格安SIMで200Kbpsの速度制限を受けている状況での通信速度をiPhone6のインターネット共有でテスト、まずまず使える速度感である

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iphoneのテザリングiPhone6にはocnモバイルONEのSIMを入れている。月額1600円(税別)で音声通話もでき、データ通信は一日70MBまで使用できる。使わなかったデータ通信は翌日に繰越もできるので一日最大140MBまで高速データ通信が可能だ。ふだんはwifiも併用するので通信上限を超えることはない。この日(昨日)は終日外出して大量のデータ通信を利用する予定があったためテストをしようと思いたった。金沢駅界隈で100枚以上の写真撮影や動画撮影を行った。その大量の写真をGoogle+にバックアップし、YouTubeでの動画閲覧をするなど、無理やり一日150MB以上のデータ通信を行い通信上限を超えさせた。(ふだんはGoogle+の写真バックアップやYouTube閲覧は事務所や自宅でのwifi接続時のみ)

この通信上限を超えた状況では通信速度上限は200kbpsに制限されるが、メールチェックするくらいなら体感上は意外にもそれほど遅いとは感じない。では、この通信速度制限を受けた状態でインターネット共有(テザリング)を行い、wifiを飛ばしパソコンで利用した場合の速度はどれくらいだろうか。テストしてみた。

この日の朝にリセットして0にしたデータ通信の量は、この段階で156MBになっている。ocnモバイルONEでは通信制限を受け、速度は200Kbpsに低下しているはずである。

データ通信の量は上限を超えている

iPhoneのスピードテストアプリで通信速度をチェックしてみると、見事に200Kbpsに速度制限されていた。

iPhoneのスピードテスト

このデータでは、ダウンロードが220Kbps、アップロードが200Kbpsになっている。

この状況で、iPhoneのインターネット共有(テザリング)を行い、wifi電波を出してパソコンを接続する。そのパソコンでスピードテストを行った。

パソコンで格安SIMのスピードテスト

これまた、速度は214Kbpsだから、ほぼ200Kbpsに制限されていることがわかる。

ここでパソコンでメールチェックなどを行ってみた。サクサクというわけにはいかないが、テキストメールのやりとり程度なら支障がない速度である。そもそも、200KbpsはISDNが64Kbpsであることを考慮すればそれなりに早い。また、速度制限を受けた状態のiPhoneでも050plusで音声通話ができることを考えてみれば悪くない通信速度である。

なお、この契約コースは一日単位で通信量が決まっているので、翌日(深夜0時)を超えると新たに70MBの高速通信が可能になる。

▼ocnモバイルONEの通信速度繰越のしくみ

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今のところ日常使う分にはこの格安SIM(ocnモバイルONE)で十分だ。これで月額の通信料が2000円以下になっている。毎月の通信費が1万円かかっているという方はもっと安くできる方法があるはずである。5月のSIMロックフリーに向けて、なんらかの見直しをするといいだろう。