変えていくものと変えてはいけないもの…8年前訪問したサント・アンというケーキ屋さんにその答えはあった

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Saintan 兵庫県三田市にサント・アンというケーキ店がある。単独の路面店としてはとても大きなケーキ屋さんだ。元気で親切な接客、どんな要望にも徹底して応えようとする姿勢。ご要望にはNOを言わず可能な限り応える。小さなクレームにも全力で対応するなど、販売を中心に製造スタッフまでもが全てお客様本位に動くのがこの店の強さだ。

…などと、DOITのビデオでも成功事例として紹介されている。

サント・アンに訪問したのは2004年だから8年前である。このDOITのビデオを見て、サント・アンにおおいに興味を持ち、訪問し、塚口社長とお会いした。

塚口社長はすばらしい経営者で、当時、その徹底した顧客志向にふれ感動した覚えがある。

しかし、経営環境は変化する。生活者のライフスタイルも変わる。近所に有名店が出店するなど競合条件も変わる。経済社会の環境も大きく変わっている。つまり、企業の外部環境はどんどん変わっていく。

企業戦略は環境に対応し変えていかなければならない。スタッフの制服が変わっていた。クレド委員会ができていた。サント・アン検定という社内の資格制度的なものができていた。やはり、対応策は変化している。

変わるももの中で変わらないものは「経営理念」などの経営トップの意思である。

サント・アンの存在理由
 やすらぎとたのしさを提供し社会に役立つ
経営理念
 より良いお菓子で人と文化を育む
ミッション・ヴィジョン
 安心と満足の菓子文化を創造する

これは今でも変わらないようだ。「より良いお菓子で人と文化を育む」という経営理念は社内に今でも掲げられている。

そして、お客様へのお約束5か条は今でも健在だった。 お客様へのお約束5か条
※この写真は2004年に訪問したときのもの

コメント

  1. JR福知山線の事故と三田市のサント・アン

    JR福知山線事故のニュースには心が痛みます。 実はちょうど1年前の今頃、この電車に乗りました。 顧客満足度の高い経営を実践している洋菓子店として有名な兵庫県三田市のサントアンに行ってきたときです。そのときお世話になった知人の診断士であるKEIさんの安否が心配になりましたが、ブログに無事との記載があり、ほっとしました。しかし、KEIさん、事故車の1本あとの電車に乗っていたらしいです…。おどろきですね…