あげおろし蕎麦は油揚げ消費量日本一で越前蕎麦の本場のもっとも福井らしい蕎麦かもしれない

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あげおろし蕎麦福井県といえば、県民一人あたりの油揚げ消費量が日本一という油揚げ大好き県である。また越前蕎麦の本場であり、冷たいおろし蕎麦がおいしい蕎麦屋が多いことでも知られている。この油揚げとおろし蕎麦が合体技メニューが「あげおろし蕎麦」。カリカリに焼いた油揚げを冷たい蕎麦の上にのせたおろし蕎麦があげおろし蕎麦である。ひょっとしたらもっとも福井らしい蕎麦かもしれない。どうぐやおおもり屋さのや片町店さのや開発店などあげおろし蕎麦が印象的だった。とくに福井市内では「あげおろし蕎麦」をメニューにのせている蕎麦屋が多い。福井駅前に近い「福そば」でもあげおろし蕎麦を看板メニューにしていた。

福そばのあげおろし蕎麦

福そばの「あげおろし蕎麦」は730円。大盛りにすると180円増になる。(写真はあげおろしそば大盛りで鰹節抜きでオーダーしたもの)

蕎麦粉は地元福井県産の蕎麦を挽きぐるみで製粉したもので、二番粉三番粉あま皮を中心に使用しているということだった。

なお、大野市にも「福そば」という蕎麦屋があるが、単なる同名の蕎麦屋で、福井市の福そばとは関係ないそうである。

この福井市の福そばは福井駅から徒歩数分の商店街の中にある昭和23年創業の老舗蕎麦屋。土曜日の少し早めの昼に入ったら高齢の女性連れの姿が目立った。「昔は映画を観た後は寿司屋か福そばに入るのが楽しみだった」という話し声が聞こえた。まったりとした空間に少し控えな音量でJAZZが流れていて心地よい。地元客に愛されている蕎麦屋なのだろう。