蕎麦(そば)

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寒ざらし蕎麦は江戸時代に将軍様に献上されたほど希少価値が高い味わい深い蕎麦である

越前打ち名人「安久義二」氏の手打ちした蕎麦は通販で取り寄せることができる。昨年大晦日の年越しそばは安久名人の打った蕎麦を家族でいただき大好評だった。その「名人の技」蕎麦を本日夜にいただいた。それもなんと2種類という贅沢である。定番の「名人の技蕎麦」と話題の「寒ざらしそば」の二種類を食べ比べしてみた。そもそも、寒ざらしそばとは、江戸時代に将軍様に献上されたという価値ある蕎麦。秋に採れた蕎麦の実を袋に...
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常に3産地の蕎麦を提供している十割蕎麦の蕎麦屋が小松市にある、そば処 松晶

十割蕎麦は生蕎麦(きそば)ともいい、蕎麦粉と水だけで打った香りのよい蕎麦である。十割蕎麦だけを出している蕎麦屋は少なく、あったとしてもほとんどが1種類のみである。また十割蕎麦でも複数の産地のものをブレンドする蕎麦屋が多く、単一産地だけの十割蕎麦というのは少ない。つまり、常に3種類以上の産地の十割蕎麦を出しているという蕎麦屋は希少である。富山では神通町田村が常に3産地の蕎麦を出しているが、石川県内で...
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能登島えんじゅの二色蕎麦は信州産の香り高い生蕎麦(きそば)だった

昨年3月に能登島にオープンしたという十割蕎麦の蕎麦屋に初めて行ってみた。能登島の中心部向田の住宅地の真ん中にある「えんじゅ」という蕎麦屋である。店内に入ると「大西流蕎麦道伝承者 田中哲也」と大きく書かれた表札板が掲げられていた。メニューを見ると生蕎麦(きそば)を堂々と訴えている。いわゆる十割蕎麦で、蕎麦の種類は更科、田舎、挽きぐるみ(粗挽き)の3種類があった。挽きぐるみと田舎の2つが楽しめて1.5...
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野菜かき揚げ丼と蕎麦のセットランチは手打ち蕎麦がうまい蕎麦屋だからクオリティが高い

マイナス2度と冷え込んだ朝だが、日中は好天に恵まれる。北陸には珍しく陽光さんさんでぽかぽかとあたたかいお昼時。今年の北陸の冬はこんな日が多い。昼の蕎麦屋の客の入りは、いい天気で乾燥気味のほうがいいらしい。今日の金沢はまさにそんな天気。案の定、目当ての蕎麦屋は満席だった。忙しいときはあまりマニアックな注文はせずに、客のほとんどが注文するランチセットを注文した。ランチセットは野菜かき揚げ丼、冷たい蕎麦...
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蕎麦は細麺よりも太麺のほうが蕎麦本来の香りや味わいが楽しめる

蕎麦は細打ちで白い更科がいいという人は多い。とくに関東や信州など蕎麦人口の多いところではその傾向が強いため、白っぽい細打ちそばが重宝される。たしかにきれいに切り揃えられた細い手打ち蕎麦は芸術的な美しさを感じる。しかし、蕎麦本来の香りや味わいを楽しむなら細麺より太麺のほうがいい。もっちりとした太麺の蕎麦は香りも立ち噛んで味わうことができる。石川県野々市市にある「そば処敬蔵」は太麺がうまい石臼挽きの十...
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年越しそばは蕎麦屋でなく、名人の打ったおろし蕎麦を自宅でいただくのもいい

2013年も今日が大晦日。一年で最も蕎麦が食べられる日でもある。ウィキペディアを見ると大晦日に蕎麦を食べる日本人はなんと57.6%(2012年)と過半数である。お蕎麦屋さんも大晦日は大賑わいで年越しを食べたい人で大混雑する。年越しそばは縁起物でもあるので、食べたくても食べられないというのはいやなものだ。 そこで、今年の年越しそばは名人の打ったおろし蕎麦を通販で取り寄せた。蕎麦打ち名人の安久義二氏が...
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香り蕎麦には塩があう、金沢神田の香り蕎麦亀平のせいろを塩で食べる

そろそろ年越しそばの声がかかる頃。聞くと蕎麦屋は12/29あたりから忙しくなり大晦日の31日がピークを迎えるらしい。そのピーク前にじっくりと冷たい手打ちそばを食べる。ダシを使わず、塩で食べるのもいいものだ。ダシは蕎麦のよい香りをじゃましてしまうので、香りを楽しむなら出汁を使わないほうがいい。金沢神田の香り蕎麦亀平のせいろを塩で食べる。うまい蕎麦である。香り蕎麦亀平では夏のトマト蕎麦が印象的だったが...
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あげおろし蕎麦は油揚げ消費量日本一で越前蕎麦の本場のもっとも福井らしい蕎麦かもしれない

