日本語ドメインをほとんどスパム判定するSEOmozのスパム判定サービス、日本語ドメインのSEOはどうなる?

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SeomozurlspamSEOブログで世界一人気が高いSEOmoz.org。ドメイン名からスパムサイトかどうかを判別するツールが公開されている。このSEOmozのスパム判定サービスでスパムと見る傾向は次の項目だ。ドメイン名が長い、.infoや.ccなど簡単に取得できるTLDを使う、ドメイン名に商業価値の高い一般的なスパムキーワードを使用、ドメイン名に複数のハイフンを含む傾向が強い、.comあるいは.orgなどのTLDでないことが多い、などだ。スパムの傾向を数値化して見えるようにできるのは便利。しかし、このアルゴリズムでは日本語ドメインはほとんどがスパムと判定されてしまうことになる。

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日本語.jp
たとえば日本語ドメインのhttp://駅街ガイド.jp/をこのSEOmoz.orgのスパム判定サービスにかけるとスパムスコアは1.104。1を超えてしまいスパム判定になる。またhttp://日本語.jp/もスパムスコアは1.127とスパム判定になる。

日本語ドメインは、日本語を表示するためにピュニコードといわれるxn--から始まる半角英数で表示される。「駅街ガイド.jp」は「http://xn--eckp2gz283bohsa.jp」となる。「日本語.jp」は「http://xn--wgv71a119e.jp」となる。
ピュニコードは、必ずハイホンが2つ以上入る、数字が多く表示される、ドメイン名が長くなる、などの特徴がある。実はこれが、SEOmoz.orgのスパム判定アルゴリズムにばっちりはまってしまうのだ。

実際の検索エンジンがどのような判定をするかは不明だが、SEOmoz.orgのスパム判定に近いアルゴリズムだとSEO効果はほとんど期待できないことになる。

※punycode(ピュニコード)とは、国際化ドメイン名を使用する際に用いられる文字符号化方式の一つで、国際化ドメイン名をASCII文字半角(英数
字や記号等)と互換性のあるものに表現するために考案された。ドメイン名としてpunycodeを使用する場合は、先頭に「xn--」が必ず表示され、その後に符号化された文字が続く。ブラウザではファイヤーフォックスやサファリなどのブラウザはかなり前から日本語ドメインに対応していた。IE6は標準では日本語ドメインを解釈できなかったが、IE7以降は日本語ドメインに対応したため、今後の日本語ドメインの普及が期待されている。