スマートフォンの通信費は固定費の一部ですから少しでも節約したいですよね。一方で、通信の安定性や品質も重要な要素です。
今回は、その両方を満たす方法として私が使っている実質的に月額無料のプランを紹介します。それは「楽天モバイル株主優待プラン」と「povo」をデュアルSIMで運用する方法です。
スマホ通信料を安く安定して利用する方法
主回線には楽天モバイル株主優待無料プランを活用
楽天グループの株主には、楽天モバイルの1年間無料プランが提供される優待制度があります。これを活用することで、月間30GBまでのデータ通信が無料で利用可能となります。さらに、専用アプリ「Rakuten Link」を使用すれば、通話料も無料で、一般的なスマホ利用にかかる通信費を実質0円に抑えることが可能です。

楽天株主優待は2024年5月から利用開始していますので、すでに2年めに入っています。
ただし、楽天モバイルにはエリアによって電波の届きにくい場所があるという課題も指摘されています。特に都市部の建物内部や地下鉄、ショッピングモールなどでは、一時的に圏外になるケースもあります。
なお、我が家では屋内の楽天モバイルの電波が弱くなり、トイレに入ると「圏外」になることがありました(苦笑)ただし、その解決方法があります。楽天モバイルではCASAという通信基地端末を無料で提供してくれるので、自宅にCASAをセットしました。ですから現在はOKです。

補助回線としてpovoを併用し、通信の安定性を確保
もしもの回線として役立つのが、KDDIが提供する「povo」です。povoは基本料金が無料で、データ通信はトッピングという形で必要な分だけ購入する方式です。トッピングなしでも最大128kbpsの低速通信が可能で、実測では200kbps程度出ることもあります。これにより、メールやLINE、軽めのWeb検索などは問題なく行えます。

デュアルSIM運用だと、楽天回線が不安定な場所で自動的にpovoの回線に切り替える設定が可能です。KDDI回線は人口カバー率が高いので、「通信が完全にできない」事態を防ぎ、いつでもどこでも最低限の通信環境を維持することができます。
iPhone SE(第3世代)での設定方法
iPhone SE(第3世代)はデュアルSIMに対応しており、以下の手順で簡単に設定できます。
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「設定」アプリを開きます。
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「モバイル通信」を選択。
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「モバイルデータ通信」で楽天モバイルをメインに設定。
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「モバイルデータ通信の切替を許可」をオンにします。
この設定により、楽天回線が不安定な際に自動的にpovoに切り替わるため、常時安定した通信が可能になります。
▼デュアルSIM設定後の「モバイル通信」画面
▼主回線と副回線
維持費を抑えるpovoの活用方法
povoの維持には半年に一度程度、最低限のトッピング(100円~)を購入すればOKです。中でもおすすめは「ローソン買物券+通信0.3GB」のパッケージで、実質無料で通信量を確保できるトッピングとして人気です。

以前は「ローソン買物券+通信0.3GB」で300円というプランもありました。現在は500円になっていますがこれは値上がりといえるのかどうか微妙ですね…500円のものを500円券で購入できるのですから値上げではない(笑)
通信料としては実質的に無料です。
通信コストと運用のまとめ
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楽天モバイル株主優待: 1年間通信費無料、月30GBまで。
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povo: 基本料金0円、最低限の通信を常時利用可能。
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維持コスト: 年間数百円程度でOK。povoのトッピングでローソン買物券を選べは実質的に通信料金分は無料です。
このように、2回線を上手に活用することで、コストを抑えつつ信頼性の高い通信環境が整います。

このデュアルSIM運用は2025年3月から開始しており、すでに2ヶ月以上経過していますがなかなか快適です。
その他のおすすめ格安SIM(補足情報)
もしデュアルSIM運用が難しい場合や、1回線で完結したい場合には、以下の格安SIMも検討できます。
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IIJmio(ドコモ・au):月額440円~、高評価の通信品質。
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mineo(3キャリア対応):月額990円~、マイそくプランが人気。
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日本通信SIM(ドコモ):月額290円~、通話機能付きで最安水準。
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irumo(ドコモ直営):月額550円~、高品質な通信。
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LINEMO(ソフトバンク):月額990円~、LINEの通信無料。
まとめ
通信費を抑える工夫は、日々の暮らしを少し豊かにしてくれます。
今回ご紹介した楽天モバイル+povoの組み合わせは、特にコストパフォーマンスに優れており、通信の安定性も確保できる点で非常に優れた選択肢です。
このプランが無理だという場合でも、大手キャリアの契約をそのまま使うのではなく、格安SIMのプランに切り替えて使うことでかなり通信費を削減して運用することができます。
ぜひ、ご自身のライフスタイルに合った通信環境を整えてみてください。

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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