「おこもじ」とは大根の葉っぱを細かく刻んで醤油で煮付けた石川県の郷土料理

この記事は約2分で読めます。

おこもじおこもじが好きだ。
「おこもじ」とは大根の葉っぱを細かく刻んで醤油で煮付けた石川県金沢市および周辺地区の郷土料理。
「おこもじ」は、大根の浸かり過ぎた漬物を醤油で煮込んだものだという金沢方面の人もいれば、塩もみした大根の葉っぱを煮込んだものの方が「おこもじ」らしいという人もいる。
「おこもじ」は漬物の一種としてカテゴライズされているのかもしれない。

「おこもじ」は石川県の郷土料理

「おこもじ」か「おくもじ」か

また、「おこもじ」と発音するよりも「おくもじ」という発音のほうが昔から伝わっている言い方(呼び方)だという能登方面の人もいた。石川県内でも微妙に調理方法や呼び方が違うようである。

とにかく「おこもじ」があるとごはんが進む。これだけでごはんをおかわりできるくらい。

大根を収穫して「おこもじ」にする

畑でとれた大根昨日、マメジンの畑で大豆を収穫した。
そのさいに大根も数本収穫してきた。とれたての大根には青々とした葉がついており、この大根の葉っぱが「おこもじ」になった。
遠田が子供の頃によく食べたのは葉っぱのほうで、大根の実のほうを「おこもじ」として食べたことはあまり記憶にない。
今でも時々無性に「おこもじ」を食べたくなる時があるが、それはやはり大根の葉っぱの「おこもじ」である。たくさん大根を収穫できたので、「おこもじ」としていただくのが楽しみである。

佐賀県の郷土料理に「おこもじ」がある

調べてみると、佐賀県の郷土料理に「おこもじ」があった。農林水産省のレシピ例で紹介されていた。

佐賀県では、春は高菜漬、初夏には梅干しやらっきょう漬、夏は佐賀青しまうり漬が代表的なうり漬け、冬にはダイコン漬といったように季節の食材が活かされており、一年中途切れないように漬けられるものだ。中でも、高菜やしゃくし菜を塩漬けにした保存食の菜漬を「おこもじ」「おくもじ」と呼んでおり、現在も愛されている。

上記の写真は
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/45_24_saga.html
からの引用でおこもじを塩抜きして炒めた料理である。

佐賀県の郷土料理である「おこもじ」は、主原料が「高菜、しゃくし菜」のようなので、大根が主原料である石川県の「おこもじ」とはちょっと違うようである。