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povoAIは使えるか?povo2.0ユーザー必見!無料AIの実力を徹底レビューしました

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povoAIは使えるか?いつものようにpovo2.0のアプリを開いたら、見慣れないアイコンが…その名も「povo AI」 。巷で話題のChatGPTみたいなやつが、なんとpovo利用者のpovoアプリで使えるようになりました。
「え、これって無料で使えるの?」「性能は? 有料のChatGPT Plusとどっちが賢いの?」気になりだしたら止まらないのが私の性分。というわけで、早速この新しい相棒候補の実力を、遊び心たっぷりに、でもちょっとだけ真面目に(笑)使い倒してみました。そのレポートです。

povoAIはどこまで使えるか?

そもそも「povo AI」って何者?

まず「povo」の説明です。「povo」はKDDIが出しているサブブランドの格安SIM通信サービスです。

KDDIのpovo2.0を契約、eSIMを選択すると手続き完了後すぐに使えるようになりました
先日購入した楽天ハンド5GというAndroid端末はeSIMしか設定できません。そこで、インターネット上で契約から通信開始まですべて設定が完結できるというKDDIの「povo2.0」を契約しました。低速ですが月額0円で使えて必要なときには通信量をトッピング購入すれば高速接続できるというオトクな仕様です。2台めのマシンにぴったりですね。

そして「povo AI」は「povo2.0ユーザーなら誰でも無料で使えるAIチャットサービス」です 。

驚くべきは、ただのAIじゃないってこと。あのOpenAIが開発した最新モデル「GPT-4o(本来は有料版のみ)」や、検索が得意な「Perplexity Sonar Pro」といった、複数の高性能AIを切り替えて使えるんです 。しかも、利用回数に制限がないという太っ腹っぷり 。これはもう「神アプデ」と言ってもいいんじゃないでしょうか 。

povo2.0アプリの下にある「povo AI」をタップするだけで、すぐに会話を始められます。外部のブラウザに飛んだりしないので、アプリ内でサクッと完結するのが地味に嬉しいポイントです 。

実際に使ってみた!povo AIの得意技はこれだ!

さて、理屈はこれくらいにして、実際に何ができるのか試してみました。これがまた、想像以上に「使えるヤツ」だったんです。

日常の「ちょっと教えて!」がめちゃくちゃ得意(検索がわり)

まずは小手調べ。「日本の国会議員は何名?」「今日の晩ごはん、何がいいかな?」とか「週末の旅行プラン、アイデア出して!」みたいな、日常の雑談から相談まで、気軽に投げかけてみました 。
返ってくる言葉が、なんだか親しみやすいんです 。難しい言葉を使わず、優しく教えてくれる感じ。AIとの会話が初めて、という人でも安心して使えますね。

写真を見せるだけで「これ何?」に答えてくれる

これ、個人的に一番楽しかった機能です!
庭に咲いていた名前のわからない花をパシャリと撮って、「この植物は何?」と写真をアップロードして聞いてみたんです 。そしたら、ちゃんと名前を教えてくれます。また、スイカをダイスカットした写真をアップロードして「これは何?」と聞くと「スイカの角切りです」という回答が返ってきました。その後に「なぜダイスカットするの?」と聞くと適切な回答が返ってきますので、どんどん疑問を深堀りできます。

手書きのメモを読み取らせたり、旅行先のメニューを翻訳させたり…いわゆる「マルチモーダル」ってやつですね。テキストだけじゃない、画像を使ったコミュニケーションができるのは、活用の幅がぐんと広がります 。

最新情報の検索ならお任せ!「Perplexity」が賢い

povo AIの隠し玉が、検索特化モデル「Perplexity Sonar Pro」を選べること 。
「最近のニュースを要約して」と頼んでみると、最新の情報源をきちんと示しながら、的確な答えを返してくれます 。
GPT-4oが博識な「物知り博士」だとしたら、Perplexityは信頼できる「リサーチの達人」。情報の正確さや出典を重視したいときは、こっちのモデルに切り替えるのが賢い使い方ですね 。

