オヤジギャグ(^^;

端午の節句に単5の電池を誤ってオーダーしてしまった、単5は同サイズで1.5Vと12Vの二種類があるので注意

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電子ろうそくに入っていた単5形アルカリ乾電池(1.5V)単5電池をネット通販でオーダーしたが、間違ってオーダーしてしまった。使用用途は電子ろうそく。電池切れのようで交換しようと取り出したら単5の1.5V電池が2つ入っていた。(写真のとおり)
電池には、単1、単2、単3、単4があることは知っていたが、単5という電池を見たのは初めてだった。2つ直列に並べると単3電池くらいのサイズになるという小ささである。仕様を見ると、アルカリ電池で1.5Vと書いてある。ネットで調べてみると、販売している店舗はあまりなく、大型電気店か専門店にいくしかないようだったので、ネットでオーダーした。

ところが、この「ネットで単5を買う」という行為に思わぬ落とし穴があった。見た目も大きさもそっくりなのに、電圧がまったく違う電池が「単5」として売られていたのである。


結論を先に書いておく。

「単5電池」を買うときは、この2点だけは必ず確認する

  • 電圧が「1.5V」であること
  • 型番が「LR1」(海外メーカーなら「N」「E90」「MN9100」)であること

「23A」「A23」「LR-V08」「MN21」「V23GA」「L1028」と書かれた電池は、すべて12Vの別の電池である。単5の機器に入れてはいけない。

この記事は2015年5月5日(端午の節句)に書いた誤発注の体験記です。2026年9月に、パナソニックの公式仕様などをもとに「比較表」「型番での見分け方」「間違えて入れたときの対処法」「よくある質問」を加えて全面的に更新しました。

単5電池という表示には要注意!

端午の節句に単5の電池を誤ってオーダーしてしまった、単5は同サイズで1.5Vと12Vの二種類があるので注意

単5電池は1.5Vなのか12Vなのかをチェックすること!

しかし、単5サイズというのはクセモノだった。

アマゾンなどのネット通販サイトで「単5」と検索するといくつかの種類が表示される。どれも同じだろうと思い、10個入りのパックが安かったのでオーダーした。

しかし、注文後になんだか気になってあらためて仕様を調べてみると「12V」と書いてある。1.2Vの間違いでもなく、1.5Vでもない。なんだこれは、と思いさらに調べると「キーレスエントリー」や「ワイヤレスチャイム」などで使う専用電池だった。キーレスエントリーとは自動車のワイヤレスキーでその電源用である。なるほど12Vとは自動車のバッテリーと同じ電圧なのかと妙に納得したが、問題はサイズである。

(あとで調べてわかったことだが、12Vになっているのは自動車とは関係なく、中に小さなボタン電池が8個重ねて入っているからだった。この仕組みは後半の比較表のところで説明する。)

単5電池のサイズと電圧

単5電池のサイズは、直径約12mm、長さ約30mmである。
一方、12Vもののほうは直径約10mm、長さ約28.5mmである。直径には若干の違いはあるが、長さはほぼ同じサイズ。これならほぼ同サイズと思ってもいいくらいだ。

念のためメーカーの公式仕様で確かめてみた。パナソニックの単5形アルカリ乾電池(LR1XJ)は直径12.0mm×高さ30.2mm、質量約9g。同じパナソニックの12Vアルカリ電池(LR-V08)は直径10.3mm×高さ28.5mm、質量約7.5gである。差は直径で1.7mm、高さで1.7mm。手に取って並べても、ぱっと見では区別がつかないレベルだ。

しかし、電圧は全く違う。正式な単5電池は1.5Vであるが、もうひとつのものは12Vである。つまり電圧は8倍もある。

サイズがほぼ同じだけに間違えて12Vものを器具に入れてしまうと、想定を大きく超える電圧がかかって過大な電流が流れることから、ランプなら焼き切れたり、発熱して燃えたりするなど、事故になるおそれがある。電子ろうそくの交換電池に単5を2本使うことが多いようなので、お年寄りなどが誤って使い、火を吹いて火事にでもなったりしたら非常に危険だ。

