ArcSearchというAIブラウザはスマホで超便利です、ついにウインドウズ版も登場しましたので試してみました

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ArcSearch「Arc Search」というAIブラウザは、検索結果を自分向けにAIが要約してくれるとても便利なブラウザです。これまでスマホ用アプリとしてiPhoneで使っていましたが、とても便利です。
広告が非表示になることや、検索結果を自動的にAI要約してくれることなど、現代人にぴったりのブラウザです。その「Arc Search」にウインドウズ版がでたということなので試してみました。

ArcSearchというAI利用ブラウザ

ArcSearchができること

Arc Searchは、現代のデジタルユーザーのニーズに応えるために開発されたスマートフォン用のブラウザでした。Arc Searchが提供する独自の特徴とそのメリットについて簡潔に紹介します。

主な特徴と利点

  1. 高速アクセスと即時検索: Arc Searchは開くとすぐに検索バーが表示され、迅速な情報アクセスを実現します。
  2. 広告とトラッカーのブロック: ユーザーのプライバシーを尊重し、不要な広告やトラッキングから保護します。
  3. Browse for Me: AIを活用して検索結果を整理し、ユーザーにとって最も関連性の高い情報を提示します。
  4. ピンチで要約: Webページの内容を簡単なジェスチャーで要約し、情報の消費を効率化します。
  5. シームレスな体験: モバイルデバイスに最適化されたインターフェースで、使いやすさを追求しています。

Arc Searchは、その革新的な機能により、ユーザーに新しいブラウジング体験を提供します。広告のないクリーンなインターフェースと、プライバシーを重視した設計で、今日のインターネットユーザーにとって理想的な選択肢です。

「Browse for Me」のAI要約がとても便利

私はiPhoneでArc Searchを利用していますがとても便利です。広告ブロック機能だけでもありがたいのですが、とくに秀逸なのは「Browse for Me」の機能です。

Browse for Me」は、検索結果から自分に適した内容をAIで編集して要約してくれる機能です。

例えば「ベジタリアン向けカレーの作り方」という検索をした場合、どのような表示になるかという画面を紹介します。

検索結果一覧から「Browse for Me」を選びます。すると、自分のために検索結果をAIでカスタマイズしてくれる画面になります。

その画面はこんな感じです。

画像の部分は、左右にスライドします。文章よりも画像で探したいという場合には直感的に探せるので有効な機能です。

他の検索結果一覧も表示されています。

また、検索結果から「ベジタリアン向けカレーの作り方」のレシピ内容を表示してくれているので、もうここだけで十分な情報になっています。

つまり、この画面だけで「ベジタリアン向けカレーの作り方」についての調査がかなり進んだ状態になっているわけです。

PC用としてWindows11版が登場しました

スマホで便利なAIブラウザのウインドウズ版は4月30日に発表になりました。

「Arc」ブラウザのWindows版が登場、Mac版が高評価”インターネットのOS”
Browser Company of New York(BCNY)がWebブラウザ「Arc」のWindows版を正式リリースした。モダンなWebに基づいてゼロから設計されており、Mac版は様々なレビューで高評価を集めてきた。BCNYはArcを「インターネットのためのOS」と表現している。

内容を見てみると、スマホ版の「Arc Search」と情報共有もできるということです。また、現在はWindows11版のみなのでWindows10ではインストールできません。(もともとArc Searchはアップルユーザー重視に作られているようで、MACOSには以前から対応しています)

「ArcSearch」はarc.netからダウンロードします

Arc Searchは開発社のWEBサイトからダウンロードして使います。

Arc from The Browser Company
Experience a calmer, more personal internet in this browser designed for you. Let go of the clicks, the clutter, the distractions.

ダウンロードして解凍すると、データを引き継ぐブラウザの選択画面になります。

ChromeやEdgeの上にBrave(ブレイブ)が表示されているのがにくいですね。ひょっとしたら私が規定にしているブラウザがBraveだからかな…?

「ArcSearch」ウインドウズ版の使用感

さて、実際に「Arc Search」のウインドウズ版を使ってみましたが、スマホ用の使い方と印象が違いました。
ウインドウズ版とスマホ版は全く別の使用感でした。正直言うとちょっと使いにくいです。

単なる広告表示なしWEBブラウザであればBraveのままでよいので、ちょっとウインドウズ版の「Arc Search」には期待外れですね。一番使いたい「Browse for Me」がまだ使えないようです。

スマホ版の「Arc Search」は直感的に使いやすくて便利だったのに、ウインドウズ版の「Arc Search」は使うための学習を受けなければうまく使えないし、本当にほしい機能がまだ使えない、という難しさがあります。

いずれ機能も追加され、インターフェイスがころっと変わるような気がします。

ということで、今のところウインドウズ版の利用は様子見ですね。なにより、自分のメインパソコンはまだウインドウズ10なので「Arc Search」がインストールできませんから(笑)

スマホで使うブラウザはこれからなにを規定にするか?

あらためて、スマホの話に戻ります。
現在、私のiPhoneにはブラウザとして使えるアプリが多数入っています。

Google→gemini内蔵
Bing→生成AI内蔵
Brave→広告非表示ブライザ
Perplexity→AI検索
ArcSaerch→→AI検索
ChatGPT→生成AIで検索

これらのアプリは単なるブラウジングのためのものではなくなっていくような気がします。AIと連携して検索結果というか調査結果を示してくれる新しい価値提供をしてくれる情報ツールですね。

ついこの前まで、スマホの規定ブラウザはBrave(ブレイブ)でした。その主な理由は広告をブロックしてくれて表示が高速だからでした。

iPhoneの標準ブラウザはBrave(ブレイブ)に変更しましょう。SafariやChromeよりBraveのほうが表示が早くて広告表示がないので快適です
AppleのOSがiOS14になってから、iPhoneの標準ブラウザをSafariではなく自分の好きなものに変更できるようになっています。これまでiPhoneではSafari(サファリ)ではなくChrome(クローム)を使用していましたが、どうしても標準ブラウザのSafariを開いてしまう場面があるので辟易していました。 好きなブラウザを標準設定にできるのは便利ですね。さて、そのiPhone標準ブ...

しかし数日前から、スマホの規定ブラウザをはArcSaerchに変更しています。広告非表示の機能があるうえに「Browse for Me」が便利だからです。

AI+検索で、ブラウザという概念も崩れていっていますね。デフォルトのブラウザアプリの選択肢に、ChatGPTやBing(またはCopilot)があってもよいように思います。