ChatGPTやGoogleのGemini(旧Bard)といった「生成AI」は急速に進化し、私たちのビジネスシーンにも欠かせない存在となりつつあります。リサーチ、文章の要約、アイデア出し、翻訳、ブログ記事の草案作成など、その活用範囲は広がっています。一方で、「もっと便利に使えないか?」と感じることが増えてきました。
例えば、ブログを書いているときに「この記事に関連する情報をAIに聞きたい」と思ったら、WordPressの編集画面から一度離れ、別のタブでGeminiを開き、質問を投げ、また元のタブに戻る…といった作業が発生します。この「タブの切り替え」が、実は集中力を途切れさせ、地味に時間を奪っていく「チリツモ(塵も積もれば)」な非効率を生んでいるのです。
今回、この悩みを一気に解決してくれる素晴らしいツールに出会い、導入してみました。その結果、作業効率が劇的に向上しましたので、ぜひ皆様にもご紹介したいと思います。それは、まじんさん作「Geminiサイドバー」拡張機能です。
まじんさん作「Geminiサイドバー」拡張機能をBraveブラウザに導入しました
「まじん式スライド」で有名な、まじんさんとの出会い
皆様は「まじん」さんをご存知でしょうか?
「まじん式スライド」という、非常にわかりやすく、かつデザイン的にも洗練されたスライド作成術で一躍有名になった方です。ITツールやAI活用に関する情報発信も精力的に行われており、その知見の深さとセンスの良さで、多くのファンを魅了しています。

私も以前からまじんさんの発信に注目していましたが、先日、そのまじんさんが「クローム拡張機能で”遊ぼう”」というテーマのセミナーを開催されました。

「拡張機能」というのは、Google Chromeなどのウェブブラウザに「追加機能」をインストールして、自分好みにカスタマイズできる便利な仕組みのことです。
残念ながら私はそのセミナーには直接参加できなかったのですが、後日、まじんさんがセミナー内容を「note(ノート)」という情報発信プラットフォームで公開されました。

喉から手が出るほど欲しかった「自作ツール」
そのnoteの記事で、セミナーで特に好評だったという「自作ツール」が紹介されていました。
それはなんと、「ブラウザのサイドバーにGemini(生成AI)を表示させる」という、まさに私が求めていた機能を実現するChrome拡張機能だったのです!
これがあれば、もうタブをいちいち切り替える必要がありません。どんなページを見ていても、ブラウザの横(サイドバー)に常にGeminiがいてくれる状態になります。
「これは絶対に便利だ!」と直感しました。
この素晴らしい自作ツールは、有料セミナーの参加者向けということもあり、noteでも有料記事(応援価格5000円)として公開されていました。
「5000円」という価格。 一瞬、迷う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これが日々の業務効率をどれだけ上げてくれるかを想像しました。
タブ切り替えの手間が1日に何十回となくなり、集中力が維持され、作業時間が短縮される…。その「時間」という価値を考えれば、5000円は決して高くありません。むしろ、開発者であるまじんさんへの「応援」と「感謝」の気持ちを込めて購入するのにふさわしい価格だと感じました。
導入への小さな壁「Braveブラウザでも動くのか?」
購入を決意した私ですが、一つだけ心配な点がありました。 それは、私のメインブラウザがGoogle Chromeではなく「Brave(ブレイブ)」だったことです。
Braveブラウザをご存知ない方のために少し説明しますと、これはGoogle Chromeと同じ「Chromium(クロミウム)」という設計図(ベース)から作られているブラウザです。そのため、基本的にはChromeの拡張機能がそのまま使えることが多いのが特徴です。
しかし、「多い」というだけで、「すべて」ではありません。100%の完全互換ではないため、一部の拡張機能はうまく動作しないこともあります。
せっかく購入しても、私のBraveで動かなかったら悲しい…。そう思い、勇気を出して、X(旧Twitter)でまじんさんに直接質問をしてみました。
「まじんさん、このGeminiサイドバーのツール、Braveブラウザでも動作しますでしょうか?」
すると、まじんさんから、とても迅速で、かつ非常にありがたいお返事をいただけたのです。
「もしChrome拡張使えなかったら返金申請してください!ご満足いただけないならお金は頂けないです。ご遠慮なく!!」

