ワードプレス(WordPress)エックスサーバームーバブルタイプ(MovableType)さくらインターネットレンタルサーバー

サーバー移転から1週間経過し表示速度のチェックをしてみました(MTさくら→WPエックスサーバー)

この記事は約5分で読めます。

表示速度のチェックさくらインターネットからエックスサーバーに移転してから1週間経過しました。サーバー移転の目的は「送信メールがエラー警告されて迷惑メール判定される」ことの対策でした。「メールのSPF設定」が安定的になったこともあり、今のところ順調な経過です。
メール問題が安定してきたので、サイトの表示速度についてあらためて調べてみました。当サイト「dm2.co.jp」は、さくらインターネットではMovable Typeで運用していましたが、エックスサーバーではWordPressの運用に変更しました。運用するCMSが違うので単純比較はできません。そこで、WordPressで運用していた「sindan.org」の表示速度データの変化も踏まえて検証してみます。

ホームページの表示速度チェック

GoogleAnalyticsのサイト速度変化を調べる

Google Analytics(グーグルアナリティクス)には「サイト速度」という項目があり、ページの表示速度(平均読み込み時間)を調べることができます。そのデータを1週間分の平均値で比較してみました。

▼当サイト「dm2.co.jp」の平均読み込み時間
表示速度のチェック

平均読み込み時間は、3.38秒→5.57秒と遅くなっています。
この理由は、Movable Typeで構築していたページが静的ページといわれているhtmlで作成されており、表示速度がWordPressの動的生成ページより早いからです。CMSをWordPressに変更したことで、表示速度が遅くなるのは承知の上なので、どの程度に収まるか、それが許容範囲かどうか、というのがポイントでした。
結果としては、遅くなっているのでもう少しなんとかしたいところですが、移転直後としてはまぁまぁの数値かと思いました。

▼北陸の蕎麦食べ歩き「sindan.org」の平均読み込み時間表示速度のチェック

こ北陸の蕎麦食べ歩き「sindan.org」はもともとWordPressで運営していました。なので、単純に、さくらインターネットとエックスサーバーの比較がしやすいと思います。
平均読み込み時間は、5.46秒→2.52秒と早くなっています。その他の指標もすべて早くなっています。
なので、このデータからは、エックスサーバーでWordPressを使うとページ表示速度は早い、ということがいえると思います。

PageSpeed Insightsでの速度比較

Googleが提供しているページ速度測定サービスの「PageSpeed Insights」を使うと、現状のページ表示速度を測定することができます。

PageSpeed Insights
https://pagespeed.web.dev/

このサイトで比較してみました。
以前から定期的に速度チェックしていたので、過去のデータと本日のデータで比較します。

■Movable Type→WordPress
当サイト「dm2.co.jp」の場合

サーバー名 SpeedIndex FCP 総合点 評価
さくらインターネット 4.7秒 1.3秒 65点
エックスサーバー 7.0秒 1.5秒 37点

さくらインターネットのMovable Typeで運用していたときよりも、エックスサーバーのWordPressで運用したほうが表示速度の指標はすべて低下しています。ただ、FCP2.0秒以内ならそれほど遅くはないというイメージなので、現状でも許容範囲かなと思います。
■WordPressサイトの単純比較
北陸の蕎麦食べ歩き「sindan.org」の場合

サーバー名 SpeedIndex FCP 総合点 評価
さくらインターネット 12.5秒 5.0秒 26点 ×
エックスサーバー 5.4秒 2.5秒 59点

この比較は単純にサーバーの速度比較になりますね。やはりエックスサーバーだとWordPressでの表示が早いです。さくらインターネットの倍以上の速度がでていますね。

サーバーの速度比較

とういうことで、上記のデータをまとめてみました。

サーバー名 利用コース WordPress Movable Type
さくらインターネット プレミアム
エックスサーバー スタンダード

こんな結果になりました。

ちなみに、利用コースと料金などは

サーバー名 利用コース 年額払い 容量
さくらインターネット プレミアム 15,714円 400GB
エックスサーバー スタンダード 13,200円 300GB

と、ほぼ同等プランで比較しています。

レンタルサーバーの使い分け

今回は、当社が実際に利用していたサーバーで比較してみました。

実際に、これから運用を検討するなら、利用する環境とコストパフォーマンスを勘案しての使い分けになるかと思います。

サーバー名 利用コース 年額払い 容量 適した利用環境
さくらインターネット スタンダード 5,238円 300GB MovableType
さくらインターネット プレミアム 15,714円 400GB MovableType
エックスサーバー スタンダード 13,200円 300GB WordPress

コスト優先なら、圧倒的に安いさくらインターネットのスタンダードですね。Movable Typeのほうがおすすめですが、WordPressでも運用可能です。今年になって、さくらインターネットのサーバーはWordPress表示速度が早い新サーバーになっていますので、昨年までよりはかなりよいです。

WordPressの運用が前提なら、エックスサーバーですね。やはり、これだけページ表示早いと体感的にもぜんぜん違います。

つまり

コストが安くて万能→さくらインターネットのスタンダード(年払い5238円)
WordPress運用したい→エックスサーバーのスタンダード(年払い13200円)

というような使い分けがいいですね。

エックスサーバーが早いのでおすすめです

企業がWordPressでサイト運用をするのなら、エックスサーバー推しになります。

▼エックスサーバーに関する記事一覧

エックスサーバー

企業がWordPressでサイト運用をするのなら、エックスサーバーを活用することをおすすめしています。

上記のカテゴリページはエックスサーバーに関する記事が紹介されています。