AI(人工知能/ディープラーニング)

ローカルAIならGemmaが優秀ですね、LMスタジオにgemma3nの6.9Bモデルは4.24GBという小さなサイズでした

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最近、AI(人工知能)の話題をよく耳にしますよね。ChatGPTやGeminiなどの生成AIや、チャットボット、自動翻訳など、AIはますます私たちの生活に溶け込んできています。でも、AIを使うにはインターネット(クラウド)にアクセスしないといけない、そんなイメージはありませんか?
そこで登場するのが「ローカルAI」。これは、インターネット上のサービスを使わずに、自分のパソコンだけでAIを動かす方法です。ローカルAIには、インターネット接続が不要で安心して使えるという魅力があります。今回は、そんなローカルAIを手軽に体験できる「Gemma 3n」モデルと、それを快適に動かせる「LM Studio」についてご紹介します。

ローカルAIをもっと身近に!「Gemma 3n」モデルで始める快適AI生活

「LM Studio」ってなに?

まずはAIを動かすための「舞台」となるツール「LM Studio(エルエムスタジオ)」についてご紹介しましょう。

「LM Studio」は、ローカルAIモデルを簡単に使えるようにしてくれるアプリケーションです。使い方はとてもシンプルで、専門的な知識がなくてもAIモデルの導入から実行までサポートしてくれます。インターフェースも直感的で、まるでスマホアプリを触っているような感覚でAIを扱えるのがポイントです。

「DeepSeek-R1」をノートPCだけで動くローカルAIに!「LM Studio」で「DeepSeek-R1-Distill-Qwen-14B-Japanese」を使う設定にしました
サイバーエージェントさんが「DeepSeek-R1」を日本語でのチューニングを強化したローカルAIデータを公開しています。このファイルを使えばノートPCで、インターネット接続なしでAIが使えるようになります。つまり「ローカルAI」が実現できるのですが、このローカルAIが「推論できるR1」ならかなり強力です。実際に私の非力なノートPCで動くかどうかを試してみました。
ノートPCで使うローカルAIは試行錯誤の末…結局「Gemma 3-12B」に落ち着きました
ノートPCでローカルAIを試しています。これまではLMスタジオでDeepSeek R1を使っていました。伝説のSE中島聡さんも「もうDeepSeekは使い物にならない」と指摘しているようで、やはり性能面など課題が多いみたいですね。うぅ…残念(T_T)。そこで中嶋聡さんオススメの「phi4」と「Gemma3(ジェンマスリー)」を試してみました。いろいろなモデルを試し、回答精度や回答速度を考慮した結果...

これまでも最新モデルが出るたびに試用していました。

軽くて高性能!「Gemma 3n」モデルとは?

今回注目したいのが、「Gemma」シリーズの派生モデルである「Gemma 3n(ジェンマ スリーナノ)」です。

特に、6.9B(69億パラメータ)モデルは驚きの軽さ。たったの約4.24GBのストレージサイズで動作するのに、高い性能を発揮します。この「コンパクトさ」は、普段使っているノートパソコンでもAIモデルがスムーズに動くという大きなメリットになります。

「Gemma」は、Googleが開発したLLM(大規模言語モデル)で、Gemma 3nはその中でも「軽量」「省メモリ」「高速」を重視して開発された派生版です。ローカルAIの入門にぴったりの存在といえます。

Gemma 3nを使うと、何がいいの?

ローカルAIとして「Gemma 3n」を使うと、次のようなメリットがあります。

  • 動作が軽快!
    モデルサイズが小さいため、高性能ではないノートパソコンでも快適に動作します。

  • 導入が簡単!
    「LM Studio」を使えば、難しい知識がなくてもすぐに使い始められます。

  • プライバシーも安心!
    インターネットに接続せず、自分のパソコンだけでAI処理が完結するので、個人情報やデータの漏洩リスクを抑えられます。

まとめ:これからのAIは「手元」で使う時代!

「Gemma 3n」と「LM Studio」の組み合わせは、ローカルAIをもっと身近にしてくれる素晴らしいツールです。AIを使ってみたいけれど、設定が難しそうと感じていた方にも、ぜひ試してみてほしいモデルです。

あなたのパソコンが、明日から頼もしいAIパートナーになるかもしれませんよ。