ゴールデンウィークの金沢に、音楽が溢れる一日がやってきました。今年で14回目となる「ユネスコ・ジャズ・デイ」は、ジャズの持つ自由さと平和へのメッセージを世界中で共有する国際的なイベント。金沢でも、5月3日から5日にかけて多彩なプログラムが展開されました。
私は5月3日のスタージを楽しんで来ましたのでレポートをしておきますね。
ユネスコ・ジャズ・デイ2025in金沢
5月3日のステージ
この日は「ガルガンチュア音楽祭」とも連携していて、クラシックの演奏も街の至るところで楽しめる贅沢な構成。
そんな中から私が選んだのは、ジャズの魅力がぎゅっと詰まった4つのステージです。
【14:00〜】やさしい風とピアノが溶け合う「7meets」@金沢市役所第二本庁舎
まず訪れたのは、ガラス張りで開放感あふれる第二本庁舎の1階スペース。
ピアノとボーカルのユニット「7meets」は、柔らかく包み込むようなサウンドで聴く人の心をゆるめてくれました。ドアが開け放たれていて、そよ風がピアノの音に寄り添うように吹き抜けていくその雰囲気は、都会の中にある音楽のオアシスといった趣。
日常のざわめきを忘れて、音楽と風だけを感じる贅沢な時間が流れていました。
【14:50〜】黒川かおるさんのピアノが描く「ホームとラブ」
続いて登場したのは、元FM N1パーソナリティでもある黒川かおるさん。
今回のテーマは「ホームとラブ」。自身の演奏だけでなく、ミシェル・ペトルチアーニや小曽根真が演奏した同タイトルの楽曲「Home」を比較して紹介するなど、音楽好きにはたまらない構成。
トークはユーモアと知性に富み、観客の心を自然と引き込んでいきます。そして、弾き語りによるボーカル曲では、「ドキンちゃんが食パンマンに恋するような感情」を表現したというラブソングも披露。愛らしくも切ないその世界観に、多くの観客がほほえみながら聴き入っていました。
【15:20〜】藤井空さん登場!注目のトリオ@市役所前広場
次に向かったのは金沢市役所前広場。青空の下で始まったのは、竹内武さん(ドラム)、中山ともさん(ベース)、そして藤井空さん(ピアノ/トランペット)によるトリオ演奏。
藤井空さんといえば、人気アーティスト藤井風さんのお兄さんとしても知られていますが、ステージ上ではそんな話題性に頼ることなく、堂々とした演奏で会場を圧倒。「ミスティ」ではピアノとトランペットを自在に行き来するマルチプレイを披露。「テイク・ファイブ」では竹内さんのドラムソロが炸裂し、会場の熱が一気に上昇。
ラストは、なんと観客のリクエストに応える形で「A列車で行こう」。リクエスト対応とは思えない完成度に、思わず感嘆の声と拍手が巻き起こりました。
【16:10〜】官能的な音の海へ──興津エリザベス和美トリオ
この日の締めくくりは、ハモンドオルガンを中心としたジャズユニット。
オルガン奏者・興津エリザベス和美さんが率いるのは、サックス、ドラム、ベースという編成。とにかく音が色っぽい。オルガンの唸るような響き、回転スピーカーのシュワシュワという空気の揺れ、そこに管楽器のメロディが絡んで、まさに音の饗宴。
じっくりと腰を据えて聴くジャズの醍醐味をたっぷりと味わえる、渋くて奥深いステージでした。
おまけ:街角に溶け込む音楽たち
この日、金沢の街全体がまるで音楽に包まれているかのようでした。
金沢駅前周辺から金沢市役所および片町きららなどでは、クラシックのステージも盛況。街の中で自然と音楽と出会える、そんな贅沢な環境が広がっていました。
ガルガンチュア音楽祭とユネスコ・ジャズ・デイの共催というかたちで、ジャズとクラシックの垣根を越えて音楽が交差し合うこのイベント。耳だけでなく心にも余韻を残す、そんな1日になりました。
来年の「ユネスコ・ジャズ・デイ」は、記念すべき15周年。グローバルホストシティはジャズの聖地・シカゴになるそうです。金沢でも、また来年のこの季節に音楽と再会できることを楽しみにしています。

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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