ワードプレスの新しいバージョンがでたら、念のためバックアップを取ってから更新しよう

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wpnewver.jpgワードプレスの新しいバージョン「WordPress 4.6」が発表された。わりと大きなバージョンアップである。バージョンアップには、小数点二桁目、小数点一桁目、整数部分、の3つの部分のどの数値が変わるかによって意味が違う。例えば、「4.5.3」というバージョンは、整数部分が4で、小数点一桁目が5で、小数点二桁目が3である。この場合、「4.5.4」へのバージョンアップは小数点二桁目なのでささいな修正であることが多い。また、「4.6」へのバージョンアップならプログラムの改善や機能追加を含むわりと大きな修正である。そして「5」になるとかなり大きなプログラム変更を伴うバージョンアップになる。今回のバージョンアップは「4.6」なので、わりと大きなバージョンアップである。このようなときはデータのエクスポートなどバックアップをとっておいたほうがいい。

バックアップの方法1:エクスポートで文字情報をダウンロード

ワードプレスの「エクスポート」は「ツール」内にある。「すべてのコンテンツ」を選択し「エクスポートファイルをダウンロード」をクリックするだけである。これで、ワードプレスの記事内容をすべて保存できる。ただし、保存できるのは文字情報だけであり、写真などの画像データはこの方法でバックアップできない。

wpexport.jpg

実際の運用面でのバックアップはこの「エクスポート」だけで十分ではないかと考えている。なぜなら、アップロードした写真はそもそも自分のPCやスマホなどに元画像が残っているはずだからである。

バックアップ方法2:FTPで画像情報をダウンロード

ワードプレス内で使われている画像ファイルをまとめてダウンロードするにはFTPソフトを使うのがよい。FFFTP(SSL対応のもの)かサイバーダックがいいだろう。

ワードプレスでアップロードした画像は「wp-content」というフォルダ内に格納されているはずである。なので、この「wp-content」をフォルダごとWEBサーバから自分のPCにダウンロードする。

ffftpwpdl.jpg

上記の画像はFFFTPで「wp-content」フォルダを開いた状態。右側がWEBサーバ内の情報なのですべてを選択し、左側の自分のPCにダウンロードする。

その他のバックアップ

バックアップはもしものときのために「念には念を入れて」と行いたい、という方にはMYSQLのデータベースをバックアップするのがいいだろう。ただし、かなり専門的な対応が要求されるので、一般のWEB運営者はここまでバックアップをとることはないだろう。専門家に依頼して定期的にバックアップしてもらうか、それともMYSQLまではバックアップしないか、というのが一般的だと思われる。
バックアップは保険のようなもの。これといった決まりはなく、どこまでやれば完璧かということもない。自分の運営スタイルを考慮し、自己責任での運営が求められる。

▼参考資料
ワードプレスのバックアップ方法

のバックアップ

WordPress初心者でも簡単にできるバックアップ方法
http://naifix.com/backup/