通信SIMカード

通信費を実質的に月額無料にしつつ安定した通信環境を実現するなら「楽天モバイル株主優待+povo」デュアルSIM運用です

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「楽天モバイル株主優待+povo」デュアルSIM運用スマートフォンの通信費は固定費の一部ですから少しでも節約したいですよね。一方で、通信の安定性や品質も重要な要素です。
今回は、その両方を満たす方法として私が使っている実質的に月額無料のプランを紹介します。それは「楽天モバイル株主優待プラン」と「povo」をデュアルSIMで運用する方法です。

スマホ通信料を安く安定して利用する方法

「楽天モバイル株主優待+povo」デュアルSIM運用

主回線には楽天モバイル株主優待無料プランを活用

楽天グループの株主には、楽天モバイルの1年間無料プランが提供される優待制度があります。これを活用することで、月間30GBまでのデータ通信が無料で利用可能となります。さらに、専用アプリ「Rakuten Link」を使用すれば、通話料も無料で、一般的なスマホ利用にかかる通信費を実質0円に抑えることが可能です。

楽天モバイルの株主優待pSIM(物理SIM)が届きました、構成プロファイルの設定に注意しましょう!
楽天グループの株主に配布される楽天モバイルのSIMが4月26日に届きました。早ければ4月下旬から順次配送ということでしたが、想定より早く届きました。届いたSIMは「eSIM」ではなく「pSIM(物理SIM)」なので、実際にスマホやノートパソコンのSIMソケットに挿せば使えるタイプです。

楽天株主優待は2024年5月から利用開始していますので、すでに2年めに入っています。

ただし、楽天モバイルにはエリアによって電波の届きにくい場所があるという課題も指摘されています。特に都市部の建物内部や地下鉄、ショッピングモールなどでは、一時的に圏外になるケースもあります。

なお、我が家では屋内の楽天モバイルの電波が弱くなり、トイレに入ると「圏外」になることがありました(苦笑)ただし、その解決方法があります。楽天モバイルではCASAという通信基地端末を無料で提供してくれるので、自宅にCASAをセットしました。ですから現在はOKです。

楽天モバイルの電波が弱い…そんなときは「Rakuten Casa 6」で解決できます
楽天モバイル利用者は「Rakuten Casa」というwi-fiルーター機能付きの小型携帯基地局を無料で使うことができます。数日前から使い始めましたが良好です。楽天モバイルの電波は外出先ではほぼ問題なく使えます。しかし、自宅内だと楽天モバイルの電波が弱く、トイレなどでは圏外になることがありました。この「Rakuten Casa6」を設置してからは電波が良好になり問題なくなりました。今回のRakut...

補助回線としてpovoを併用し、通信の安定性を確保

もしもの回線として役立つのが、KDDIが提供する「povo」です。povoは基本料金が無料で、データ通信はトッピングという形で必要な分だけ購入する方式です。トッピングなしでも最大128kbpsの低速通信が可能で、実測では200kbps程度出ることもあります。これにより、メールやLINE、軽めのWeb検索などは問題なく行えます。

KDDIのpovo2.0を契約、eSIMを選択すると手続き完了後すぐに使えるようになりました
先日購入した楽天ハンド5GというAndroid端末はeSIMしか設定できません。そこで、インターネット上で契約から通信開始まですべて設定が完結できるというKDDIの「povo2.0」を契約しました。低速ですが月額0円で使えて必要なときには通信量をトッピング購入すれば高速接続できるというオトクな仕様です。2台めのマシンにぴったりですね。

デュアルSIM運用だと、楽天回線が不安定な場所で自動的にpovoの回線に切り替える設定が可能です。KDDI回線は人口カバー率が高いので、「通信が完全にできない」事態を防ぎ、いつでもどこでも最低限の通信環境を維持することができます。

iPhone SE(第3世代)での設定方法

iPhone SE(第3世代)はデュアルSIMに対応しており、以下の手順で簡単に設定できます。

  1. 「設定」アプリを開きます。

  2. 「モバイル通信」を選択。

  3. 「モバイルデータ通信」で楽天モバイルをメインに設定。

  4. 「モバイルデータ通信の切替を許可」をオンにします。

この設定により、楽天回線が不安定な際に自動的にpovoに切り替わるため、常時安定した通信が可能になります。

▼デュアルSIM設定後の「モバイル通信」画面

▼主回線と副回線

維持費を抑えるpovoの活用方法

povoの維持には半年に一度程度、最低限のトッピング(100円~)を購入すればOKです。中でもおすすめは「ローソン買物券+通信0.3GB」のパッケージで、実質無料で通信量を確保できるトッピングとして人気です。

povoを使い続けるためには半年以内ごとに有料トッピングに課金が必要ですが、実質無料のローソン買物券が便利ですね
povoを使い始めて約1年になります。povoのSIMを入れているのはスマホのサブ端末で、月額料金が基本無料というのが利用している理由です。複数端末を使い分ける場合は、運用コストが安いSIMも必要ですからね。ただし、povoを使い続けるためには半年以内程度の間隔で有料のトッピングを購入することが条件になっています。最後の購入から4ヶ月ほど経過したので、ローソン買物券300円付きのトッピングを300...

以前は「ローソン買物券+通信0.3GB」で300円というプランもありました。現在は500円になっていますがこれは値上がりといえるのかどうか微妙ですね…500円のものを500円券で購入できるのですから値上げではない(笑)

通信料としては実質的に無料です。

通信コストと運用のまとめ

  • 楽天モバイル株主優待: 1年間通信費無料、月30GBまで。

  • povo: 基本料金0円、最低限の通信を常時利用可能。

  • 維持コスト: 年間数百円程度でOK。povoのトッピングでローソン買物券を選べは実質的に通信料金分は無料です。

このように、2回線を上手に活用することで、コストを抑えつつ信頼性の高い通信環境が整います。

iPhoneSE3では楽天モバイルを主回線、povoのeSIMを副回線としたデュアルSIM運用にしました
これまで私が使っていたiPhoneSE(第3世代)では、楽天モバイルの回線をメインに利用していました。そして、以前使っていた楽天ハンドという機種では、povoのeSIMを設定してサブ回線として活用していたんです。ただ、楽天ハンドはもう使わなくなってしまったので、このpovoのeSIMをiPhoneSE3に移すことにしました。最近のiPhoneはeSIMにも対応しているので、これを機にデュアルSIM...

このデュアルSIM運用は2025年3月から開始しており、すでに2ヶ月以上経過していますがなかなか快適です。

その他のおすすめ格安SIM(補足情報)

もしデュアルSIM運用が難しい場合や、1回線で完結したい場合には、以下の格安SIMも検討できます。

  • IIJmio(ドコモ・au):月額440円~、高評価の通信品質。

  • mineo(3キャリア対応):月額990円~、マイそくプランが人気。

  • 日本通信SIM(ドコモ):月額290円~、通話機能付きで最安水準。

  • irumo(ドコモ直営):月額550円~、高品質な通信。

  • LINEMO(ソフトバンク):月額990円~、LINEの通信無料。

まとめ

通信費を抑える工夫は、日々の暮らしを少し豊かにしてくれます。

今回ご紹介した楽天モバイル+povoの組み合わせは、特にコストパフォーマンスに優れており、通信の安定性も確保できる点で非常に優れた選択肢です。

このプランが無理だという場合でも、大手キャリアの契約をそのまま使うのではなく、格安SIMのプランに切り替えて使うことでかなり通信費を削減して運用することができます。

ぜひ、ご自身のライフスタイルに合った通信環境を整えてみてください。