SSL化されているのにhttpsに統一できていないサイトは「.htaccess」を編集するとよいです

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httpstouitsuhtaccess200.jpgSSL証明書が取得できていて常時SSL化されているはずなのに、http://https://が混在しているサイトってまだよく見かけます。よく似ていますが、httpの次にsがついている場合はSSL化されていますが、そうでない場合はSSL化されていません。
このような場合は、非SSL(http://)にアクセスがあっても、SSLの方(https://)に表示を統一するというように設定しておくといいです。「.htaccess」ファイルをちょっと編集するだけで設定が可能です。

https://に表示を統一する

.htaccessを編集するとhttpsに統一できます

あるサイトの場合、ワードプレスだけでなくメルマガやhtmlで生成されたファイルが共存していました。ワードプレスで構築されたページだとhttps://で表示されますが、メルマガのシステム内のページなどはhttps://で表示されませんでした。

このような場合は、ブラウザのアドレスバーに「保護されていません」という警告が表示されてしまいます。

この問題を解決するために、「.htaccess」を編集します。

htaccesshtmltxt.jpg

以下のような「.htaccess」だとどんなサイトでも使えます。

# === httpsに統一 ================================
RewriteEngine on
RewriteCond %{SERVER_PORT} 80
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

# END

ちなみに、当社の「.htaccess」は以下のようになっています。

# BEGIN 常時SSL www有りに統一 2021年10月28日変更(コンテンツブースト使用のため)
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R,L] </IfModule>

ErrorDocument 404 /404.html

※中略

# END

他にも「wwwの有無」をどちらにするかなど、いろいろと細かい設定が可能です。

「.htaccess」の編集するさいに参考になるサイト

.htaccess編集に関して多数のサイトがありますが、今回は以下の2サイトで確認しました。

さくらインターネットの.htaccessによるアクセス制御
https://help.sakura.ad.jp/206054622/

cman.jp > よく使うhtaccess > 解説・自動作成
https://htaccess.cman.jp/explain/redirect_url.html

「.htaccess」の編集はとても便利ですが、間違った設定をしてしまうとサイトの表示ができなくなったり、重大な問題を起こす可能性があります。要注意です。
よく意味がわからない人は専門家に相談しましょう。

さくらインターネットなら「.htaccess」を編集しなくても設定できます

さくらインターネットは2022年2月16日から新サーバーにリニューアルしました。その影響なのか、それ以前からだったのかは不明ですが、.htaccess編集をしなくてもサーバーコントロールパネルから簡単に設定できるようになっていました。

「.htaccess」を使わずにURLをSSLでwwwありに統一する(さくらインターネットは管理画面から設定できます)
https://www.dm2.co.jp/2022/03/urlsslwww.html

をご覧になってみてください。こっちのほうが絶対に簡単なのでおすすめです。