福井県といえば、県民一人あたりの油揚げ消費量が日本一という油揚げ大好き県である。また越前蕎麦の本場であり、冷たいおろし蕎麦がおいしい蕎麦屋が多いことでも知られている。この油揚げとおろし蕎麦が合体技メニューが「あげおろし蕎麦」。カリカリに焼いた油揚げを冷たい蕎麦の上にのせたおろし蕎麦があげおろし蕎麦である。ひょっとしたらもっとも福井らしい蕎麦かもしれない。どうぐや、おおもり屋、さのや片町店、さのや開...
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新蕎麦のシーズンも本番となり、蕎麦産地でも地物の新蕎麦が出回り始めた

蕎麦の一番うまい季節は12月かもしれない。本州の新蕎麦も出回りいよいよ本格的な新蕎麦のシーズン到来である。北海道産や早刈り蕎麦なら暑い時期から新蕎麦がでるが、秋新と呼ばれる香り高い蕎麦は晩秋から初冬が新蕎麦の旬である。越前おろし蕎麦で名高い福井県は蕎麦の産地としても名高いが、県内の蕎麦屋もほぼ福井県産の新蕎麦に切り替わっているようだ。今日は福井市内で九割蕎麦(外一)を出している蕎麦屋で地元産の新蕎...
蕎麦(そば)

新蕎麦シーズン到来だが、新蕎麦がうまいとは限らないのが蕎麦の奥深さ

新蕎麦シーズン到来となっている。蕎麦屋の軒先では「新そば」の案内が目につくようになってきている。北海道産の蕎麦を使っている蕎麦屋では早いところなら夏頃から新蕎麦を出しているが、本州ものでも新蕎麦が出始めてきた。本格的な新蕎麦のシーズンは11月に入り、福井県産などが出始めるころとなるが、この時期ならではの蕎麦の楽しみ方がある。この10月の頃は新蕎麦の端境期で、昨年収穫の蕎麦と今年収穫の新蕎麦の両方が...
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新蕎麦に切り替わり始めた蕎麦屋が増えてきたが上杉も新蕎麦の看板がでていた

北陸の蕎麦屋の店頭で新蕎麦を知らすのぼりや看板が目につくようになってきた。例年9月から11月の間が新蕎麦に切り替わるシーズンである。新蕎麦には夏新や秋新などがあるが、この時期の新蕎麦は夏新か北海道の蕎麦を使っている場合が多い、今浜インター近くになる十割蕎麦の上杉も新蕎麦ののぼり看板がでていた。上杉ではいつもは長野県産の蕎麦を使っているが、この新蕎麦はいつもとルートが違うようだ。北海道の蕎麦ではない...
接客・おもてなし

蕎麦屋のホスピタリティは接客の妙にある、来店客のオーダーをすべて覚えて間違わずに提供する蕎麦屋のおかみさんに驚いた

越前そばを出す蕎麦屋のおかみさんの接客に感動した。来店客の注文をすべて記憶し、料理を出すときに間違えないのだ。約10人、3つのテーブルの注文をほぼ同時に聞き、メモもしないのにきちんと調理場にオーダーを通して、きちんと提供するのである。それも注文した商品を注文した人の前にちゃんと出すのである。最初はオーダー伝票に記入しないことに不安を感じたが、どんなに混んでいても完璧にこなしているのには驚きだ。 一...
蕎麦(そば)

越前蕎麦は太麺のイメージが強いが細麺を選べる蕎麦屋も増えているのがうれしい、手打ちそば処やっこは外一の越前蕎麦

越前蕎麦といえば太くて固いというイメージがある。これはほぼあたっている。太くて固くて蕎麦本来の味わいをよく噛んで楽しむのが越前蕎麦の醍醐味である。しかし、関東の蕎麦文化は細くてコシがある蕎麦をよい蕎麦とする風潮が強い。蕎麦最大の消費地は東京であり、日本では関東圏で蕎麦の半数以上を消費しているという。そんな観点からすると、越前蕎麦にも太麺だけでなく細麺も用意しておき、来店客に好きな方を選んでもらえば...
蕎麦(そば)