正式な単5電池(LR1)は電圧1.5V

正式な単5電池は電圧が1.5Vである。

12Vものを単5電池といわないでほしい

調べてみると、12Vものは日本の「単1形〜単5形」という呼び名の仕組みには含まれていない。国際的には「8LR932」(LR932というボタン電池を8個直列にしたもの、という意味)と表記されることもあるが、一般にはまずなじみがない。そのため、製造メーカーごとに「LRV08(パナソニックの現行品はLR-V08)」「A23」「23A」「V23GA」「L1028」「MN21」「RV08」などの仕様名をだしているがなんともわかりにくい。いくつかのネットショップでは「単5」「単5電池」あるいは「単5互換」という表示がされていた。だから「単5」で検索するとヒットするのであるが、これらは単5ではなく別物である。

▼単5だと勘違いして誤って注文した電池
単5電池と勘違いして注文した12V電池(23A)の商品表示

よく見ると、12Vとは書いてあるが、単5電池/10個セットという表示は絶対にやめてほしい。誤発注のものである。この商品の下部のお客様の声には「単5と思い購入してしまったので仕方ないですが、電子ろうそくを潰してしまいました。注意書きが必要だと思いました。」と書いてあった。このお客様の声を読んだおかげで間違いに気づいたのである。幸い、発見が早かったのでオーダーの取り消しはできたが、非常に間違えやすい表記である。ぜひあらためて欲しい。

【2026年追記】この記事を書いてから11年たったので、表記が改善されたかどうかあらためて調べてみた。残念ながら、大手の通販サイトでも12V電池の商品名に「アルカリ乾電池 単5形 12V」と書かれ、説明文に「単5乾電池と同じ大きさ・形状でありながら12Vの電圧」とある例が見つかった。大きさを伝えたい気持ちはわかるが、「単5形」という言葉だけを拾って買ってしまう人は今もいるはずだ。商品名の「単5」ではなく、電圧と型番で判断する。これが11年たっても変わらない自衛策である。

端午の節句に単5の電池を誤ってオーダーしてしまった、単5は同サイズで1.5Vと12Vの二種類があるので注意

【比較表】単5電池(LR1)と12V電池(23A)の違い

ここからは2026年の更新で追加した内容である。まずは両者の違いを一覧表にまとめておく。寸法と質量はパナソニックの公式仕様(単5形アルカリ乾電池LR1XJ、12Vアルカリ電池LR-V08)の値で、他社製品では多少異なる。

項目 単5形アルカリ乾電池 12Vアルカリ電池
電圧 1.5V 12V(単5の8倍)
直径 12.0mm 10.3mm
高さ 30.2mm 28.5mm
質量 約9g 約7.5g
中身 1個の電池 ボタン電池(LR932)8個を直列につないだもの
主な型番 LR1、R1(マンガン)、N、E90、MN9100 23A、A23、LR-V08、MN21、V23GA、L1028、GP23A、8LR932
主な用途 電子ろうそく、レーザーポインターなどの小型機器 車のキーレスリモコン、ワイヤレスチャイム、ライター、ガレージのリモコンなど
「単◯形」の呼び名 単5形(正式な呼び名) なし(「単5形」は通称で、誤解のもと)

なぜ12V電池は単5とそっくりな大きさなのか

12V電池の正体は、1.5Vのボタン電池(LR932)を8個、筒の中に積み重ねて直列につないだものである。1.5V×8個=12V。自動車のバッテリーと同じ12Vなのは、たまたま数字がそろっただけだった。

ボタン電池を8枚重ねると、ちょうど単5と同じくらいの長さになる。これがそっくりな見た目の理由である。ただし電圧は高くても、ためておける電気の量(容量)は小さい。参考値として、単5のアルカリ乾電池は650mAh程度、12Vの23Aは55mAh程度とされ、容量はおよそ10分の1しかない。車のキーレスリモコンのように「ボタンを押した一瞬だけ強い電波を飛ばす」用途に向いた電池なのである。

型番で見分ける!電池を買う前のチェックリスト

端午の節句に単5の電池を誤ってオーダーしてしまった、単5は同サイズで1.5Vと12Vの二種類があるので注意

「単5」という言葉が当てにならない以上、頼りになるのは型番である。電池本体やパッケージ、通販の商品ページには必ず型番が書かれているので、次の一覧と照らし合わせてほしい。

単5(1.5V)の主な型番

  • LR1:日本メーカーのアルカリ乾電池(パナソニックの「LR1XJ」、マクセルの「LR1(T)」など)
  • R1:マンガン乾電池の単5
  • N/E90:エナジャイザーの表記(Nはサイズ名)
  • N/MN9100:デュラセルの表記

