2026年に入りまだ二日目ですが、今年は穏やかでよい新年のスタートを切れました。なにより一昨年起きた能登半島地震が1月1日発災だったので、穏やかに過ごし正月というのはありがたいものです。
さて、新しい年になったタイミングで、WEBサイトの「環境見直し」を行っています。今回は、長年WEBサイトに設置していた「営業日カレンダー」の刷新についてです。
WEBサイトに表示する営業日案内(休日案内)
10年以上動き続けたCGI、でもそろそろ…
これまで当社のサイトでは、sche38というフリーのCGIプログラムを利用してカレンダーを表示していました。 シンプルで動作も軽く、10年以上もの間、一度もトラブルを起こすことなく稼働してくれていました。愛着すらあります。

※ちなみに2026年は5連休が5月と9月の2回あります
しかし、冷静に考えると「10年前のプログラム」を使い続けることにはリスクがあります。あらためて作者のサイトを見ると最終更新が2020年なので、もう5年以上更新がありません。それだけ安定しているという考え方もありますが、一方で不安もあります。
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セキュリティの懸念: 古いコードは現代の攻撃手法に脆弱かもしれない。
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サーバー環境の変化: レンタルサーバーの仕様変更(Perlのバージョンアップなど)で、ある日突然動かなくなる可能性がある。
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スマホ対応: 昔の表形式のデザインは、今のスマホでは小さくて見づらい。
「壊れていないから」といって放置せず、先回りしてリスクを回避するのも大事な管理業務です。そこで思い切ってCGIを廃止することにしました。
代替案は「Googleカレンダー」一択
代わりのツールとして選んだのは、すでに業務で利用しているGoogle Workspace(Googleカレンダー)です。
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コストゼロ: 追加料金がかからない。
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安全性: セキュリティはGoogleにお任せできる。
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更新が楽: スマホアプリからでも休日の登録・変更ができる。
良いことづくめに思えましたが、実際にWEBサイトに埋め込もうとすると、いくつか「思っていたのと違う」壁にぶつかりました。
意外に面倒だった設定の落とし穴
1. 「背景色」ではなく「帯」で表示される 以前のCGIは「休みの日のマスを黄色く塗る」という表示でしたが、Googleカレンダーでは「その日に『定休日』という黄色い帯(予定)を入れる」という見せ方になります。 最初は違和感がありましたが、慣れれば「帯がある=休み」と明確で、スマホでも見やすいので良しとしました。
2. 祝日に「クリスマス」や「七夕」が表示されてしまう これが一番の悩みどころでした。 「日本の祝日」を表示させる設定にしたところ、営業日であるはずのクリスマスイブや七夕までカレンダーに表示されてしまい、お客様に「休みかな?」と誤解を与えかねない状態に。
設定画面で「祝日のみ」に変更しても、なぜかWEBサイト上の埋め込みカレンダーには反映されません。 調べた結果、埋め込み用のコードには「祝日のみを表示する特殊なカレンダーID」を指定しないといけないことが判明。
日本の休日をきちんと表示するためには
ja.japanese.official#holiday@group.v.calendar.google.com
というIDのカレンダーをわざわざ追加して読み込ませることが必要なようです。
これはこれで面倒ですね。それなら最初から休日カレンダーに祝日や年末年始休業日を記入した方が早いと思います。
というわけで、この処理はどうするかを後回しにしました。
iframeで設置完了、運用スタート
最終的に、定休日(黄色い帯)と日本の祝日(ラベンダー色の帯)がきれいに並ぶカレンダーが出来上がりました。 WEBサイトへの設置は、Googleが発行するiframeタグを貼り付けるだけ。
株式会社ドモドモコーポレーションの営業案内カレンダーは以下のとおり(定休日とバナナ色で表示されている日と、国民の祝日としてラベンダー色で表示されている日は休業日です)
※節分やクリスマスが祝日のように表示されることがありますが「国民の休日」でない日は営業日です
見た目は少し変わりましたが、お客様にとっては「Googleマップ」などでお馴染みのデザインなので、むしろ違和感なく受け入れてもらえるのではないかと思います。
古い仕組み(CGI)を手放すということ
今回の移行で感じたのは、「古い仕組み(CGI)をできるだけ使わないようにすることが、一番のリスク回避になる」ということです。
独自のCGIは自由度が高い反面、メンテナンスを自分(または管理者)がし続けなければなりません。 一方、Googleカレンダーのようなクラウドサービス(SaaS)に乗っかれば、機能改善やセキュリティ対策はプラットフォーム側がやってくれます。
「まだ動くから」といって放置せず、定期的にWEBサイトの裏側を見直して、時代に合わせたツールに置き換えていく。 地味ですが、長くサイトを運営していく上では欠かせない作業ですね。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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