用することも可能です。
GASに関する当ブログのカテゴリは上記のとおりです。興味ある方は、関連記事をご覧になってみてください。
本日の感想
いかがでしたでしょうか。 AIの進化は本当に早く、新しい情報を追いかけるのは大変ですが、こうして仲間と情報交換できる研究会の存在はとても有り難いと感じています。
皆さんも、日々の業務に少しずつAIを取り入れて、新しい働き方を体験してみませんか。次回も面白い話題があれば、またこのブログでご紹介しますね。
ちなみに、次回のKAIs(4/8)では、私のGAS活用の事例などを紹介することになりました。関係各位にはお手柔らかにおねがいします。

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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