サーバーを変えれば表示速度が変わる、さくらインターネットのスタンダードをプレミアムに変えると表示速度が見違えるほど向上します

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さくらインターネットさくらインターネットでワードプレス(WordPress)を運用していると表示速度の遅さが気になります。Googleのサイト表示速度チェックの「PageSpeed Insights」を使って計測するとパフォーマンススコアが100点満点で10点前後のことが多かったりします。さくらインターネットのレンタルサーバーにはいくつかのプランがありますが、利用者が多い「スタンダード」で、なおかつ数年前から利用している場合は特に遅いです。
これをプレミアムに変えるだけで劇的に早くなりました。

スタンダードからプレミアムに変更したら劇的に速度向上しました

ワードプレスで運用しているサイトをプレミアムに移転することなり、その移転作業中で速度測定をしてみました。

条件としては

・ワードプレスやプラグインなどの条件はほぼ同じ
・記事数や写真はまったく同じ
・プレミアムサーバーにはコンテンツブースト機能あり

です。

測定はGoogleの

PageSpeed Insights
https://pagespeed.web.dev/

を利用しました。

▼スタンダードの測定結果
sakura_s1.jpg

▼プレミアムの測定結果
sakura_s2.jpg

スコア的に目立つ変化は

・パフォーマンス得点が11点から26点に向上している
・FCPが6.0秒から1.9秒に激減している
・スピードインデックスが22.9秒から12.5秒に激減している

です。

中身がまったく同じといっていい状態です。サーバーだけが変わって表示速度が劇的によくなっています。これで年間1万円の費用増加なら十分に元がとれますね。

これから高速化のチューニングをすればもっと好成績になることが見込まれますので楽しみです。ワードプレスではパフォーマンススコアが50点を超えるのは難しいと言われていますが、これなら50点超えの期待もできそうです。

さくらインターネットのサーバーが2月から高速化

なお、さくらインターネットでは、2月からサーバーが高速化することになっていて、古いサーバーは高速化したサーバに移転できるそうです。

さらに速く、快適に
New さくらのレンタルサーバ
2022年2月 新サーバーリリース予定
https://rs.sakura.ad.jp/speedup/

sakuraspeedgraph.jpg

おそらくですが、今、プレミアムを契約した場合はこの高速化されたサーバになっているのだと思います。

今回、新規利用開始したプレミアムサーバーのスペックは

OSバージョン FreeBSD 11.2-RELEASE-p14 amd64
CPU Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2650 v3 @ 2.30GHz
メモリ容量 32GB
Webサーバ Apache/2.4.51
※オールSSD

です。

ちなみに、当社が現在利用しているのもさくらインターネットのプレミアムサーバーですが、スペックは

OSバージョン FreeBSD 9.1-RELEASE-p24 amd64
CPU Intel Xeon E312xx (Sandy Bridge)
メモリ容量 18GB
Webサーバ Apache/2.4.51
※HDD仕様、MySQLのみSSD

です。

全然違いますね。

2月になって新サーバーに移転できるようになったら早速移転申し込みしたいです。

今回の新サーバーには「簡単移転サービス」という機能があるそうなので、おそらく引っ越しは楽になっているのではないかと思います。