このお言葉に、私は心底感動しました。ツールの機能性だけでなく、まじんさんのこの誠実で親切な対応に、ファンになってしまうのは当然のことだと感じました。「この方からぜひ購入したい!」と、私の迷いは完全に消え去りました。
braveでも使えるそうなのでやってみます。 https://t.co/WntzxKTgmy
— 遠田幹雄@中小企業診断士 どもども (@tohdamikio) October 28, 2025
ついに実装!想像以上の快適さに感動
まじんさんの温かいお言葉に背中を押され、私はすぐにnoteで記事を購入(課金)し、拡張機能のデータをダウンロードしました。
Chrome拡張機能のインストールは、通常「Chromeウェブストア」から行いますが、このように開発者から直接ファイル(zipファイルなど)で提供されたものを導入する場合は、少しだけ特別な手順が必要です。
といっても、決して難しくはありません。 ブラウザの「拡張機能」の管理画面を開き、「デベロッパーモード」をオンにして、ダウンロードしたファイルを所定の場所にドラッグ&ドロップ(または読み込む)するだけです。
(※まじんさんのnote記事には、この導入手順も画像付きで丁寧に解説されていましたので、ITに詳しくない方でも迷うことはないと思います。)
ドキドキしながらBraveブラウザに実装してみました。

「MajinTools」が、拡張機能としてセットできました。そして、いよいよアイコンボタンを押しててみると…
やりました!見事に表示されました!
ブラウザの右側に、目的だった「Geminiサイドバー」が常駐してくれるようになったのです。

この便利さは、想像以上でした。
例えば、競合他社のホームページを見ながら、サイドバーのGeminiに「このサービスの特徴を3行で要約して」と頼んだり、メールを書いている画面の横で「この文章を、もっと丁寧なビジネスメールに書き換えて」と指示したりできます。
ブログ執筆が「サクサク」進む快適な環境

そして今、まさにこの記事を書いています。 私のPC画面は、左側にWordPress(ブログ編集画面)、そして右側に「Geminiサイドバー」が表示されています。
記事の構成を考えているとき、 「中小企業経営者に響く、AI活用のメリットって他に何があるかな?」 とGeminiに問いかける。
文章を書いていて、 「『チリツモ』って、もっと分かりやすい表現ないかな?」 とGeminiに相談する。
これらすべてが、WordPressの画面から一度も離れることなく、シームレスに行えるのです。
これは、単に「楽(らく)」というだけではありません。思考が中断されないため、文章作成の「リズム」が良くなります。結果として、記事作成のスピードが格段に上がり、質も向上すると感じています。
まとめ:優れたツールへの投資は「未来の時間」を買うこと
中小企業の経営者様にとって、「時間」は最も貴重な資源の一つです。日々の業務に追われる中で、いかにして生産性を高めるかは永遠の課題です。

今回ご紹介した、まじんさん作の「Geminiサイドバー」拡張機能は、まさにその課題を解決してくれる強力なツールの一つです。
「5000円」という初期投資は必要ですが、これで得られる「未来の作業時間」と「途切れない集中力」は、その何倍もの価値があると私は断言します。
そして何より、まじんさんのような素晴らしいツールを開発し、惜しみなく共有してくださる方へ「ありがとう」と「応援しています」の気持ちを込めて対価をお支払いすることは、IT業界全体の活性化にもつながる、とても意義のある消費だと考えています。
もし皆様が、Google ChromeやBraveブラウザ(おそらくEdgeなど他のChromium系ブラウザでも大丈夫でしょう)をお使いで、Geminiなどの生成AIをもっと活用したいとお考えなら、まじんさんのnoteをご覧になってみてください。

(※本記事はPR記事ではなく、私(遠田)が自腹で購入し、感動したため、勝手にご紹介しているものです。)
便利なツールを賢く活用し、日々の業務を効率化して、私たち中小企業がさらに飛躍していくための一助となれば幸いです。

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
会社概要およびプロフィールは株式会社ドモドモコーポレーションの会社案内にて紹介していますので興味ある方はご覧ください。
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