SEM(検索エンジンマーケティング)は地域集客がますます重要になった、グーグルの検索結果にエリアを自動判別され近隣の実店舗の地図が表示される

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「野菜」と検索すると近隣の八百屋やスーパーが検索結果に表示されるグーグルの検索結果の画面が4月から変わっている。検索結果の3位と4位の間にグーグルマップが自動判別され表示されるケースが増えた。検索キーワードが「野菜」「魚」「うどん」「寿し」などの場合、3位の下に金沢駅近辺でその商材を扱う店舗のグーグルマップが表示される。この現象は私:遠田幹雄が金沢商圏に住んでいるからだろう。
今回の機能追加でもっとも重要な点は「エリア判定」だ。グーグルは検索するユーザーのIPアドレスクッキー情報から、ユーザーのエリアを自動判定している。検索キーワードに地名を含まない場合でも、検索意図が地域と関連すると判断したらグーグルマップが表示される。SEM(検索エンジンマーケティング)は地域集客の重要性がますます高まったといえるだろう。

「寿し」を検索した場合
「寿し」を検索した場合、やはり3位の下にグーグルマップが表示される。グーグルマップには金沢駅近辺の寿し屋さんが多く紹介されている。

「うどん」を検索した場合「うどん」を検索した場合も、やはり3位の下にグーグルマップが表示され、金沢駅近辺のうどん屋さんが表示される。

「魚」を検索した場合「魚」を検索した場合、やはり3位の下にグーグルマップが表示される。グーグルマップには金沢駅近辺の魚屋さんが多いが、魚屋以外にも水産卸、海産物店、かぶら寿し販売など魚関連の企業が表示されている。

「肉」を検索した場合「肉」を検索した場合は、ちょっと違う検索結果になっている。3位の下にはグーグルマップではなく肉に関する動画が紹介されている。金沢という地域では「肉」に関して店舗との関連が薄いと判断しているということだろうか…。

他地域の方で同様の検索キーワードでグーグル検索した結果を教えてもらえるとありがたい。

このグーグル検索結果からわかることは、よりローカルな地域情報が重要になったということである。
検索結果に表示される実店舗は、検索結果にお客様が吸い寄せられるから「集客数が増加」するだろう。一方、検索結果に表示されない実店舗は集客数が減少するかもしれない。
検索結果に現れないことは「この世に存在しないのも同じ」というグーグル革命の暗示どおりになってしまうのか。

地域の中小企業は、通信販売をしないからとホームページに取り組まないと実店舗でも致命的なダメージを受けるかもしれない。あらためて実店舗への集客をビジネスモデルとした検索エンジンマーケティングを再考しなければならないだろう。

もしも、まだ集客を意識したWEBサイトを構築していないのならば、対策を急ぐべきだ。集客を目的としたブログマーケティングを考えてはどうだろうか?

「MTOS」で始めるなら「MTOSで行こう!」の記事が参考になるし、「さくらのブログ」で始めるのなら「さくらのブログでビジネスブログ」の記事が参考になるはずだ。

手遅れにならないうちに、今からでもWEBサイトへの取り組みを始めてほしい。

※この記事は渡辺隆広氏が書いているSEMILOGの「Google Web検索がエリア自動判定を追加 – 検索マーケティングはどう変わる?」を参考にして書きました。

コメント

  1. グーグルは検索者の所在地を考慮:来店型のWEB戦略がより重要になった。

    遠田幹雄さんのブログ記事『SEM(検索エンジンマーケティング)は地域集客がますます重要になった、グーグルの検索結果にエリアを自動判別され近隣の実店舗の地図が表示される』を読み、実験です。 …