Excelのエラーで「コマンドを送信しているときにエラーが発生しました」とファイルが開けなくなったときの対処法

Excelが突然ファイルを開けなくなってしまったという問題がでた。現象としては、エクセルの「ファイル＞開く」からだと普通にファイルを開くことができるのに、デスクトップに置いてあるファイルをダブルクリックしたときにはファイルが開かない。
そのときに「コマンドを送信しているときにエラーが発生しました」という表示がでる。

Excelのエラー

コマンドを送信しているときにエラーが発生しました

デスクトップにあるファイルをダブルクリックすると以下の様なエラー表示がでる。

対処法は以下のとおり

まず対処法は、「ツール＞オプション」で開くダイアログの「全般」をクリックして、「他のアプリケーションを無視する」というチェック（☑）が入っているかどうかを確認する。ここでチェックが入っていたら、このチェックを外すと解決する可能性が高い。

（この画像はエクセル2003以前のバージョン）

ファイルが開かないエラーの原因

フェイル（Excelのブック）をダブルクリックすると、そのファイルを開くように指示する「動的データ交換 (DDE)」というメッセージがExcelに送信される。実は「ダブルクリック」するということは「エクスプローラー」というウィンドウズのプログラムが動作している。
しかし、Excel の「他のアプリケーションを無視する」のチェックボックスが入っていると、他のプログラムから送信された DDE メッセージが無視される。このため、ダブルクリックによってエクスプローラーからExcelに送信されたDDEメッセージが無視され、ダブルクリックしたファイルが開かないということになる。
この現象が起きているときは、Excelの「ファイル＞開く」だと開くことができるのも特徴だ。

エクセルのバージョンによる表示の違い

上記の説明はエクセル2003以前のバージョンである。エクセル2007、エクセル2010でもほぼ同様の処理で対応できるが、表示されるメッセージやメニューが少し違うので注意してほしい。
以下はマイクロソフトの「Excel エラー: プログラムにコマンドを送信しているときに、エラーが発生しました」より引用

遠田幹雄（とおだみきお）

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遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。

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