Googleビジネスプロフィール(旧名:Googleマイビジネス)で作成したウェブサイトが2024年2月末まででサポート終了となってしまいます。具体的には「business.site」と「negocio.site」という名称のドメインで作られたホームページが削除されるということです。
実は当社も「https://dm2cojp.business.site/」というホームページがありますが、これがGoogleビジネスプロフィールで作成されたウェブサイトです。まもなく削除されるということなので対策が必要ですね。
Googleビジネスプロフィールを見直しましょう
Googleからウエブサイト廃止のメールが届きました
今朝、Googleから以下のようなメールが届きました。
2024年3月1日より「https://dm2cojp.business.site/」にアクセスしたユーザーはGoogleビジネスプロフィールにリダイレクトされるということです。つまり2月末までになんらかの手を打つ必要があるということです。
このメールで案内されている内容は以下のページにも表示されていました。
Google ビジネス プロフィールで作成したウェブサイトはまもなく利用できなくなります。というタイトルです。
削除されるのは「business.site」と「negocio.site」のウェブサイト
Googleビジネスプロフィール(旧名:Googleマイビジネス)のウェブサイトとは、Googleが提供する無料で利用できるウェブサイト作成ツールです。モバイル端末に対応した、1ページのウェブサイトを作成することができました。
「business.site」と「negocio.site」という名称のドメインで作られたホームページのことです。
当社も利用していました。
日本では「******.business.site」の利用が多かったように感じています。
このようなドメインのウェブサイトが削除されるということです。2024年3月1日以降は、ユーザーごとのビジネスプロフィール(グーグルマップの企業情報のページ)にリダイレクトされます。
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトがなくなる理由
Googleは、Googleビジネスプロフィールのウェブサイト作成ツールを終了する理由として、以下の点を挙げています。
・Googleビジネスプロフィールのウェブサイト作成ツールは、Googleの他のサービスと統合されていないため、ビジネスの成長を支援する十分な機能を提供できない。
・Googleは、より高度な機能を備えたウェブサイト作成ツールを提供する他のサービスを提供している。
また、Googleビジネスプロフィールのウェブサイト作成ツールの利用者から、以下の意見が寄せられています。
「モバイル端末に対応しているが、PC端末では見づらい」
「画像や動画を追加したい」
「問い合わせフォームや予約フォームを追加したい」
これらの意見から、Googleビジネスプロフィールのウェブサイト作成ツールは、利用者のニーズを十分に満たすことができていなかったことがうかがわれます。
企業やショップの対策
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトを利用している企業やショップは、2024年3月1日までに、別のウェブサイトに移行するなどの対策を検討する必要があります。
移行先として、以下の方法が考えられます。
・自社でウェブサイトを構築する。
・ウェブサイト作成サービスを利用する。
・既存のウェブサイトをGoogleマイビジネスのウェブサイトと統合する。
・なにもしない
自社でウェブサイトを構築する場合は、HTMLやCSSなどの知識が必要となります。ウェブサイト作成サービスを利用する場合は、知識やスキルがなくても簡単にウェブサイトを作成することができます。既存のウェブサイトをGoogleビジネスプロフィールのウェブサイトと統合する場合は、Googleが提供するツールを利用することができます。
自社でウェブサイトを構築する場合の注意点
自社でウェブサイトを構築する場合は、以下の点に注意が必要です。
・ウェブサイトの目的を明確にする。
・ターゲットユーザーを明確にする。
・ウェブサイトのコンテンツを検討する。
・ウェブサイトのデザインを検討する。
具体的には、レンタルサーバーを契約してワードプレスで構築するというのが有力な対策案になります。そのさいに、自力で構築するか、外部の制作者に依頼して外注するか、というのが分かれ道になりそうです。
ウェブサイト作成サービスを利用する場合の注意点
ウェブサイト作成サービスを利用する場合は、以下の点に注意が必要です。
・サービスの機能や料金を比較する。
・サービス提供会社の実績を確認する。
Googleの場合は「Googleサイト」というサービスがあります。このGoogleサービスが事実上Googleが提供する「Googleビジネスプロフィールのウェブサイト作成ツール」の代替サービスだと思われます。
自動的に移行してくれればいいと思うのですがそうもいかないようです。説明もわかりにくいですね。
まだ「Googleサイト」をお持ちでない場合は、上記にアクセスして設定するのがよいです。
他の方法では、JIMDOやWIXなどが候補になると思われます。いずれも簡単にホームページを構築することができます。数ページ程度の簡単なサイトでよければこれで十分という考え方もあります。
既存のウェブサイトをGoogleビジネスプロフィールのウェブサイトと統合する場合の注意点
既存のウェブサイトをGoogleビジネスプロフィールと統合する場合は、以下の点に注意が必要です。
・既存のウェブサイトの構成を確認する。
・移行ツールの使い方を理解する。
Googleビジネスプロフィールのウェブサイト作成ツールの終了は、企業やショップにとって大きな影響を与える可能性があります。移行先のウェブサイトの選択や移行作業を早めに行うことをおすすめします。
なにもしない
実は、この「なにもしない」という対応が一番多いような気がします。そもそもGoogleビジネスプロフィールのウェブサイトを利用していないか、いちおう作成しておいた、というようなユーザーが圧倒的に多いからです。
あまり利用されていなかったので、無くなってしまっても影響は少ないかもしれません。
また、Googleビジネスプロフィールのウェブサイトが無くなっても、ユーザーごとのビジネスプロフィール(グーグルマップの企業情報のページ)にリダイレクトされます。
実際には、グーグルマップが多機能になり、足りてしまうことが増えています。ですからグーグルマップ関係の情報を充実しておくことのほうが重要です。
このことから、ウェブサイトに関してはなにもしなくてもOKなのかもしれません。
Googleビジネスプロフィールのウェブサイト対策まとめ
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトがなくなることで、企業やショップは、自社でウェブサイトを構築するか、ウェブサイト作成サービスを利用するかの選択を迫られます。
自社でウェブサイトを構築する場合は、ウェブサイトの目的やターゲットユーザーを明確にして、コンテンツやデザインを検討する必要があります。
ウェブサイト作成サービスを利用する場合は、サービスの機能や料金、サービス提供会社の実績を比較して、自社に最適なサービスを選ぶことが重要です。
既存のウェブサイトをGoogleビジネスプロフィールのウェブサイトと統合する場合は、既存のウェブサイトの構成を確認して、移行ツールの使い方を理解しておきましょう。
いずれにしても2024年2月末までに準備を終えておく必要があります。
グーグルマップはますます重要になります
最後に、Googleビジネスプロフィールのウェブサイトがなくなることにより、グーグルマップはますます重要性が増します。
自社や自店舗のグーグルマップでの表示のされかたを最適化しておきましょう。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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