間違いだらけの原価管理(食品製造編)など魅力的なテーマの勉強会を行っている富山の中小企業診断士たち

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syokuhingenkakeisan.jpg富山県の中小企業診断士たちの私的な勉強会に参加させてもらった。今回は、間違いだらけの原価管理(食品製造編)、食品表示関連法改正や消費増税でいろいろ変わる食品表示ルールの2つが基調テーマ。発表者(講師)はそれぞれ、正力さん、坂田さん、と食品ビジネスに強い中小企業診断士である。参加者は受験生なども含め約10名だった。

まず、富山までは電車で。富山駅からは徒歩で神通町たむらへ。十割蕎麦がおいしい蕎麦の名店で腹ごしらえをした。

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その後、まいどはやバスに乗り目的地の富山県民会館へ。「まいどはやバス」とは、富山市内をぐるぐる廻るワンウェイの巡回バスで、土日も平日も同じダイヤで走っている。運賃はどこで降りても100円という良心的な価格。コンパクトシティを標榜する富山市ならではの市民の足としてインフラになっている。

「神通町」から乗り「サンシップとやま」まで下車。そこから徒歩数分で県民会館に到着。

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勉強会は午後1時から午後5時少し前まで。前述のふたりの診断士の発表と意見交換などでとても学びの多い勉強会だった。食品ビジネスをしている関係者にぜひとも聞いてもらいたいような内容で、具体的な事例も豊富だし、これからの対応に多数の示唆に富んでいた。費用は会場費の割り勘分の500円のみ。価値ある内容をこんなに安く学ばせていいただき感謝。

5時過ぎからは場所を富山駅前の居酒屋に変えて懇親会。年末連休の土曜日とあってひとつの会場に入りきれず2つの会場に別れたが、その後は駅地下の居酒屋で合流しふたたび一献を酌み交わした。

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遠田は以前(15年くらい前)に金沢で中小企業診断士養成講座の講師を3年くらいさせていただいていた。そのころの受講生で今はバリバリの診断士になっているという方も懇親会に駆けつけてきてくれて交流することができた。

啐啄の機

啐啄の機(そったくのき)ということを教わった。「啐」はひなが卵の殻を破って出ようとして鳴く声、「啄」は母鳥が殻をつつき割る音である。雛が殻を内からつつくタイミングと母鶏がそれに応じて外から殻をつつくタイミングがぴたりと一致することで、雛は世に生まれでることができる。このタイミングがずれると雛は生まれることができないという。

つまり、意逸してはならない好機。それぞれがぐあいよく合致して、それをのがすと他には得られなくなるような機会や時のことを表すのが啐啄の機である。

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企業内の中小企業診断士には「独立」という言葉が頭をよぎることがある。まさに好機である。