KCGの12月例会は「誰でもできる!売れる!キャッチコピー講座」というテーマで中小企業診断士の久田浩志氏が講師だった

この記事は約2分で読めます。

久田浩志KCG(金沢・コンサルティング・グループ)は毎月セミナーを実施している。遠田は不定期な参加で前回の講師当番が2011年8月だからずいぶんと前のことである。
さて、本日のKCGセミナーの講師は中小企業診断士の久田浩志氏。東京のIT系企業でECコンサルタントをしていた実績がありネット通販に関してのエキスパートである。その強みを活かし、今回のテーマはネットの販促系で「誰でもできる!売れる!キャッチコピー講座」となった。毎回多数の受講者が集まり本日も中小企業診断士、税理士、弁護士、経営者など約20名が集まったが、今回のセミナーは「役に立つ!」「自社サイトの改善にこの技を使いたい!」と絶賛の嵐だった。

▼KCGセミナーの様子(近江町いちば館の4階研修室)
KCGセミナーの様子

いいセミナーだった。要点をついたセオリーの説明とワークがあり、短時間でよくわかるように進行したのも好感がもてた。

いいキャッチコピーというと、天才的なマッケッターやコピーライターが生み出すようなイメージがある。しかし、そうではなく、きちんとセオリー通りに組み立てていけば、ある一定以上のレベルのキャッチコピーが書けるということを理解できた。

製品やサービスのキャッチコピーを書くために必要な情報を集めたあと、1.「引き」、2.「特徴」、3.「名前や容量」という3つにわけて記述することで、いいキャッチコピーの骨格ができる。あとは、そのキャッチコピーをブラッシュアップしていくというやり方であった。

10分のワークで、遠田は「無農薬トマト」を題材として考えてみた。

1.引き:スイカより甘い糖度14度で一口サイズ
2.特徴:奇跡のりんごを産んだ木村秋則式の無農薬栽培で育てた
3.名前や容量:宝石トマト10個入り

この3つを並べると…
スイカより甘い糖度14度で一口サイズ、奇跡のりんごを産んだ木村秋則式の無農薬栽培で育てた宝石トマト10個入り
となる。

このキャッチコピーをベースに推敲して完成させるというわけだ。どうだろう、短時間で書いた割にはなかなかいいキャッチコピーかもしれない。

今度、ネットショップ関係者などの勉強会などでもこのキャッチコピーの書き方について久田氏に講演を依頼したいと考えている。久田氏は、金沢市役所勤務のあと東京に移転し、WEB関係の仕事に従事。ネットショップ店長などの経験もあり一部上場企業でECコンサルタントとなり、約2000社のWEBマーケティングに関わっているというすばらしいキャリアの持ち主である。