農業アグリビジネス

農コン2025は能美市寺井のSARAIで開催されました、久しぶりの参加でしたが農家との交流が楽しかったです

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農コン2025「農家さんと話してみたいけど、いきなり畑に行くのはハードル高い…」そんな方にちょうどいい場が、能美市農業振興協議会さん主催の「能美市農家との懇親会(農コン)」でした。
2025年12月13日(土)夜、寺井のウェルネスハウスSARAIで開催。参加費1500円、事前申込制で、数日前に満席になって締め切りだったそうです。子ども連れも歓迎で、会場にも実際にご家族参加が見られました。私はこの農コンには10年以上前から参加しており、今回も参加しました。

農コン2025

農コン2025

会場は寺井のSARAIという美しい施設でした

農コン2025

会場のSARAI(サライ)は寺井の石子にあるすてきな複合施設です。

農コン2025

17時過ぎには多数の参加者が集まってきました。

どんな会だったのか?ひと言でいうと「会話が主役」

農コン2025

形式は着座スタイル。テーブルごとに農家さんがいて、その周りを参加者が囲んで話します。途中で「農家さん交代タイム」もあるので、1人の農家さんに偏らず、何人もの話が聞ける仕組みでした。

これ、すごく良かったです。
質問が尽きないんですよね。

たとえば、

  • 今年の出来はどうだったのか

  • 旬はいつで、どんな食べ方が一番なのか

  • 天候でどれくらい大変さが変わるのか

  • スーパーの野菜との違いは何なのか(味、日持ち、鮮度など)

みたいな、普段は思っていても聞けない話が、自然に聞けました。

また、参加している農家の方々からのスピーチがあり、これがなかなか個性的で楽しかったです。いまどきの農家さんはユニークで魅力的な方が多いですね。すばらしいことです。

料理が「ちゃんとおいしい」。しかも地元野菜が主役

農コン料理

料理はビュッフェ形式で、好きなタイミングで取りに行けます。会場には「食材の生産者紹介」の掲示もあり、どの野菜がどの農園さんのものかが分かるようになっていました。

  • むかごのごはん/白ご飯(どちらもたけもと農場のコシヒカリでした)
  • 野菜サラダ(吉川農園さんの野菜が中心)
  • 季節の蒸し野菜(自家製バーニャカウダソース)
  • かぶら寿し(風来)
  • その他いろいろ

蒸し野菜って地味に見えますが、素材がいいと一気に主役になります。ブロッコリーやにんじんなど、甘みがはっきりしていて、ソースがいらないくらいでした。私はソースを使わずに、野菜サラダと一緒に盛り付けていただきました。
そいえば、ドレッシングも使いませんでした。元々の野菜が新鮮だと味付け不要かもしれませんね、おいしくいただきました。

農業生産者名一覧

そしてその野菜やお米の生産者がそこにいて、お話を聞くことができるというのが最高です。

「農業の現場のリアルが伝わる」って、こういうことかもしれません。食べると納得します。

農コン料理

アルコール飲み放題。でも私はノンアルで我慢しました

当日はアルコールも飲み放題でした。ビールや焼酎、ウイスキーなど、けっこうしっかり用意されていました。

ただ、私は車で参加だったのでノンアルで我慢です。
こういう場ほど、飲みたい気持ちになりますが、そこは安全第一。ノンアルでも会話は十分に盛り上がりましたし、むしろ話を聞き逃さないので結果オーライでした。

「かかりつけ農家」が見つかる。これが一番の価値です

農コンの様子

この会のコンセプトにあった「かかりつけ農家」。
参加してみて、あらためて意味を噛み締めました。

病院の“かかりつけ”と同じで、

  • この時期は何がおすすめか

  • どう保存するといいか

  • 家族構成ならどの量がちょうどいいか

みたいな相談ができる相手がいると、食生活が一段ラクになります。野菜を買う行為が「価格比較」から「関係づくり」に変わる感じです。

そして本当のかかりつけ農家とは友達のような関係になることが大事です。人として、食の問題を常に頭においておくことができることもよいことです。それにもしもの食料危機が訪れたら頼れるかもしれません。農家の知り合いがいると安心ですよね。

次回参加する人向けの、ちいさなコツ

もし次回また開催されるなら、以下を持っていくとさらに楽しめます。

  • 聞きたい質問を3つだけメモ(緊張しても聞けます)

  • できれば名刺か連絡先が分かるもの(仕事関係でも趣味でも)

  • 「好きな野菜」と「苦手な野菜」を言語化しておく(話が一気に広がります)

そして何より、早めの申込み。今回も満席で数日前に締切になってしまったので、気になったら即行動が良さそうです。

まとめ:農に興味があるなら、一度行く価値ありです

農業って、ニュースやSNSで見るより、本人の声を聞いて、食べてみるのが一番早いです。この「農コン」は、その入口としてちょうど良い場でした。

交流が楽しくて、料理もおいしい。
能美市の食の層が、ちょっと厚く感じられる夜でした。

農コンとは農家との懇親会の略です。もともとは農家とのコンパだったそうですけど現代的に言い換えているみたいです。

農コンとは農家との懇親会の略です。もともとは農家とのコンパだったそうですけど現代的に言い換えているみたいです。

ちなみに、農コンは10年以上前から実施されていました。当時は金沢近江町市場の飲食店が会場でしたね。懐かしいです。