ワードプレス(WordPress)

英語圏向けWordPressは言語とタイムゾーンの設定が重要です、日本語→English(タイムゾーンNY)に変更しましょう

この記事は約4分で読めます。

英語圏向けWordPress今回は、英語圏(特にアメリカ)向けにWordPressでホームページを運営したい方に向けて、「言語設定」と「タイムゾーン設定」の2つが重要だということを説明いたします。
実際にアメリカ向けに日本の観光用サイトとして運用していたのですが、「WordPressの言語を日本語のまま」にしていたことで、さまざまな不具合が起きていました。そこで、言語設定を**英語(English)に、そしてタイムゾーンもニューヨーク(New York)**に変更して運用することにしました。その結果、ユーザー体験がスムーズになり、運用の効率もアップします。

なぜWordPress設定を英語に変えるのか?

ユーザーが画面の日本語で混乱する

外国人ユーザーが問い合わせフォーム画面で、日本語で「送信しました」や「入力に不備があります」と書かれた画面に出くわすと、「え?何これ?」となり、操作を途中で諦めてしまうかもしれません。
これは、問い合わせや予約の完了率(コンバージョン)に大きく影響します。

SEOが不利に

日本語のままでは、GoogleやBingがそのページを英語圏向けとして認識しにくくなります。「Kanazawa tour」などの検索キーワードと整合性が取れないと、検索結果の順位が下がることも。

プラグインがうまく動かない

多くの人気プラグインは英語を前提に作られているため、日本語設定だと文字化けしたりレイアウトが崩れたりすることがあります。バージョンアップのときに不具合が出るケースも。

サポート情報がズレる

WordPressの公式ドキュメントや多くのフォーラムは英語です。管理画面の表記が英語なら、説明通りに進められますが、日本語だと「メニュー名が違う…」と混乱することがあります。

メールが迷惑メールに?

日本語の件名や本文のままだと、海外のメールサービスでスパムと判断されやすくなります。特にGmailやOutlookでは顕著です。

英語に切り替えたらどう変わるの?

WordPressの設定で言語を日本語→Englishにしました

設定画面で言語切替をするだけなので、言語の変更はとても簡単です。英語に切り替えてもUTF8対応なので日本語表示は可能です。

✅ ユーザー体験が格段にアップ!

フォームの案内やボタン、メール通知もすべて英語になるので、ユーザーがスムーズに操作できるようになります。「Your message has been sent」などの表現があると安心感も。

✅ SEOにも強くなる

英語のタイトルタグやURL(/contact-us/ など)で、Googleの英語検索にちゃんと評価されるように。特定のキーワードで上位表示を狙いやすくなります。

✅ プラグインが安定動作!

英語環境でテストされているプラグインを、そのままの状態で使えるので、文字化けや不具合の心配がぐっと減ります。
特に問い合わせフォームのコンタクトフォーム7に関しては、最初から英語で設定したほうがよいです。日本語設定の状態でプラグインを入れると、その後にWordPressの設定を英語に変えてもメッセージが日本語のままなので修正するのがたいへんです。自動返信の内容に関しても、文法が英語と日本語で文法が違うので最初から英語版で設定したほうがらくです。

✅ 英語のマニュアルがそのまま使える

設定名が英語と一致しているため、英語の解説記事や公式フォーラムの情報も、見たまま使えるのが便利です。
実際に操作するのが日本人なら日本語で操作したいということろですが、最近は翻訳サービスが便利なのと、生成AIを活用することで、不便さも緩和されています。

✅ メールの到達率も向上

件名・本文ともに英語にしておくことで、迷惑メールフォルダに振り分けられるリスクを大幅に減らせます。

タイムゾーンも「New York」に!その理由は?

言語と一緒に、**タイムゾーンも「ニューヨーク」**に設定しました。これで、以下のようなメリットが出てきます。

  • 投稿や予約の時間が、アメリカ東部時間にぴったり合う!

  • SNS連携などもアメリカの朝や昼のタイミングで発信できる!

  • イベントやセールの表示時間が、現地とずれなくなる!

こうした細かい配慮が、ユーザー体験やマーケティング効果を高めてくれるんです。

まとめ:アメリカ向けなら英語+New Yorkが基本!

WordPressを日本語設定のままで運用していると、ユーザーの混乱、SEOでの不利、プラグインのトラブルなど、さまざまな落とし穴があります。

英語圏、特にアメリカをターゲットにしているなら、**言語は「English」、タイムゾーンは「New York」**にしておくのが安心です。

小さな設定ですが、大きな違いを生むことは間違いないでしょう。ぜひ見直してみてくださいね。