面倒な作業の時短もお手のもの

長いメールやPDF資料の要約、SNSの投稿文作成、文章の校正まで、面倒なテキスト作業もサクッとこなしてくれます 。テンプレートも用意されているので、「Instagramの投稿文」みたいに選ぶだけで、いい感じの文章を考えてくれるのは本当に便利です 。

povoAIと有料版のChatGPTとの比較表

povoAIの主要な機能について、有料版のChatGPTと比較してみました。

項目 povo AI ChatGPT Plus
提供元 KDDI(通信事業者)
OpenAI(AI研究開発企業)
直接コスト 0円
月額20ドル(約3,000円)
暗黙のコスト povo2.0回線の維持が必要(定期的なトッピング購入が必要) なし
主要アクセス povo2.0 モバイルアプリ
Web、iOS・Androidアプリ
中核戦略 通信契約を促進するための付加価値
プレミアムなAI製品
主要AIモデル GPT-4o, Perplexity Sonar Pro
GPT-4o, DALL-E 3, 高度な推論モデル (o1, o3等)
利用制限 「回数制限なし」(性能低下の可能性あり)
明確なメッセージ上限(例:GPT-4oで3時間あたり80回)

で、結局「買い」なの?povo AIの注意点と本当の価値

ここまでベタ褒めしてきましたが、もちろん良いことばかりではありません。冷静に注意点も見ていきましょう。

* povo2.0ユーザー限定の特典
当たり前ですが、この機能はpovo2.0回線の契約者でないと使えません 。

* 「基本料0円」の仕組みを理解しよう
povo AI自体は無料ですが、povo2.0は長期間(例:180日間)トッピングの購入がないと回線が利用停止になる可能性があります 。つまり、povo AIを使い続けるには、povoユーザーであり続ける必要がある、ということ。すでにpovoユーザーにとっては最高のプレゼントですが、AIのためだけにpovoを契約するのはちょっと考えどころですね。少し違うかもしれません。

* 画像「生成」や高度な「データ分析」はできない
有料のChatGPT Plusと比べて、できないこともあります。例えば、テキストから画像を「作り出す」機能(DALL-E)や、Excelファイル(CSV)をアップロードしてグラフを「作成する」ような高度なデータ分析機能はありません。あくまで、私たちのスマホライフを豊かにしてくれる「アシスタント」という立ち位置です。

【結論】povo AIは毎日を楽しくする最高の「おまけ」!

さて、最初の問いに戻りましょう。「このpovoAIは使えるか?」

私の答えは、「めちゃくちゃ使えます!」

有料のChatGPT Plusを完全に置き換えるものではありません。あちらはプロ向けの「万能ツールセット」。対してpovo AIは、私達povoユーザーのスマホ体験を格段に向上させてくれる、最高の「無料オプション」です。

私のスマホはiPhoneSE3という古い機種ですがデュアルSIM対応端末です。ですから主回線が契約済みでも、サブ回線としてpovoを選択することができます。

povoをサブ回線として使うデュアルSIM設定
povoをサブ回線として使うデュアルSIM設定の方法はこちら

実際に私は今年の3月からpovoをサブ回線にしています。最近のスマホはほとんどデュアルSIM対応ですから、サブ回線としてpovoを入れるのは有効な対策ですね。

こんな人には絶対おすすめです。

* すでにpovo2.0を使っているすべての人
* AIを気軽に試してみたいけど、月額料金はちょっと…という人
* 日々の調べ物や文章作成を、少しだけ楽にしたい人
* こんな人はChatGPT Plusがいいかも
* 仕事でAI画像生成や高度なデータ分析が必須なプロフェッショナル
* 自分専用のカスタムAIを作りたいパワーユーザー

通信とAIが融合する時代が、もう手のひらの上にやってきています 。povoユーザーなら、この楽しまない手はありません。難しいことは考えず、まずはアプリを開いて、新しい相棒に話しかけてみてください。きっと、あなたの毎日が少しだけ、もっと面白くなるはずですよ。