講演会やセミナー講師の実績

AI時代をどう生きる?ファッション業界にも広がる「問いを立てる力」の大切さ(セミナー開催報告)

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AI時代をどう生きる?ファッション業界にも広がる「問いを立てる力」の大切さ(セミナー開催報告)7月30日に開催された「いしかわファッションセミナー」にて、生成AIをテーマに講師を務めさせていただきました。今回のテーマは、「生成AI活用のための基礎とマインドセット ~問いを立てるチカラを磨くことがAI時代を生きる道~」。
私たちは今、「AIとどう付き合うか」を考えることが避けられない時代に突入しています。今回は、そんな時代にふさわしいマインドセットを楽しく実践的に掘り下げました。

ファッション協会で生成AIセミナーを開催しました

会場は地場産新館5階

今回のAIセミナーはファッション協会が定期的に開催している研修の一環として開催されました。会場は石川県地場産業振興センター新館5階の会議室でした。このセミナー開催の支援をしてくれた石川県中小企業団体中央会さんの担当者さんも来てくれました。

セミナーレジュメ

1.問いを立てるチカラ→「首の短いキリン」を画像生成
2.シンギュラリティが来た
3.社会は激変(AIがすごいことに)
4.ChatGPTとは
5.AI時代のキャリア戦略

「問いを立てるチカラ」ってどういうこと?

セミナー冒頭では、まず「首の短いキリン」の画像をAIで生成するという、ちょっとユニークなワークからスタート。
この問いに対してAIは「首の短いキリン」ではなく、「首が複数あるおかしなキリン」という不思議な画像を出力することがあります。

ここでお伝えしたかったのは、「AIは“何を問うか”によって、返ってくる答えが変わる」ということ。

つまり、良い問いを立てられる人が、AIの可能性を引き出せるのです。

シンギュラリティ(技術的特異点)は、もう来ている?

SFの話ではなく、AIはすでに私たちの生活や仕事の中に入り込んでいます。
とくに2022年以降の進化は凄まじく、「AIが自らコードを書き、文章を作り、デザインもこなす」世界が現実になりました。

セミナーでは、シンギュラリティ(技術の飛躍点)という概念にも触れ、「人間にしかできない仕事とは何か?」を改めて考える時間になりました。

社会はどう変わる?AIによる激変の今

AIの登場によって、「職業」そのものの構造が変わりつつあります。
事務作業の自動化、接客の無人化、画像や動画の自動生成…。一見すると便利なようで、「このままだと仕事がなくなるかも」と不安になる方も多いはず。

ですが、ここで大切なのは「AIを道具としてどう活かすか」という視点。
恐れるのではなく、使いこなす。その鍵こそ、“問いを立てる力”です。

ChatGPTとは?そして何ができる?

今回のセミナーでは、OpenAIが開発した「ChatGPT」についてもわかりやすく解説しました。
「アイデアを出す(0→1)」「内容を深堀りする(1→10)」「文章を要約する(10→1)」という基本的な使い方を紹介しました。実際にChatGPTでアウトプットを出しながら、「これなら自社でもできそう」と感じていただけたようです。

また、ChatGPTでつい最近使えるようになった「エージェントモード」を使い、パワーポイントのファイルを一発作成するという事例も紹介しました。

ChatGPTに「エージェントモード」登場!中小企業診断士の業務が変わる予感
私が使っているChatGPT(有料プランのChatGPT Plus)に、新しく「エージェントモード」という機能が追加されました。これは単なるチャットAIではなく、より高度で実務的な仕事をこなしてくれる“AI秘書”のような存在です。今までは、ChatGPTに「〇〇について教えて」「この文章をリライトして」と単発の問いかけをする使い方が主でした。ですがエージェントモードは、それよりもっと踏み込んだ使い...

上記ページにその解説と、実際に作成したパワーポイントの資料をダウンロードできるようにしてありますので参考にしてください。

AI時代のキャリア戦略とは?

最後のパートでは、「では、これからの時代にどう働き、どう学ぶか?」というお話を。
キーワードは、「共創」「好奇心」「変化への柔軟性」。

AIに負けないためではなく、AIとともに価値を生み出すために、次のような姿勢が求められます:
・自分ならではの視点や経験を活かす
・“答え”よりも“問い”を磨く
・常に学び続ける意識を持つ

参加者の皆さんからは「これからの働き方にヒントをもらえた」との声も多数。とても励みになりました。

まとめ:AIは“敵”ではなく、“相棒”です

生成AIの時代は、まさに今始まったばかり。
不安もありますが、「問いを立てる力」があれば、どんな時代でも自分らしく生きられる。そう確信した一日でした。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!