PageSpeed Insights(ページスピード・インサイト)はGoogleが、独自ドメインのWEBサイトの表示速度の適正を分析してくれるサービスです。これまでは「パフォーマンス」という代表的な指標など、表示速度を重視した調査項目ばかりでしたが、今月から分析項目が増えました。
「ユーザー補助」、「おすすめの方法」、「SEO」という項目が追加になっています。とくに「SEO」という項目が増えたことにはちょっと注目ですね。Googleはどのような意図でこのようなメニューを増やしたのでしょうか。
PageSpeed Insights(ページスピード・インサイト)
Googleが提供しているサイト表示速度測定サービス
PageSpeed Insights
https://pagespeed.web.dev/
上記のURLにて、測定したいWEBサイトのURLを入力すれば約1分程度ので分析結果を表示してくれます。
当社の本日の分析結果は以下のとおりです。
▼「https://www.dm2.co.jp/」の分析結果
パフォーマンス
「パフォーマンス」はWEBサイトの表示速度に関する総合的な指標です。基本的に指標の数字は100点満点で表示されています。
ユーザー補助
「ユーザー補助」はアクセシビリティのことで、ユーザーがコンテンツにアクセスしたさいに、そのWEBサイトがちゃんと使いやすくなっているかというようなことを分析しています。
おすすめの方法
「おすすめの方法」は、そのWEBサイトの健全性などを分析し、解決策を示してくれています。例えば、「httpsになっていない」とか、古くなった技術が使われているかとか、セキュリティに関する問題も分析してくれます。
SEO
「SEO」は、検索エンジンがそのWEBサイトを理解するために必要な設定ができているかどうかを分析しています。メタタグなどの基本的なこと程度なので、基本的にこの項目は満点の「100点」が必要ですね。
ということで、SEOに関しては新しい分析指標というよりは、基本的な設定がされているかどうかという本当に基礎的な分析のようです。
分析データはライトハウス(Lighthouse)のものを使っているようです
ライトハウス(Lighthouse)とは、Googleが無料で提供しているWEBサイトを分析・診断するためのGoogle Chrome拡張機能です。
今回のページスピード・インサイトのリニューアルは、もともとライトハウスで提供していたデータをページスピード・インサイトでも見ることができるようにデータを連携させたようですね。
パフォーマンスの監査
パフォーマンスを測定し、ページの読み込みを高速化するために必要な改善項目を見つけ出します。アクセシビリティの監査
すべてのユーザーがコンテンツにアクセスし、サイトを効果的に操作することができていますか?監査のベストプラクティス
以下のベストプラクティスに従って Web ページのコードの健全性を改善します。SEO の監査
検索エンジンは、どの程度あなたのコンテンツの内容を理解できているのでしょうか?PWA の監査
あなたのサイトの高速性、信頼性、インストール可能性を測定します。
詳細は
https://developer.chrome.com/ja/docs/lighthouse/?hl=ja
にてご確認ください。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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