JIMDOで初期設定でCookieを無効するチェックボタンを入れるとアナリティクスのアクセス解析ができなくなるので要注意

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jimdocookiemukou.jpgJIMDOではCookieに対するスタンスが慎重になったようである。Cookieの設定が容易にできるようになったが、標準の設定では「Cookieバナー」が表示される仕様になったようだ。しかし、この「Cookieバナー」はユーザーにとって非常に心象がよくない。
この表示を消すことはできるのだが、消したい場合の操作で間違う例が多発している。誤って「Cookieを無効」にするとアナリティクスのアクセス解析ができなくなるので要注意である。

▼Cookieバナーがホームページの上部に掲載される
cookiebanar.jpg

JIMDOで作成したホームページでは上記のようなバナーが表示される。このバナーは「Cookieバナー」と呼ばれているが、消すことは可能である。

JIMDOの管理画面では、「Cookieバナーを表示する」という項目のところにチェックが入っているので消せばよい。

▼Cookieバナーを表示するの画面
cookiemukou.jpg

そのさいに、「Cookieバナーを表示する」の下部にある「Cookieを無効にする」という項目にチェックを入れてしまうという失敗をしてしまうことが多いようだ。

「Cookieを無効にする」と、グーグルアナリティクスでアクセス解析ができなくなってしまう。これは本当に要注意である。

ユーザーにとってもCookieを利用することで、ログイン情報を記録しておいたり、記入中の問い合わせフォームの内容が残っていたりなど、利便性が高くなる。

しかし、Cookie情報が個人情報を特定されかねないとのことで、がぜん取り扱いがデリケートになってきている。このようなネット業界の環境変化により、ユーザーに対してCookieの取り扱いが慎重になってきている。

JIMDOの公式ページより(2019年8月23日の記事)
https://www.jimdo.com/jp/cookiehandle/

ホームページを運営するにあたり、近年個人情報の取り扱いが世界的に厳しく取り締まられるようになってきました。2018 年 5 月に施行された EU 一般データ保護規則(GDPR 法)は世界基準になるとも言われており、EU 圏外である日本のホームページでも、 Cookie(クッキー)に関するバナーが表示されていることにお気付きの方も多いと思います。
Cookie の取り扱いは非常に難しい問題となっていますが、ジンドゥーでは Cookie の取り扱い方法を変更することで、ホームページ運用者のリスクを低減させる仕組みを近日中に実装予定となっています。

Cookieとは

Cookieは「クッキー」と読み、お菓子のクッキーと同じ綴りだがネット用語である。Cookieは、ホームページを訪問したユーザーの情報を一時的に保存するテキストデータ。主に、ID、パスワード、メールアドレス、訪問回数などがユーザー情報として保存される。

このCookieの機能により、ショッピングサイトに再訪問したときにログイン状態を確保していたり、以前カートに入れた商品がそのまま残っていたりする。ユーザーにとっても利便性が高いシステムである。

グーグルアナリティクスなどのアクセス解析は、このCookieの機能を使い、ユーザー情報を取得している。

以下はhttps://webtan.impress.co.jp/g/cookieより引用

Cookie(クッキー)は、Webページなどで、ブラウザに情報を保存するための仕組みの1つ。ユーザー登録をしてログインする仕組みでログイン状態を示す情報を保存したり、サイトの機能に対する設定を保存したりするなど、さまざまな使い方がされている。

Cookieはブラウザがもっている機能。

ブラウザは、サーバーにアクセスする際にページの情報と一緒に送られてくるCookie情報や、Webページ上のスクリプトなどから設定されたCookie情報を、コンピュータ内に保存しておく。

Cookieはドメイン名やサーバー上のパス(ディレクトリ)などによって整理されており、ブラウザは、アクセス先のサーバーに関連した情報がCookieとして保存されている場合、ページを読み込む際にそのCookieの情報をサーバーに送信する。

たとえば、アクセス解析で「ユニークユーザー」を判別するための仕組みは、Cookieを使って実現されていることが多い。つまり、一度ページにアクセスしてきた人のブラウザに一意の番号をCookieで保存しておけば、次にそのブラウザからアクセスがあれば、同一ブラウザだと判断できるのだ。

ただし、Cookieはブラウザが管理しているものであるため、ユーザーは自由にCookie情報を削除できるし、ブラウザが変わればCookie情報は利用できなくなる。アクセス解析で「ユニークユーザー」ではなく「ユニークブラウザ」と表記することがあるのは、そのためだ。

ブラウザの設定によっては、アクセスしたWebページと異なるドメイン名からのCookieは保存されないようになっている場合がある(たとえばexample1.comにあるWebページからexample2.comにあるJavaScriptを読み込んだ場合など)。こういった、主ページと異なるドメイン名から送信されてきたCookieのことを「サードパーティクッキー」と呼ぶ(主ページと同じドメイン名からのCookieは「ファーストパーティクッキー」)。

また、前述のようにCookieはドメイン名ごとに管理されており、セキュリティ上の理由から、他のドメイン名のCookieは読み込めないという制限がある(たとえば、example3.comのサイトのログイン情報を保存したCookieへは、example4.comからのJavaScriptはアクセスできない)。