さくらインターネットがDMARCとDKIMに対応、明日からのGmailスパム強化にぎりぎり間に合いました

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さくらインターネットがDMARCとDKIMに対応さくらインターネットがDMARCとDKIMに対応しました。X(旧Twitter)でも「サーバーがDKIMおよびDMARCに対応」ということが告知されています。
早速、設定してみました。サーバーコントロールパネルに新たなメニューが加わり、設定ができました。想定していたよりも簡易な設定方法でよかったです。

さくらインターネットのメール認証が高度化しました

DKIMとDMARCの設定をしましょう

サーバーコントロールパネルのメニューに「メール」→「メールドメイン」という新しいメニューができていました。

さくらインターネットがDMARCとDKIMに対応

この「メールドメイン」では登録してあるドメインが一覧できます。現状では「認証」のところが「SPF」しか表示されていません。独自ドメインを選択し「設定」をクリックしてDKIMとDMARCの認証作業を進めます。

DKIM設定ができました

マニュアルに沿って複数回クリックするだけで設定ができました。

テスト送信したところ、SPF、DKIM、DMARC、すべてPASSとなりました。

詳しい設定方法

DKIM署名、DMARCを設定したい | さくらのサポート情報
このマニュアルでは、DKIM署名およびDMARCの設定についてご案内しています。※「さくらのマネージドサーバ」のOSがFreeBSD9.1のサーバーは、OSの仕様により対象外となります。対象外のサーバーは、リプレースによるOSアップデート後に対応いたします。前提条件DKIM署名設

上記のオンラインヘルプに詳しい設定方法が紹介されています。参考にしてください。

なお、本日(1月31日)は明日のGmailスパム強化対策前日とあって駆け込み設定をする方々が多いようです。

さくらインターネットがDMARCとDKIMに対応

さくらインターネットのサーバーにアクセスが殺到しているようなので、しばらく「読み込み中」がくるくる回りサーバーエラーになることが多かったです。

リロードをクリックしてもなかなかエラーがおさまりませんでした。

なぜDMARCやDKIMが必要なのか?

なぜ、ここにきてDMARCやDKIMの設定が必要なのかについて、あらためて解説しておきます。

Gmailがセキュリティを強化しており、メールの信頼性を証明するSPF、DKIM、DMARCの設定をしていないメールを基本的に受信しないというような強固な方針がしまされたからです。

2024年2月1日からの実施予定ですのでご注意ください。

Gmailあてに送信するメールにはメール認証のSPFとDKIMが必須、さらにDMARCまでの設定を推奨します
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DMARC
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