エックスサーバーのDKIM設定が使えるようになり「mamejin.com」などのドメインでDKIM=PASSになりました

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エックスサーバーのDKIM設定当社が利用しているエックスサーバーでDKIM設定が本日から使えるようになりました。2023年2月14日からエックスサーバーの新規契約からDKIMが使えるようになることが発表されていました。既存ユーザーも順次対応するということでしたが、本日案内がきて当社が利用しているサーバーでもDKIMが使えるようになったとのこと。約3週間遅れですがこれでようやくDKIM認証を使えるようになります。

エックスサーバーでDKIM認証を行う

設定しないとDKIMは有効になりません

エックスサーバーから案内がきたからといって、そのままではDKIM認証は使えません。サーバーの管理画面にログインして「メール」欄にある「DKIM設定」を操作する必要があります。

DKIMの設定方法
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_mail_dkim.php

ドメインごとにDKIM設定が必要です

以下は「mamejin.com」というドメインでの設定について紹介します。

管理画面の「メール」に「DKIM設定」があるのでクリックします。

エックスサーバーのDKIM設定

「DKIM設定追加」をクリックします。

エックスサーバーのDKIM設定

すると、

DKIMを設定するドメインの追加・削除を行うことができます。
DKIMを設定することで、送信メールの改ざん・なりすましを防ぎ、送信メールの信頼性向上やメール到達率の向上が期待されます

というような記述がありました。設定を続けましょう。

「設定する」をクリックします。

「DNSレコード内容」にDKIMの認証テキストが付与されます。

エックスサーバーのDKIM設定

上記のような画像になったらOKです。

これで、DNSにDKIM認証に必要な暗号化されたデータが記述されて、ドメインの正当性が高くなります。

この操作はドメインごとに行います。エックスサーバーでは複数のドメインを管理できますので、いくつものドメインを管理している場合はドメインごとにこの操作を実施してください。

DKIM=PASSになりました

今回設定したのは「mamejin.com」です。

https://www.mamejin.com/
のお問い合わせフォームからメール送信したところ、受け取った自動返信のメールが「DKIM=PASS」になっていました。これで「mamejin.com」から送信するメールが迷惑メール判定される可能性がぐんと下がり、メールが届きやすくなるはずです。

エックスサーバーのDKIM設定

Gmailに届いたメールの「メールヘッダ」を見ると、DKIMの欄が「PASS」になっています。これでOKです。

DKIM(デーキム)の設定は必須でしょう

DKIM設定のメリット

DKIMを設定するメリットは迷惑メール判定がされにくくなり、相手へのメールの到達率が高まることです。

当サービスから送信するメールアドレスに使用されているドメインの、正当性の検証が受信者側から可能になります。
送信メールが迷惑メールとして誤検知されるリスクの軽減や、企業間におけるメールによるコミュニケーションのセキュリティ強化などを期待することができます。

上記のように、DKIM設定を行うとメールで使われているドメインの正当性や信頼性が高くなります。

先月からGmailの迷惑メール判定がより強化されているようで、メールが届きにくくなっています。その背景には「なりすまし」などの不正メールが増加していることがあります。これまでの対策だけでは迷惑メール判定されやすくなっています。

もはや、DKIM設定は必須級でしょう。
できればもおうひとつ上の「DMARC」まで設定したほうがよいです。

DKIM関連の記事一覧はこちらです

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当サイト内では
https://www.dm2.co.jp/?s=DKIM

で関連記事をご覧頂くことができます。

また、SPFとDKIMを包括したメールの信頼性を確保するには「DMARC(ディーマーク)」が有効です。

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つい先日、当社が使用している「dm2.co.jp」というドメインでは、SPFとDKIMだけでなくDMARCにも対応させました。

参考になれば幸いです。

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