2025年、Zoomはビデオ会議ツールの枠を超え、AIを核とした統合ワークスペースへと進化を遂げています。最新バージョン6.5.3に至るまで、特に「AI Companion」の機能拡張と、新たなプラットフォーム「Zoom Workplace」の導入が大きな柱となっています。
音声だけ録音して議事録作成するということも簡単にできるようになっています。
ZOOMを最新版に更新しました
最新バージョンは6.5.3です
ZOOMをWEBブラウザからスタートした場合、ZOOMアプリの更新に気づかないことがあります。7月1日の段階でかなり機能追加されたバージョンになっていたようですので、更新しました。

今年に入ってからの主な新機能は以下の通りです。
AI機能の飛躍的進化:「AI Companion」の強化
2025年のZoomのアップデートで最も注目すべきは、AIアシスタント「AI Companion」の機能が大幅に強化された点です。これまでの要約機能などに加え、より能動的にユーザーをサポートする「エージェント型AI」への進化が見られます。
- 会議後のタスク自動化: 会議中の会話からAIが自動的にタスクを抽出し、担当者を割り当て、期限を設定するなど、議事録作成からタスク管理までをシームレスに行えるようになりました。
- インテリジェント要約の強化: 複数回の会議にまたがる議論の内容をAIが統合し、文脈を理解した上での要約を生成する機能が向上しました。
- リアルタイム翻訳のサポート: チームチャットなどにおいて、リアルタイムでの翻訳機能が追加・改善され、多言語でのコミュニケーションがより円滑になりました。
- AIレコーディング機能: 録画された会議内容の文字起こしはもちろん、キーワード検索や、重要なポイントをまとめたハイライト動画の自動生成が可能になりました。
新プラットフォーム「Zoom Workplace」の登場
従来のZoomアプリは、コミュニケーションハブとして再定義された「Zoom Workplace」へとブランド名を一新しました。単なるビデオ会議アプリから、チャット、電話、ホワイトボード、カレンダー、そして多数のAI機能を統合した、包括的なワークスペースへと進化を遂げたのが特徴です。
- ユーザーインターフェース(UI)の刷新: より直感的で使いやすいインターフェースへとデザインが変更されました。「ビデオ」と「エフェクト」設定が統合されるなど、各種設定項目が整理され、アクセスしやすくなっています。
- 新機能「Zoom Clips」と「Zoom Huddles」:
- Zoom Clips(ベータ版): 短いビデオメッセージを簡単に作成・共有できる機能が追加されました。非同期的なコミュニケーションを促進します。
- Zoom Huddles: チームメンバーが気軽に出入りできる仮想的な作業スペースを提供する機能です。偶発的なコミュニケーションを誘発し、チームの一体感を醸成します。
利便性を高める細やかな機能改善
日々の利用シーンで役立つ、細やかな機能改善も多数行われています。
- ブレイクアウトルームへの直接移動: 待機室にいる参加者を、メインルームを経由せずに直接ブレイクアウトルームへ割り当てられるようになりました。大規模なイベントや研修などで、参加者の振り分けがよりスムーズに行えます。
- チームチャットの機能強化:
- 1メッセージあたりの文字数制限が大幅に拡張されました。
- 検索機能が強化され、ダイレクトメッセージに特化したフィルターが追加されるなど、過去のやり取りを見つけやすくなりました。
- 共有投票機能のサポート: 会議やウェビナーの主催者は、事前に共有された投票コンテンツにアクセスし、セッション中に利用できるようになりました。
2025年のZoomは、AI技術を深く組み込むことで、会議の生産性向上から、日々の業務フローの自動化まで、働き方そのものを変革するツールへと大きな飛躍を遂げています。バージョン6.5.3は、こうした革新的な機能群を安定して提供するための、重要なアップデートと言えるでしょう。
今後もAI Companionを中心とした機能強化が継続的に行われることが予想されます。

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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