Googleはモバイル検索結果に「サイト名」を自動的に表示するようになりました

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Googleはモバイル検索結果に「サイト名」を自動的に表示Googleはモバイル検索結果の「URL名」の上部に「サイト名」を表示するようになりました。どうも11月から正式導入されたようです。
当社の場合ですと「URL名」の上には「ドモドモコーポレーション」と表示されています。この表示名の決定には「タイトルタグ(<title>)」を利用しているようですが、どうもそれほど単純ではないようです。<h1>タグ、OGPのog:site_nameで指定した記述内容、構造化データなどからGoogleがAIで判定しているのではないかといわれています。

Googleのモバイル検索結果表示の変化

スマホで検索した場合は「URL名」の上に「タイトル名」が表示されています。

株式会社ドモドモコーポレーションの場合

Googleはモバイル検索結果に「サイト名」を自動的に表示

このページのhtmlソースでタイトル名に影響を与えていそうなのは

<title>株式会社ドモドモコーポレーション | 中小企業診断士の遠田幹雄が代表の経営コンサルタント会社です</title>
<meta property=”og:title” content=”株式会社ドモドモコーポレーション”/>
<meta name=”apple-mobile-web-app-title” content=”株式会社ドモドモコーポレーション”>

です。

当社の場合は「ドモドモコーポレーション」と表示されていて、会社名の正式名称である「株式会社ドモドモコーポレーション」ではありません。「株式会社」の部分が省略されています。

このタイトル名はGoogleが自動的に選んでいるようです。

花王の場合

▼花王の場合は「Kao」でした

花王の場合は「Kao」ですが、ちょっと不思議ですね。

htmlソースの中でタイトル名の選定に影響を与えていそうなのは

<title>Kao 花王株式会社</title>
<meta property=”og:title” content=”Kao 花王株式会社” />

でした。

「Kao」を選ぶか「花王」を選ぶか「花王株式会社」を選ぶか三択だと思いますが、Googleは「Kao」を選択しています。
<title>Kao 花王株式会社</title>の先頭が「Kao」なのでそれを選択した可能性が高そうです。

当社の場合も「株式会社」という表示は省略されていましたが同じように花王のような大会社でも「株式会社」を省略表示しています。おそらくGoogleはタイトル名に「株式会社」は表示しないという方針なのでしょうね。

ソニーの場合

▼ソニーの場合は「SONY」でした

htmlソースの中でタイトル名の選定に影響を与えていそうなのは

<title>ソニー製品情報・ソニーストア – ソニー</title>

だけでした。

<title>ソニー製品情報・ソニーストア – ソニー</title>の中には「SONY」という英文表記はありません。
あえて、あるとしたらURL名が「sony.co.jp」ですが、URL名をタイトル名にするというのはちょっと違和感があります。

これはかなり不思議ですね。

「SONY」というタイトル名そのものは、世界的企業である会社だけにたしかにそれでもよいのですが、タイトル名を選定する重要要素であるタイトルタグには「SONY」という表示がありません。カタカナの「ソニー」ではなく英文の「SONY」をタイトル名として選んだGoogleにはなにかその必然性があったのでしょうね。

ということは、単にタグからだけでなく「なんらかの総合的な判定」をしているのではないかということが想定できます。

思ったよりも複雑にタイトル名の選択をしていそうですね。おそるべしGoogleです。

サブドメインの場合

サブドメインというのは、本体ドメインの前につく部分があるドメインです。当社だと「shop.dm2.co.jp」というBASEで利用しているサブドメインがありますので調べてみました。

Googleはモバイル検索結果に「サイト名」を自動的に表示

サブドメインの場合はタイトル名が表示されずに、サブドメイン名そのものが表示されています。

PCでWEBブラウザの場合

ちなみに、PCのWEBブラウザで検索した場合の検索結果画面はこれまでと同じでした。

Googleはモバイル検索結果に「サイト名」を自動的に表示

PCのWEBブラウザだとURL名の上にタイトル名の表示はありません。