インターネット上での独自ドメインの表示にはDNS（ドメインネームシステム）というしくみを活用しています。ネームサーバの名前を切り替えることで、違うサーバで独自ドメインを表示できるようになります。
さて、独自ドメインを別のレンタルサーバに移転した場合には、表示がなかなか切り替わらない場合があります。48時間程度かかると言われていましたが、最近ではもっと早くなっており、うまくいけば１時間位で表示が切り替わります。しかし、２日以上たっても表示が切り替わらない場合は、なにか設定ミスがあるかもしれませんので、調べてみましょう。
ドメイン情報を確認する方法
ここでは、利用者が多い「さくらインターネット」の場合で紹介します。ドメイン情報は管理画面のドメインコントロールパネルで確認できます。
まずは、会員IDでログインします。
さくらインターネット会員ログインURL
https://secure.sakura.ad.jp/menu/top/
ログインすると左側にメニューが並んでいますが、「契約情報」の欄に「契約中のドメイン」という欄がありますのでクリックすると、契約中のドメイン一覧を見ることができます。この一覧に表示されているドメインについては、別のレンタルサーバーで表示するような設定にもできます。逆に言うと、そのような場合は、さくらインターネットでドメイン管理をしていても、さくらインターネットで独自ドメイン表示ができません。
その内容を確認してみましょう。
上記の画面で、ドメインコントロールパネルをクリックします。
すると、「さくらのドメイン」という画面になります。
「さくらのドメイン」という画面では、管理しているドメイン一覧が表示されます。
ここに表示されている独自ドメインについては、この画面から表示のコントロールができます。
まず、表示させたい独自ドメインが、ちゃんと「さくらインターネット」のドメインネームになっているかどうかを確認します。
以下では「sindan.org」という独自ドメインの例で紹介します。
ネームサーバには、ネームサーバ１とネームサーバ２がそれぞれ表示されています。
さくらインターネットのネームサーバなら
ネームサーバ1 NS1.DNS.NE.JP
ネームサーバ2 NS2.DNS.NE.JP
という名前になっているはずです。
ドメイン情報の一番右にある「Whois」をクリックすると、ゾーン情報（Whois）という設定情報を確認することができます。
上記の画面では、よくみるとネームサーバの名前が違いますね。
ネームサーバの名前が
ネームサーバ1 ns1.ocn.ne.jp
ネームサーバ2 ns2.ocn.ne.jp
という名前になっています。
これは「ＯＣＮ（NTTのサーバ）」のネームサーバです。
この状況だと、OCNのレンタルサーバで独自ドメインを表示しています。
そこで、この内容をさくらインターネットのネームサーバに変更します。
「ネームサーバを編集」とボタンをクリックすると、ネームサーバを変更することができます。
ここで、さくらインターネットのネームサーバである
ネームサーバ1 NS1.DNS.NE.JP
ネームサーバ2 NS2.DNS.NE.JP
という名前に変更して保存します。
これで、この独自ドメインを表示するレンタルサーバが、OCNからさくらインターネットに変更されました。
この状態で少し待ちましょう。48時間かかると言われていますが、おそらく数時間ほどでドメイン表示がさくらインターネットになるはずです。
なお、この作業はとってもデリケートで専門的な内容が含まれています。失敗すると、ホームページの表示がうまくできなくなります。「ドメインウェブの設定が見つかりません」というエラーになってしまったり、メールの送受信ができなかったりといったトラブルが起こります。
自信がない場合は、専門家に相談するか、専門のIT業者に操作を依頼しましょう。
DNSについての説明
DNSは日本語では「名前解決」と言われています。
ドメイン名とIPアドレスを対応付けて管理する仕組みです。
DNSサーバーの設定は、ドメインやレンタルサーバー事業者が提供するコントロールパネル等から行いますが、新規取得したドメインを使う場合や、他社から移行する場合など、ケースによって設定方法が異なることがあるので注意が必要です。また、DNSサーバーが正しく設定されているかを確認する方法も、あわせて確認しておきましょう。
DNSサーバの設定方法
https://www.nadukete.net/domain-guide/setting/dns-setting.html
DNSとは
https://domainname.jp/report/dns
参考記事もご覧になってみてください。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格：中小企業診断士、情報処理技術者など
会社概要およびプロフィールは株式会社ドモドモコーポレーションの会社案内にて紹介していますので興味ある方はご覧ください。
お問い合わせは電話ではなくお問い合わせフォームからメールにておねがいします。新規の電話番号からの電話は受信しないことにしていますのでご了承ください。
【反応していただけると喜びます（笑）】
記事内容が役にたったとか共感したとかで、なにか反応をしたいという場合はTwitterやフェイスブックなどのSNSで反応いただけるとうれしいです。
遠田幹雄が利用しているSNSは以下のとおりです。
facebook https://www.facebook.com/tohdamikio
ツイッター https://twitter.com/tohdamikio
LINE https://lin.ee/igN7saM
チャットワーク https://www.chatwork.com/tohda
また、投げ銭システムも用意しましたのでお気持ちがあればクレジット決済などでもお支払いいただけます。
※投げ銭はデジタルコンテンツ購入という通販のしくみにしました。
※投げ銭は100円からOKです。シャレですので笑ってください（笑）
