テクノロジーが変える中小企業のEC運営~AI技術を味方につける(ISICOオンラインセミナーを実施しました)

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テクノロジーが変える中小企業のEC運営~AI技術を味方につけるISICO主催のAIに関するオンラインセミナーで講師をさせていただきました。30名程度の募集ということでしたが、予定を大幅に超える受講希望者がいたようです。おありがとうございます。
オンラインセミナーの場合、受講者との交流がむずかしいのが弱点です。今回も初対面であろう人たちが多数参加してくれていました。そこで6章の各章ごとに質疑応答タイムを設けましたが、これがよかったようです。けっこう各章ごとに質問や意見交換をすることができました。

ISICOオンラインセミナー

今回のAIセミナーのレジュメ(全部で6章)

0.遠田がAIに取り組んだ5年間
1.社会は激変(生成AIがすごいことに)
2.ChatGPTの解説(できること)
3.WEBビジネスと生成AI→機会と脅威、事例も交えて紹介
4.シンギュラリティ→第4の波がきている
5.リスキリング→AI時代の生き方

WEBビジネスと生成AIについて

WEBビジネスを実践する事業者にとって、生成AIの活用が有望な主要項目は以下のとおりです。

1.ブログ記事生成
2.商品ページ作成
3.広告運用
4.アクセス解析
5.SEOに関する対策

今回のセミナーで紹介した当サイト内の記事について

今回のオンラインセミナーでは、当サイト内の記事も多用しましたが、詳細については説明を割愛したり不十分だったりしたかもしれません。そこで、関係がありそうな記事について以下に紹介しておきます。

まず、生成AIや人工知能に関するカテゴリがありますので、そのカテゴリ内の記事一覧から探すのが効率よいかもしれません。

AI(人工知能/ディープラーニング)
AIとは、人間の知能を模倣したコンピューターシステムのことです。AIは、機械学習や自然言語処理などの技術を用いて、画像認識や音声認識、翻訳、自動運転などのさまざまなタスクを実行することができます。 AIは、私たちの生活をより便利で快適なものにするために、さまざまな分野で活用されています。たとえば、自動運転車は、AIの技術を用いて、人間の運転に代わって車を運転することができます。また、AIは、病気の...

ChatGPTなど文章生成に関する内容

ChatGPTの「コードインタプリター」が無くなり「アドバンスドデータアナライズ」に変わりました
ChatGPTがまたプチリニューアルしています。先月開始トしたばかりのコードインタプリター(CodeInterpreter)というメニューが無くなりました。代わりに現れたのがアドバンスドデータアナライズ(AdvancedDataAnalysis)というメニューです。 なにがどう変わったのでしょうか。
ChatGPTでマインドマップを作成するには「Show Me Diagrams」というプラグインを使います
ChatGPTでマインドマップを作成できるようになりました。簡単なキーワードをいくつか入力するだけであっという間にマインドマップができるのでとっても便利です。 この機能を使うためにはChatGPTプラス(有料版)のプラグイン「Show Me Diagrams」が必要です。もともと「Show Me Diagrams」は、テキストを図示化するためのプラグインですが「マインドマップ化」もできました。
ChatGPTのプロンプトをカスタマイズして、「広報担当者」と「経営コンサルタント」のバージョンを作ってみました
CgatGPTのプロンプトエンジニアリングはどんどん進化しているようですね。知人の工夫やWEBでの知見をいくつか拝見し、自分もプロンプトのブラッシュアップを図ろうと思いました。 汎用性が高そうなプロンプトとして「広報担当者」と「経営コンサルタント」のシリーズを作成して試用してみました。広報担当者版はそれなりに使えそうなレベルになってきましたのでここで紹介しておきます。
ChatGPTのコードインタプリター(CodeInterpreter)機能を使えばワードやエクセルの情報を参照して校正や要約ができます
ChatGPT4のコードインタプリター(CodeInterpreter)機能が便利です。ワードやエクセルなどの自分で作成したファイルをアップロードし、その情報を参照して校正校閲や要約などをChatGPTにしてもらうことができます。 これまでこのように参照できるのはホームページのURLやユーチューブ動画のURLなどインターネット上の情報だけでしたが、自分オリジナルのファイルを参照できるということは活...
「SAKUBUN」でブログ記事をAI自動生成を指示すると3257文字を一気に書き上げてくれました
AIで文章を自動生成するという行為がだんだんと一般化してきましたね。ChatGPTなどの汎用AIツールを使うのが一般的ですが、文章作成専用のAIツールもかなり充実してきたようです。 その文章作成専用AIツールをいくつか調べてみましたが「SAKUBUN」というサービスがなかなか秀逸でした。基本的にはサブスクの有料ツールですが、無料トライアルができるので試してみました。
マイクロソフトエクセルかGoogleスプレッドシートか、表計算にChatGPTを組み込んで自動で表を作成する方法
表計算ソフトにChatGPTを連携させて組み込んで使うとむちゃくちゃ便利です。 なにかを比較調査したいとき、表組みにして項目や要素を一覧にして作成するという作業が発生しますね。そのさいに一項目ごとに検索した調べたり、考えたりして文章を記入していくのがこれまででした。ChatGPTを使うとこの作業が一気に短縮できます。とっても便利なので紹介しておきます。

