もっきりやで上質なJAZZピアノトリオを堪能しました、活況な金沢の様子にも驚きです

この記事は約8分で読めます。

もっきりやで上質なピアノトリオを堪能コロナ禍に入ってからはや3年、しばらくライブハウスに行くことがなくなっていました。だんだんアフターコロナの空気感が強くなりそろそろいいかなと思い、金沢市柿木畠の「もっきりや」さんに行ってきました。たぶん4年ぶりくらいですから超・久しぶりです。
今回のJAZZライブは地元金沢で演奏活動している木村郁絵さんがリーダーをとるピアノトリオの演奏ということで楽しみです。

土曜日夜の金沢は活況を呈していました

新年度に入ってから最初の土曜日の夜。歓送迎会とかという団体行事はあまりないだろうなと想像していましたが、観光客は想像以上に多かったです。カップルや若い人たちの小グループという方が多く、外国人も多数目に付きましたね。

金沢駅からバスで香林坊まで乗りました。

金沢のマチナカでは桜は散って葉桜でした

雨模様で肌寒い夜でしたが香林坊界隈はけっこう賑わっていました。

柿木畠に入ると桜の木が何本もあります。しかし、すでに葉桜でした。この雨でほとんど桜は散ってしまったようですね。

もっきりやに到着

今夜の目的地「もっきりや」に到着したのは19時すぎでした。今夜は19:30からライブがあります。

4/8(土)19:30〜 ¥2500
木村郁絵(p) 川東優紀(b) 中沢宏明(ds)
ベーシックなピアノトリオという編成です

Curtain Call…木村郁絵トリオ | もっきりや
Kanazawa MOKKIRIYA

このトリオも久しぶりです。これだけのピアノトリオ、なかなか地方では聞けないと思うのですが…。他流試合もタップリ、もっともっと良くなってください。

もっきりやのマスター平賀さんも
「いいトリオですよ。未聴の人は是非。ちょっとびっくりします。」
と語っていました。

ピアニストの木村郁絵さんは、メジャーなJAZZプレイヤーのバックを務めることが何度もあり、ピアノに関しては百戦錬磨の凄腕です。テクニックだけでなく臨機応変な対応ができる演奏力には定評があります。

今回はその木村郁絵さんがリーダーとなって、前面にでて弾きまくるJAZZピアノトリオとなりそうで楽しみにしていました。

演奏が始まる前の様子、はじまりはじまり。

ライブは二部構成でアンコールを含めると全11曲でした

備忘録として当日メモしたセットリストは以下のとおりです。

1セット目

1 忘れたけどのりのよい曲
2 オスカーピーターソンの曲
3 ビルエバンスのベリーアーリー
4 ボディアンドソウル スダンダードジャズのバラード
5 カップベアラーズ、ノリのよい曲でした

2セット目

1 オスカーピーターソンの曲 小麦畑という解説あり、
2 マルグリューミラーの曲
3 オンダヒストリー イントロのベースラインがきれい
4 すごく古いスタンダードナンバー メモリーオブユー
5 コールポーターの曲 エブリシングなんたら…と聞こえました(笑)

曲名は聞いたままで空耳っぽい名前で間違っているかもしれませんがご容赦ください。アンコール曲は手拍子ありでお客さんもノリノリでした。本当にいいライブでした。

オスカー・ピーターソンが好き

木村郁絵さんはオスカー・ピーターソンが好きなんでしょうね。2セット目の最初の曲紹介で「小麦畑というイメージです」みたいなコメントがありましたが、その曲中でピアノを弾きながら歌うような様子もありノッてましたね。

オスカー・ピーターソンの曲をあとで調べてみましたが、「小麦畑」という曲名はありませんでした。ひょっとしたらこれかなと思われるのが「WHEATLAND」です。

「WHEATLAND(ウイートランド)」を直訳すると「小麦の国」です。この曲はカナダ組曲(CANADIANA SUITE)というアルバムに入っています。ちょっと興味が湧いたのでCDを購入することにしました。

このカナダ組曲(CANADIANA SUITE)というアルバムは
https://wikipedia.org/wiki/Canadiana_Suite
にて紹介されています。
オスカー・ピーターソンが故国カナダの雄大な大地をイメージして作った作品で、甘くしっとりした曲も入っていて、なかなか気に入りました。

オスカーピーターソンのWHEATLAND

もっきりやのベーゼンドルファー

Bosendorferまた、ビル・エヴァンスのベリーアーリーもよかったです。木村郁絵さんのピアノは本当にビル・エヴァンスにすごく合うと思います。甘く流れるコード進行がもっきりやの名機ベーゼンドルファーともぴったりです。
甘美な音色のベーゼンドルファー(ピアノ)はオーストリア製。いまだに生産工程を機械化せず手作りにこだわっているピアノメーカーです。もっきりやのベーゼンドルファーは2005年2月20日にやってきた名器といわれています。通常ベーゼンドルファーのグランドピアノは1千万円くらいするので、これいったいいくらの価値があるのでしょうか。

いつか、このピアノで全曲ビル・エヴァンスというライブを木村さんにやってほしいな。ここで強くリクエスト(笑)

それにしても驚いたのが観客の多さです。

観客の多さにおどろきました

個人的に木村さんのピアノが好きですが、彼女は器用すぎてバックに回ることが多い地味な役回りが多かったピアニスト。知る人ぞ知る万能なプロフェッショナルなんです。ですが、あまり前面にはでない事が多いので、木村さんがリーダーとしてのライブだと集客に苦労するだろうな〜と思ってました。

