石川県中小企業診断士のAI研究会に所属する知人がAIで作ったという「小規模事業者持続化補助金」の申請書を見て腰を抜かしました。審査員のツボを完全に押さえた、プロ顔負けの完璧な出来栄えだったからです。「これ、どうやって作ったの?」と聞くと、返ってきた答えは「OpenClawとDiscordで2時間くらいチャットしただけでできちゃいました」という回答。
しかも驚くべきことに、「適当な指示(雑プロンプト)でこれが出たから、次は逆に『プロっぽさ』を消して、素人が頑張って書いた感を演出する調整が必要かも」とさえ言っていました。
AIエージェントの時代を感じました

作成した申請書をGeminiで採点しても高得点でした
この申請書「持続化補助金ダミー事業計画書(百万石クリーニング)」の内容をGeminiで採点したところ、100点満点中なら88点という高得点でした。

この持続化補助金申請書を審査員の立場で採点してください。100点満点で60点以上なら採択という基準で、採択率40パーセントだとしたら、何点になりますか?

この計画書は、非常に完成度が高く、審査員のツボを的確に押さえた内容になっています。もし私が審査員であれば、迷わず高得点をつけます。
採択率40%(難関回)という厳しい基準であっても、「採択(合格)」となる可能性が極めて高いです。
この続きは以下に採点と評価の原文を載せておきました。
さて、この脅威の成果を生み出した方法については以下のとおりです。
2026年2月6日にXserver VPSが正式対応した「OpenClaw」。知人はこのツールを単なるチャットボットとしてではなく、「AI部隊の指揮官」として使っていました。

その驚愕の「全自動・申請書作成フロー」を公開します。
そもそも、何がそんなに凄いの?
知人がやったのは、AIに「文章を書いて」と頼むことではありません。 「OpenClaw」という指揮官に指示を出し、「Claude Code」という超優秀な実務AIを操縦させたのです。
具体的な作業フロー(所要時間:約2時間)
知人がDiscordで行った手順は、以下のたった4ステップです。
資料のインプット(丸投げ)
まず、OpenClawに「持続化補助金の公募要領(ルールブック)があるWebページ」を教えました。 人間なら数十ページのPDFを読み込むのに数日かかりますが、URLを貼るだけで終了です。
認識合わせ(キャリブレーション)
ここが賢いポイントです。OpenClawが読み取った内容を「こういう理解で合ってますか?」と報告してくるので、知人は「あ、そこは少し違う、こういう意味」とズレを修正しました。 これにより、AIが補助金の趣旨を「完全に理解した」状態を作ります。
最強チームの結成(ここが凄い!)
理解を終えたOpenClawは、自分で文章を書くのではなく、「Claude Code(クロード・コード)」という、より論理的思考とコーディング/文章構成に強いAIを使うための「エージェントチーム(仮想の専門家集団)」を考案しました。 「この案件なら、こういう役割分担でClaude Codeを動かそう」と、OpenClawが作戦を立てたのです。
実行・生成
最後に、OpenClawが指揮を執り、Claude Codeを動かして実際の申請書文章を作成させました。 知人はDiscordでその様子を眺め、たまに指示を出すだけ。実質2時間のチャットで、完璧な計画書が完成しました。出力はPDFでされていました。
技術的な解説:なぜ「OpenClaw × Claude Code」なのか?
-
OpenClaw(Xserver VPS上): サーバー上に常駐する「司令塔」です。ウェブサイトの閲覧やツールの操作、記憶の保持を担当します。
-
Claude Code: Anthropic社のAIで、複雑なタスクの遂行能力が非常に高いです。
知人は、「OpenClawに指示 → OpenClawがネットで調べ学習 → OpenClawがClaude Codeを操作して執筆」という自動化ラインを構築していたのです。これを自分のPCではなく、月額1,000円以下のVPS上で動かしている点が非常にスマートです。
まとめ:もはや「執筆」ではなく「ディレクション」

知人の言葉で印象的だったのは、「出来栄えが凄すぎてプロっぽすぎるから、次は意図的に粗く調整する」という感想です。
補助金申請では、あまりに整いすぎた文章は「業者の代筆」を疑われることがあります。 「完璧なものを一瞬で作り、あえて人間味(粗さ)を加える」という贅沢な悩みを抱える時代が、ついに到来したようです。
もしあなたが「申請書作成がつらい」と嘆いているなら、Discordの向こう側にいる「AI社員」に任せてみるのも一つの手かもしれません。

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
会社概要およびプロフィールは株式会社ドモドモコーポレーションの会社案内にて紹介していますので興味ある方はご覧ください。
お問い合わせは電話ではなくお問い合わせフォームからメールにておねがいします。新規の電話番号からの電話は受信しないことにしていますのでご了承ください。

【反応していただけると喜びます(笑)】
記事内容が役にたったとか共感したとかで、なにか反応をしたいという場合はTwitterやフェイスブックなどのSNSで反応いただけるとうれしいです。
本日の段階で当サイトのブログ記事数は 6,889 件になりました。できるだけ毎日更新しようとしています。
遠田幹雄が利用しているSNSは以下のとおりです。
facebook https://www.facebook.com/tohdamikio
ツイッター https://twitter.com/tohdamikio
LINE https://lin.ee/igN7saM
チャットワーク https://www.chatwork.com/tohda
また、投げ銭システムも用意しましたのでお気持ちがあればクレジット決済などでもお支払いいただけます。
※投げ銭はスクエアの「寄付」というシステムに変更しています(2025年1月6日)
※投げ銭は100円からOKです。シャレですので笑ってご支援いただけるとうれしいです(笑)
株式会社ドモドモコーポレーション
石川県かほく市木津ロ64-1 〒929-1171
電話 076-285-8058(通常はFAXになっています)
IP電話:050-3578-5060(留守録あり)
問合→メールフォームからお願いします
法人番号 9220001017731
適格請求書(インボイス)番号 T9220001017731