更科藤井にもトマト蕎麦があった、更科蕎麦のベースがしっかりしつつも変わり蕎麦の探求を続ける蕎麦屋である

金沢市柿木畠の更科藤井で昼・夜と蕎麦を食べた。昼に熱いたぬき蕎麦をすすり、午後3時からのもっきりやJAZZライブを楽しんだ後、夜には冷たい蕎麦をいただいた。 更科藤井は5種の蕎麦があり、他にもかわり蕎麦という季節のものを楽しむ蕎麦がある。この夏のかわり蕎麦は「トマト蕎麦」。最近、トマト蕎麦が人気になっているが、更科藤井にもトマト蕎麦があった。更科藤井の店主の藤井さんはほんとに勉強熱心。更科蕎麦のベ...
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全日本蕎麦打ち名人の5代目「安久義二」名人が打つ蕎麦はネット通販で買うことができる

蕎麦打ち名人というタイトルがある。正式名称は「全日本素人そば打ち名人大会」といい、平成8年に現行ルールの第1回大会が開かれ、優勝者一名のみがその年の「蕎麦打ち名人」となる。平成12年の第5回大会優勝者となった安久義二氏は初めて北陸(福井県福井市)から蕎麦打ち名人となった人で、まさに越前蕎麦を知る人にとっては偉大な存在である。安久名人は九頭龍工房という蕎麦打ち道場を運営しており、教室などで蕎麦打ちの...
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蕎麦の食べ歩き北陸のフェイスブックページをブログ仕立てにして別サイトにてリニューアルオープン

フェイスブックページで運営していた「蕎麦の食べ歩き北陸」をブログ仕立てにしてリニューアルオープンした。使用したブログはワードプレスで写真サイズの可変長幅のテンプレートを使用した。パソコンでもスマフォでも蕎麦の写真を中心に楽しめるように編集していくつもりである。 にて今後も蕎麦情報を追加していくので、蕎麦好きのみなさん応援をよろしくお願いします。
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越前おろしそばといえば池田町の一福さんだねと何度も聞いた、その有名店でおろしそばを食べた

福井県は越前そばの本場。特に県外にも名が響きわたっている有名店がいくつかあり、土日ともなると県外からの来客で午前中から満席という人気の蕎麦屋も多い。池田町の一福もその人気蕎麦屋のひとつ。メニューは基本的におろし蕎麦のみ。出汁が3種類用意されており、塩だし、醤油だし、生醤油から選ぶことができる。7月21日(日)は午前11時からすでに満席で、見るとほとんどの客が「塩だし」を注文しているようだ。遠田は、...
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十割蕎麦でも手打ちとは限らないが、機械打ちの十割蕎麦もなかなかいける

機械打ちの十割蕎麦を出す蕎麦屋が目立ってきた。これまで何度か口にしたが、価格も手軽で、香りも味も悪くない。魚津のショッピングセンターアップリヒル1階に「十割蕎麦 そば屋」という蕎麦屋があったので入ってみた。白い更科蕎麦と黒っぽい田舎蕎麦があり、ざるそばの並で、どちらも価格は520円(税込)。蕎麦の香りはなかなか強く、十割蕎麦・並にしては量もある。ワンコインで十割蕎麦を気軽に楽しめるならこのような蕎...
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亀平のトマト蕎麦はさっぱりとした酸味と蕎麦そのものの旨さを併せ持った手打ちそばである

香り蕎麦亀平は昨年金沢神田にオープンした蕎麦屋である。春夏の看板メニューはトマト蕎麦。トマト蕎麦は、さっぱりとした酸味と蕎麦そのものの旨さを併せ持った手打ちそばである。だしつゆもついてくるが全く使う必要がない。トマトソースと蕎麦だけでいただくが、まずは蕎麦だけを食べてみると蕎麦の質の良さがわかる。それにしても、トマトと蕎麦は違和感があるかもしれないが、シンプルに合う味わいだ。前回は普通盛りだったが...
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浅草・並木薮蕎麦から暖簾分けされたと云われている上野・池の端藪蕎麦、どちらの蕎麦屋も同じ樽酒だった

3日間の中小企業大学校でのセミナが終了した。学校を後にして徒歩で東大和市駅から西武新宿線に乗り、高田馬場で山手線に乗り換え、上野を過ぎ御徒町で下車。自分へのご褒美で、またまた蕎麦屋。池の端薮蕎麦にやって来た。先週行った浅草の並木薮蕎麦から暖簾分けされたのが池の端薮蕎麦と云われている。個人的な好みであるが、浅草の並木薮蕎麦より、池の端薮蕎麦のほうが店の風情も感じるし、蕎麦もうまい。