12V電池の主な型番(単5の代わりには使えない)

  • 23A/A23/GP23A:もっとも一般的な呼び方
  • LR-V08(LRV08):パナソニックの型番
  • MN21:デュラセルの型番
  • V23GA:バルタの型番
  • L1028、RV08、8LR932:そのほかの表記
  • 27A/A27/MN27/L828:さらに細い別サイズの12V電池(後述)

注文ボタンを押す前のチェックリスト

  • 電圧表示は「1.5V」になっているか(「12V」なら別物)
  • 型番は「LR1」または「N」になっているか
  • 今使っている電池の刻印、機器の電池ボックス、取扱説明書の指定と一致しているか
  • 商品名の「単5」「単5電池」「単5互換」「単5形」という言葉だけで判断していないか
  • 「10個入りで安い」といったまとめ買いパックに飛びついていないか(筆者はこれで間違えた)

通販サイトで検索するときも、「単5 電池」ではなく「LR1」のように型番で検索すると、12V電池が混ざりにくくなる。逆に車のリモコン用の12V電池を探している人は「23A」で検索するのが確実である。

12V電池を単5の機器に入れるとどうなる?危険性と対処法

端午の節句に単5の電池を誤ってオーダーしてしまった、単5は同サイズで1.5Vと12Vの二種類があるので注意

3V想定の機器に24Vがかかる計算

電子ろうそくのように単5を2本直列で使う機器は、1.5V×2本=3Vで動くように作られている。ここに12V電池を2本入れると12V×2本=24V。設計の8倍の電圧がかかることになる。

12V電池は単5より直径が1.7mm細く、長さも1.7mm短い。そのため電池ボックスの中で少しガタつくが、バネに押されて端子にきちんと触れてしまうことがある。「ちょっと緩いけど入った」と思ってスイッチを入れると、LEDや回路が一気に壊れたり、発熱したりするおそれがある。先ほどのお客様の声にあった「電子ろうそくを潰してしまいました」は、まさにこのパターンだろう。

逆に、12V電池を使う車のリモコンなどに単5を入れた場合は、電圧が1.5Vしかないので動かないだけである。危険は小さいが、そもそも太さが合わずに入らないことも多い。

もし間違えて入れてしまったら

  1. すぐにスイッチを切り、電池を取り出す
  2. 機器や電池が熱くなっている、変なにおいや煙が出ている場合は、素手で触らず、冷めるまで離れて待つ
  3. 電池が液漏れしていたら液に触れないようにし、手や皮膚についたらすぐに水でよく洗い流す
  4. 正しい単5電池(1.5V)に入れ替えて動作を確認する。動かなければ故障の可能性があるので、使用をやめてメーカーや販売店に相談する
  5. 取り出した12V電池は、端子をセロハンテープなどで絶縁してから、自治体のルールに従って処分する

特に、家族に高齢の人がいる家では、単5電池と12V電池を同じ引き出しに入れておかないことをおすすめする。電池を小袋に分けて「単5(1.5V)」「車のキー用(12V)」と書いておくだけでも、取り違えはかなり防げる。

12V電池と単5電池が使われている主な機器

どちらの電池が必要かは、機器によって決まる。代表的な例をまとめておく。

12V電池(23A)が使われている機器

  • 自動車のキーレスエントリーのリモコン(古い年式の車や、後付けのキーレスなど)
  • ワイヤレスチャイム(玄関チャイム)の送信ボタン
  • ガレージのシャッターのリモコン
  • 一部のライター、ホームセキュリティ機器のリモコンなど

なお、最近の車のスマートキーは、CR2032などのコイン形リチウム電池を使うものが多い。「車のキーの電池=12V」と思い込まず、今入っている電池の刻印を確認するのがいちばん確実である。

単5電池(LR1)が使われている機器

  • 電子ろうそく(筆者の家の例)
  • レーザーポインター
  • 小型のペンライトなど、細長い小型機器

単5は単3や単4に比べて使う機器が少なく、店頭に置いていない店もある。買いに行く前に、今入っている電池の型番をスマホで撮影しておくと、店頭でも迷わずに済む。

まぎらわしい電池は他にもある:27Aと単6(AAAA)

