「パッショネ リトロボ キリコ」は七尾湾に面したピザのうまいイタリアンレストラン

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「パッショネ リトロボ キリコ」七尾食祭市場のすぐ横の小道を入ると七尾湾に面した小さなレストランがある。昨年9月にこの地にオープンした「パッショネ リトロボ キリコ」というイタリアンレストランだ。
オーナーの東龍知右門さんは陶芸作家だが、食の造詣が深い。本場イタリアのイタリアンレストランのシェフを招き、本格的なピザ窯を設置し、七尾の地元のスタッフ数名を雇用し、このレストランを経営している。

Kirikofront「パッショネ リトロボ キリコ」は、七尾湾に面したオーシャンビューのイタリアンレストラン。店頭にいるのはスタッフのロバートさん(日本人)。
なんといってもピザがうまい。とにかく「マルゲリータ」を食べてみてほしい。薄い独特のピザ生地が、もちもちしているという驚きの食感。焼いた表面はカリカリだが内側がもちもちしている。この薄さのその食感に出会ったのは初めてだ。

マルゲリータピザを食べてほしい

このピザはうまい!まずはマルゲリータを一枚食べてみよう。
パスタもサラダも充実している。

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オーナーの東龍知右門さんが手に持っている皿は、店でも使っている焼き物の皿だがとても独特の風合いがある。 東龍知右門(Toryutouemon)さん
焼き物の皿だが表面の仕上は漆塗りである。しかも、黒塗りの漆の上に朱の漆を重ねたもので、がっしりとしていて力強い。毎日使っていて食洗機にもかけられるという。普段使いできる堅牢な芸術品の食器、しかも価格も手ごろだ。
パッッショネ リトロボ キリコの店内には焼き物などの陶芸品も展示され、販売されている。
輪島塗と九谷焼の技術が融合した皿
なんと輪島塗と九谷焼の技術が融合した皿である。九谷焼の技術で焼いた皿に輪島塗の漆技術で漆を塗って仕上げている。

伝統的工芸品の立場から見れば、「輪島塗ではない」「九谷焼ではない」ということになる。しかし、消費者から見れば、「輪島塗と九谷焼の融合」であり、「輪島塗のよさが九谷焼というベースで生かされる」という新しい革新的な伝統文化を創りだそうとする逸品に見えるだろう。

新しい文化の発信を感じることができる店がパッッショネ リトロボ キリコ(情熱の溜まり場)である。

Passioneritrovokiriko
『Passione Ritrovo Kirico』
パッッショネ リトロボ キリコ(情熱の溜まり場)
石川県七尾市府中町員外52-1
Tel:0767-53-3099
定休日は火曜日