「ああ、また話しかけられて集中が切れてしまった…」
「なんだかバタバタしていたのに、やりたかった仕事が進んでいない…(泣)」
こんな一日を終えて、自己嫌悪に陥ってしまうことって、意外と多いのではないでしょうか。そんな悩みを軽くしてくれるのが、「max2の原則」を活かした働き方です。人間が集中できる時間は2時間がMAXで、それを超えると急激に効率が低下します。そこで、集中タイムは2時間以内とし集中する時間は誰とも話をせず雑用もせずに目の前の業務に集中するといいということです。
今回はこの「max2」の考え方をふまえ、集中して働く時間を「90分」で区切ることが合理的だということをご紹介していきます。
「max2」って何?働き方を整えるシンプルなルール
「max2」は、仕事の時間を「集中する時間」と「それ以外の時間」に意識的に分ける、という考え方です。
集中タイム(最大2時間)
この時間は、企画や分析など“頭をフル回転させたい”重要な仕事に取り組みます。
雑談や連絡はシャットアウト。自分の世界に没入できる環境を意識的に作るのがポイントです。いわゆるゾーンに入って集中して仕事が捗る時間帯です。
集中タイムでは、目の前の作業に集中しますので、雑談や話し合いなどは禁止にします。電話にもでません。雑用もしません。
インターバルタイム(30分)
集中タイムが終わったら、連絡事項のチェックや軽い雑談、ちょっとした相談など、コミュニケーションの時間に使います。
大事なのは、「大切な仕事を邪魔されずに進める」時間を守ること。
そのための工夫が、この「max2」なんですね。
でも実際、「2時間集中」って大変じゃない?
「理屈はわかるけど、2時間ずっと集中するのはつらい…」
そんな声、よく聞きます。実はそれもそのはず。「2時間」というのはあくまで上限なのです。
毎日フルマラソンを走るのがきついのと同じで、集中しすぎも脳にとっては疲労のもと。
そこでおすすめしたいのが、「90分集中」のスタイルです。
なぜ「90分」がちょうどいいの?
人間の集中力にはリズムがあると言われています。そのリズムの名前は「ウルトラディアンリズム」。
広島大学の「ウルトラディアンリズム」に関する論文
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjppp1983/18/1/18_9/_pdf/-char/ja
ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、簡単に言えば、人の集中力はおよそ90分ごとに波を打っているという自然な周期のこと。このリズムは起きている間ずっと繰り返されていて、90分経つと集中力が落ちてしまうのです。
たとえば、大学の授業時間やサッカーの試合が90分なのも、実はこのリズムが影響していると言われています。つまり、90分間は自然と集中しやすい「ゴールデンタイム」なんですね。
「90分フォーカス・サイクル」で1日が劇的に変わる!
ここでは、「max2」の考えを取り入れつつ、脳にやさしい90分集中を活かしたタイムテーブルをご紹介します。
時間 | 活動内容 | ポイント |
---|---|---|
9:00-9:30 | 計画&ウォームアップ | コーヒー片手に、軽くメール確認など。今日の作戦を練りましょう。 |
9:30-11:00 | 集中ブロック① | 一番冴えている時間に、最重要タスクを処理。スマホや通知はオフ! |
11:00-11:20 | ごほうび休憩 | 目を休めて、散歩やストレッチで脳をリフレッシュ。 |
11:20-12:50 | 集中ブロック② | 2回目のディープワーク。創造的な仕事にも向いています。 |
12:50-13:50 | ランチタイム | 頭を空っぽにして、しっかり休息。 |
13:50-15:20 | 集中ブロック③ | チームでの協働や、午後の集中作業に。 |
15:20-15:40 | ごほうび休憩 | エネルギー補給で、夕方まで元気キープ! |
15:40-16:40 | コミュニケーション&軽作業 | メール返信や事務処理など「浅めの仕事」に最適。 |
16:40-17:30 | 学びタイム or 調整時間 | 予定調整や振り返り、スキルアップの時間にも◎ |
17:30-18:00 | リセットタイム | 1日を軽く振り返り、明日の準備。 |
最初は「午前中の90分集中」だけでもOK!
「いきなりこのスケジュールは無理そう…」と感じる方、大丈夫です!
まずは【午前中の1ブロックだけ】でも効果を実感してみてください。
スマホを伏せて、通知もオフにするだけで、驚くほど仕事がはかどりますよ。
効果が実感できたら、午後にも1ブロックの集中時間を作るといいです。段階的に進めていくのが成功の秘訣です。
まとめ:集中する90分を何回作ることができるか
集中力は「気合」で続けるものではなく、自然な脳のリズムに合わせることがカギ。
明日の朝、「90分だけ」と決めて机に向かってみましょう。
小さな一歩が、大きな変化の始まりになるはずです。
「頑張ってるのに成果が出ない」と感じている方こそ、「max2」×「90分集中」をぜひお試しくださいね。
あなたの毎日が、もっと軽やかに、もっと楽しくなりますように!

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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