ところがどっこい。満席で大盛況でした。私が店に入った時ですでに20人以上いましたが、演奏開始時は40人くらいいたのではないかと思われます。もっきりやの席数からすると超満員です。正直言って驚きました。

MCでも「お客さんが3人きたらいいかなと思っていたらこんなにたくさんの人が来てくれてびっくりです」という発言もありました。

会場を見渡すと、観光客らしいカップルやインバウンドの外国人も見受けられました。常連客らしいジャズ仲間も後ろの方の席に何名かいたようですが圧倒的に新規客が多かった印象があります。

もっきりや | Kanazawa MOKKIRIYA
もっきりやは、金沢の街なか、兼六園や21世紀美術館にほど近い、柿木畠に位置する喫茶店です。ライブハウスとしては、1971年の開店以来、地元アマチュアからビッグネームまで、多くのミュージシャンが素敵な演奏を聴かせてくれて来ました。ライブのない時間は通常営業。昼も夜も、そう変わらなく安くて美味しいものを提供しています。

もっきりや
金沢市柿木畠3-6
TEL 076-231-0096

これからライブが増えるといいですね。また、もっきりやにはことあるごとに行きたいなと思います。

JAZZの映画も人気

また、映画の「ブルージャイアント」が人気です。10代の若い主人公たち3人がブルーノート東京(と連想させるところ)でライブを成功させるというストーリーのJAZZ映画です。私も観てきましたがとっても感動しました。

映画『BLUE GIANT』公式サイト
【大ヒット上映中!】原作:石塚真一×監督:立川譲×音楽:上原ひろみ/シリーズ累計920万部突破!人気コミック待望のアニメーション映画化‼

もう一度観てみたいという人が多いのもうなづけます。まるでライブのような映画です。原作のアニメも人気のようです。若者にもJAZZの人気が高まっているのかもしれません。

このようなジャズをテーマにした漫画が人気になるとは、これまた意外です。どちらかというと地味でマイナーなイメージがあるジャズが、人気になってきているということが、世の中の文化というか空気感が変化しているのではないかと思いました。

「ジャズ」の特徴として「一期一会」があります。

私が好きなジャズは「セッション」と言われる演奏者が集まってアドリブをし合う音楽のゲームのような演奏スタイルです。その場にいないと感じられないという一期一会のような特徴があります。

ひょっとしたら、世の中の合理化や画一化が進んでいることの反動で、このような自由闊達な生き方(ライブ)に注目が集まっているのかもしれないなと思いました。

世の中の空気が変わりましたね。

アフターコロナへと変化していますね

香林坊から金沢駅への間に外国人を多数見かけました

今夜のもっきりやライブは本当に気持ちよい、いいライブでした。

そして、アフターコロナを実感した夜でした。

もっきりやを出て柿木畠から香林坊のバス停まで歩きましたがすれ違った人の約半分が外国人だったような気がします。それもわりと若い欧米人が多かったです。

香林坊から金沢駅に向かうバスに乗るとこれまた満席。そして欧米人らしい女性グループも乗ってきました。ベビーカーに赤ちゃんを乗せてます。やがて22時に、なろうかという時間帯ですので、これまた驚きです。

スターバックスの周りには多数の外国人がいました

香林坊、武蔵、金沢駅。スターバックスの店舗がある場所です。ここに外国人が集まってました。彼らからすると異国の地でも安心できる第3の場所なのかもしれません。スタバの店内やその周りにいるのは日本人より外国人の方が目立ちました。

インバウンドはこれから爆発するのかもしれませんね。

22時ころの金沢駅には多数の人がいました。大きな荷物を持った人の姿も目立ちました。やはり観光客が増加しているのでしょうね。

電車で家に帰ります。いい気分で乗り過ごさないように気をつけます。はい、大丈夫でした、無事に家に着けました(笑)

インバウンド増加の予感

観光庁によると、2023年のインバウンド需要は4.96兆円となり、コロナ前を上回る見込みです。

経済効果については、観光庁が2025年までの新たな観光立国推進基本計画の策定に向けた素案を提示し、「人数に依存しない目標を中心に『持続可能な観光地域づくり戦略』」を打ち出しています。

2023年のインバウンド需要は4.96兆円と早くもコロナ前を上回る予想

とくに直近のインバウンド分析では、一人あたりの消費金額の増加が大きいため、人数の回復以上に経済効果が大きいとされています。

星野リゾートの星野佳路代表は、インバウンド完全復活は2024年以降になると予想していますが、その見込が早まるかもしれませんね。

2つの気づき

今回のライブを聴いたあと、2つのことに気づきました。

1つは、ジャズの人気が高まっていることです。
セッションというアドリブ合戦のような自由闊達な生き方が、世の中に評価されてきているのではないかと思いました。

もう1つは、観光客の増加です。外国からの観光客もとても目立つようになりました。今年の日本は、インバウンドが大盛りあがりになるような気がします。

どもども通信のメルマガは毎月1日発行です

どもども通信

当社の月刊情報誌の「どもども通信」をPDFでご覧いただくことができるようになりました。

どもども通信

詳しくは上記のリンクをクリックして専用ページでお確かめください。

ジャズ(jazz)
シェアする
株式会社ドモドモコーポレーション