検索順位が急激に低下した当ブログの原因は単なる変動なのか理由があるのか?URL設定を「https://」から「https://www」に変更したら順位はもとに戻った

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検索順位が急激に低下当ブログ「tohdamikio.com」の検索順位が12月9日以降急激に低下した。左の図はあるキーワードの検索順位であるが、ほぼすべてのキーワードで同様に順位低下した。そのため検索エンジンからのアクセスは12月10日以降急減した。
急激な検索順位低下にはなんらかの理由があるはずである。Googleのアルゴリズム変動なのか、SEOスパムによるペナルティがあったのか、それとも単なる変動ですぐにもとにもどるものなのか。検索順位チェックはGRCを使い、複数のWEBサイトで複数のキーワード約14000件くらいを順位チェックしている。今回は10日間ほど様子を見たが、他のWEBサイトではあまり順位変動がなく、当サイトだけの現象だった。このままでは元に戻る気配がないので、ある仮説を立てて対策を実施した。

▼グーグルアナリティクスによるアクセスの推移
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Googleアナリティクスで当サイトtohdamikio.comのアクセス推移を見ると、12月9日からアクセスが減少し、12月10日以降低迷している様子がわかる。幸いなことに対策が功を奏したのか、12月25日以降はアクセスが復活している。

突然の順位低下の原因はなんだったのか?

順位低下の原因を探るため、Googleサーチコンソールを調べた。もしも、なんらかの不正(スパム)やセキュリティ上の問題があったのなら、サーチコンソールになんらかの警告がでているはずだからだ。しかし、サーチコンソールには警告はなく、特段目立ったエラーの勧告もなかった。

常時SSL設定の不備が主要原因だったかもしれない

順位低下には複数の要因がからみあっているので、原因をこれだとは断定はできない。だが、常時SSLの設定に一部不備があり、そのことが順位低下を起こしていたのはないかという仮説を立てた。

当ブログのSSLはドメイン認証型のラピッドSSLを使っている。SSL設定した際のドメインは「www.tohdamikio.com」である。しかし、表示させていたのは「www」を省略して「tohdamikio.com」としていた。このことが原因だったのではないかと思われる。

SSL証明書URL https://www.tohdamikio.com
表示させていたURL https://tohdamikio.com

見たとおり「www」の有無しか違いはない。SSLでない場合の「wwwの有無」は、ほぼ同等に扱ってくれたのだが、SSLではそうはいかない。そもそもwwwの有無はまったく別のURLである。ましてSSL証明書のURLと違うURLを記述していたということは、サイト自体の信頼性を低下させたのではないだろうか。

▼SSL証明書
sslrapidtohdamikiocom.jpg

SSL表示の場合は、WEBブラウザのURL表示の前に鍵のマークがついているはずだ。その鍵のマークをクリックすると認証機関から発行されている証明書を見ることができる。

具体的な対策は表示URLを「https://www.tohdamikio.com」に変更しただけ

当ブログの場合は発行者が「RapidSSL」で発行先URLは「www.tohdamikio.com」である。2016年5月9日に発行されているが、ずっと表示ドメインはwwwなしの「https.tohdamikio.com」にしてしまっていた。
そこで、この表示ドメインを12月21日に「https://www.tohdamikio.com」へと変更した。

具体的には、当ブログはMovableTypeで構築されているので、設定の公開パスで、ウエブサイトのURLが「https://tohdamikio.com」となっていたのを「https://www.tohdamikio.com」に変更して、全再構築をしただけである。

mtkoukaiurl.jpg

この処置が功を奏したようである。

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年末になり、主要なキーワードの検索順位はほぼ戻った。他には対策らしい対策をしていないので、どうやらSSL設定の不備が順位低下の原因だったようである。

なんてことはない。もともと正しく設定しなければならないところをしていなかっただけという凡ミスである。おおいに反省したい。

この失敗が他の商用サイトでなく自分のブログで本当によかったと思う。ある意味、このブログは実験サイトという位置づけもあるので、このようなことがわかったことはプラスである。同様の失敗をされないよう記録としてこの記事に残しておくことにする。

独自ドメインを常時SSLサイトにする場合はwwwの有無は明確にしなければならない。「https://」なのか「https://www」なのかを決めたらどちらか一方に決めてしまうことが大事。表示を混在させないようにしよう。