GA4で異常数値を発見、集客サマリーで新規ユーザー数がユーザー数より多いのは設定不具合の可能性が高いです

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GA4で異常数値を発見Google Analytics(グーグルアナリティクス)GA4で、集客サマリーをみると「ユーザー」の数が表示されます。ユーザー数の隣には「新規ユーザー数」が表示されており、ユーザー数のうち、新規訪問がどれくらいだったかを表します。ですから、新規ユーザー数はユーザー数より少なくないとおかしいです。
あるサイトでこの集客サマリーの新規ユーザー数の異常値を発見しました。新規ユーザー数がユーザー数よりも多いという不具合が起きています。この原因追求と対策を実施しました。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)GA4

集客サマリーの正常値

通常の集客サマリーは、新規ユーザー数のほうが少ないはずです。

ちなみにこのデータは当サイトです。ユーザー数3.4万に対して新規ユーザー数が3.3万です。するとリピートユーザー数は、3.4万-3.3万=1000ということになります。リピートユーザー数が1000というのは全体のアクセス数の割にはものたりない感じですね。

それはさておき、新規ユーザー数のほうがユーザー数よりも少ないので正常な範囲です。

集客サマリーの異常値、新規のほうが多い?

異常が起きているサイトでは、新規ユーザー数のほうが多く表示されていました。

ユーザー数が3742なのに、新規ユーザー数が4449あります。新規ユーザー数のほうが多いというのは明らかにおかしいですね。

集客サマリーのユーザー数で異常値がでる原因と対策

ユーザー数よりも新規ユーザー数が多いというのは異常です。その原因と対策についてどのような項目があるかを調べてみました。

原因 対策
Cookieの設定が不正 Cookieを正しく設定する
クロスドメイントラッキングが有効になっていない クロスドメイントラッキングを有効にする
ドメインの識別パラメータの設定が不正 ドメインの識別パラメータを正しく設定する

今回の事例は、原因がクロスドメイン設定がされていないことでした。

この事例では、企業の公式サイトのドメインと通販サイトのドメインが別ドメインなのですが、1つの測定IDでアクセス解析していました。このことはクロスドメイントラッキングといい、考え方は間違っていません。

ただし、GA4でクロスドメイントラッキングをする場合は、そのための設定をしてく必要があります。

グーグルアナリティクスGA4ではクロスドメイントラッキング設定が簡単になっています
Google Analytics(グーグルアナリティクス)GA4ではクロスドメイントラッキングの設定が簡単になっています。クロスドメイントラッキングとは、2つ以上のドメインにまたがってアクセス解析ができるようにすることです。 よくあるパターンは、会社案内などの公式サイトと通販サイトでドメイン名が違うけれど、ユーザーの行動は2つのドメインをまたがっていることが多いため、1つの測定IDでアクセス解析を...

上記にて設定について解説していますので、気になる方はご覧になってみてください。