単5と12V電池のほかにも、形が似ていて取り違えやすい電池がある。

電池 電圧 直径×高さ 注意点
単5(LR1) 1.5V 12.0×30.2mm この記事の基準
23A(LR-V08) 12V 10.3×28.5mm 単5とほぼ同じ長さ
27A(A27) 12V 約8×約28mm 23Aよりさらに細い。23Aとは太さが違い互換性なし
単6(LR8D425・AAAA) 1.5V 8.3×42.5mm 単5より細長い。日本の「単1形〜単5形」の規格にはない
単4(LR03) 1.5V 10.5×44.5mm 単5より約14mm長い

※27Aと単6の寸法は代表的な製品の値。メーカーにより多少異なる。

特に「23A」と「27A」は、どちらも12Vで長さもほぼ同じなので、車のリモコン用に買うときに間違えやすい。数字が1つ違うだけで太さが2mm以上違い、入れ替えては使えない。また「単6」は日本の規格にない電池で、タッチペン(スタイラスペン)やペンライトなどに使われている。「単5より小さいから単6」ではなく、単5より細くて長い電池なので注意したい。

単5電池・12V電池(23A)はどこで買える?

単5電池(LR1)の買える場所

単5のアルカリ乾電池は、家電量販店やホームセンター、ネット通販で購入できる。一部の100円ショップで扱っていることもあるが、店舗によって品ぞろえが違うので、確実に買いたいなら量販店か通販がよい。

なお、パナソニックの単5形アルカリ乾電池は、使用推奨期限が「2年」と表示されている。長期保存が利く単3・単4の感覚で大量に買いだめすると使い切れないことがあるので、必要な本数+予備1パック程度にしておくのがよい。

12V電池(23A)の買える場所

12Vの23Aは、ホームセンターや家電量販店、ネット通販で購入できる。大手ホームセンターの通販サイトでもパナソニックのLR-V08が扱われている。車のキー用なら、ディーラーや車用品を扱う店で相談するのもひとつの方法である。

いずれの場合も、ネットで買うときは「LR1」「23A」と型番で検索し、注文前に電圧表示をもう一度確認する。これだけで筆者のような誤発注はまず防げる。

単5電池と12V電池に関するよくある質問

Q. 12V電池(23A)を単5の代わりに使えますか?

A. 使えない。大きさはほぼ同じでも電圧が8倍あるため、単5用の機器に入れると故障や発熱の原因になる。

Q. 単5電池を12V電池(23A)の代わりに使えますか?

A. 使えない。単5は1.5Vしかないので、12Vが必要な機器は動かない。そもそも単5のほうが太いため、電池ボックスに入らないことも多い。

Q. 23Aと27Aは同じものですか?

A. 別物である。どちらも12Vだが、23Aは直径約10mm、27Aは直径約8mmで太さが違う。機器が指定している型番を選ぶこと。

Q. 単4電池で単5の代わりはできますか?

A. できない。単4は単5より約14mm長いため、単5用の電池ボックスには入らない。

Q. 使い終わった12V電池はどう捨てればいいですか?

A. 23Aはアルカリ電池なので、乾電池と同じ区分で回収している自治体が多い。ただし分別のルールは自治体ごとに違うので、住んでいる市町村の案内を確認してほしい。捨てるときは端子をセロハンテープなどで絶縁しておくと安心である。

まとめ:単5は「1.5V」と「LR1」を確認すれば間違えない

端午の節句に単5の電池を誤ってオーダーしてしまった、単5は同サイズで1.5Vと12Vの二種類があるので注意

最後にポイントをまとめておく。

  • 単5電池(LR1)と12V電池(23A)は、直径も高さも差が1.7mmしかなく見た目はそっくり
  • しかし電圧は1.5Vと12Vで8倍違う。12V電池の中身はボタン電池8個
  • 通販では今も12V電池が「単5形」と表示されていることがある
  • 買うときは商品名ではなく電圧(1.5V)と型番(LR1)で判断する
  • 間違えて入れたらすぐに取り出し、熱や煙があれば触らずに冷めるのを待つ

端午の節句にオヤジギャグ(笑)

ちなみに今日(2015年5月5日の投稿時)は端午の節句である。単5の電池を誤発注した記念日になった。
(すみません、ここはオヤジギャグです)

2026年にこの記事を読み返してみても、この記念日の教訓はまったく色あせていなかった。電池を買うときは、「単5」の文字より先に「1.5V」を見る。これに尽きる。

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