生成AIのガイドラインや今後のビジネスについて

ChatGPTの「GPT」って何の略語?実はとっても大きな概念の技術用語でした
ChatGPTの「GPT」って何の略語だと思いますか? ChatGPTはOpeaAIが提供している大規模言語モデルで文章を自動生成するAIのことです。「Chat」とは「チャット」ですから「対話型である」ということを表しています。 そして「GPT」は「Generative Pre-trained Transformer(ジェネレーティブ プリトレインド トランスフォーマー)」の略語であり、和訳すると...

上記のページ内には、生成AIガイドラインについての解説やJDLA松尾先生の動画などの紹介もしています。

▼生成AIの利用ガイドライン
https://www.jdla.org/news/20230501001/

この動画はユーチューブで公開されています。

▼生成AIの構造や仕組みについて
「JDLA緊急企画!「生成AIの衝撃」〜ChatGPTで世界はどう変わるのか〜」
(イベントレポート / 動画アーカイブ)

(イベントレポート)JDLA緊急企画!「生成AIの衝撃」〜ChatGPTで世界はどう変わるのか〜
2022年11月、OpenAIによってChatGPTが発表され、話題を席巻しています。あわせて世界的なビッグテックが次々と大規模言語モデル開発に参入し、目覚ましい技術発展が続いています。 2023年3月9日(木)に開催したJDLA緊

この「生成AIの衝撃」という動画はChatGPTを知る上において、現段階では最高の情報が詰まっています。ぜひ視聴することをお勧めします。

なお、この2時間の動画をChatGPTを使って文章要約をしたページがあります。ChatGPTの有料版を使いプラグインを組み合わせると、誰でもユーチューブ動画の字幕を読み取ってその内容を要約することができるのです。これはこれですごいことですね。

VoxScriptを使って2時間のユーチューブ動画を簡単に要約できるようになりました
ChatGPTプラス(有料版)のプラグインの中には、ユーチューブ動画の内容を読み込んで文章で要約するという機能を持った「VoxScript」というプラグインがあります。これがなかなか優秀で、2時間の動画の要約をわずか数分で取得することができるようになりました。 しくみとしては、ユーチューブ動画内にある字幕を読み込み、その内容を取り込んだ上でChatGPTにコンテキストとして読み込ましています。

上記の内容をご覧になりながら動画を視聴するのがよいと思います。(ChatGPTのプラグインの説明もしていますので、そっちのほうに興味があるかたもどうぞ)

生成系AIに関する試験「JDLA Generative AI Test 2023」のシラバスから試験対策の重要用語集を作成しました
明日(2023年6月24日)、生成系AIに関する「JDLA Generative AI Test 2023」という試験が実施されます。実施主体は一般社団法人日本ディープラーニング協会(通称:JDLA)という公的な機関です。現段階で生成系AIに関する知識を証明する試験としてもっとも権威があるパスポートになるかもしれません。 その試験範囲(シラバス)から重要な用語をピックアップし簡潔な解説をまとめた用...
物魂電才(ぶっこんでんさい)とは「ものづくりの魂でDXすること」であり、これからの日本に求められる考え方(安宅和人)
物魂電才(ぶっこんでんさい)という言葉を初めて聞いたときはそれって何「????」と、頭の中に「はてな」が並びました。しかし、この言葉には含蓄があります。よくよく意味を考えてみるととても深い洞察と意義が感じられました。 物魂電才を提唱しているのは、シンニホン著者の安宅和人さんです。物魂電才とは「ものづくりの魂でDXすること」であり、これからの日本に求められる考え方だということです。

このセミナーについて

事前告知はこれです。

テクノロジーが変える中小企業のEC運営~AI技術を味方につける(ISICOオンラインセミナー告知)
「テクノロジーが変える中小企業のEC運営~AI技術を味方につける」というISICO主催のオンラインセミナーがあり、遠田が講師をさせてだくことになりました。ZOOMを使ったオンライン開催で、申込みさえすれば無料で受講可能です。 生成AI活用やEC運営に興味をお持ちの事業者さんは、この機会に受講されてみてはいかがでしょうか。

詳細はISICOさんにお問い合わせください。

今回のオンラインセミナーは受講者の受講後の満足度が高かったそうです。ISICOさんの進行のおかげです。おありがとうございます。