10月12日夕方に静岡県に上陸した台風19号は関東を通過し東北沖に抜けた。一夜明け、日本国内のあちこちに被害の甚大さがわかった。台風19号の被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。
私の住む石川県は直接的にはそれほど大きな被害はなかったようだ。しかし、長野県で北陸新幹線7編隊が水浸しになるという状況を知り、大きなショックを受けた。北陸新幹線全車両の1/3にあたる車両が被害にあったことになる。最悪廃車になるかもしれないということだ。北陸新幹線の今後の運行はどうなるのだろうか。
北陸新幹線
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JR金沢駅はJR西日本管内である。大阪まではサンダーバード1本で行き来できるので近畿経済圏と言われてきた経緯もある。
今週末、大阪ではG20サミットが開催されることもあり、関西ではすでに厳戒態勢に入っているという。本日、金沢駅でも、コインローカーの使用制限がかかっていることを発見した。たまたま通りがかった金沢駅のコインローカー前で、観光客などが「コインロッカーが空いていない」などという声が多数聞こえた。
北陸新幹線が開業した2015年に北陸の観光ビジネスは大きく変化した。首都圏から石川県や富山県に観光で来県する数が倍増したのではないかと思えるくらい増加している。観光だけでなくビジネスなどを含んだトータルでも3割以上は伸びている。(出典http://dentsu-ho.com/articles/4036)
そんな中で気になっていたのはストロー現象である。ストロー現象とは、地方と都市部の交通の便がよくなることで、地方の人が都市部に移動してしまうことである。地方の人口が都市部へと移動する様相が、ストローで吸い寄せられるようなことからついた名前だ。はたして北陸ではストロー現象は起きているのかどうか?
先日の東京出張の帰り(4/22)は北陸新幹線金沢行き最終便かがやき519号の指定席切符を持っていた。その新幹線は東京発21:04発で上野駅から乗るなら21:10発。用事が早く済み20時に上野駅に到着したので1本前の、はくたか577号に乗れそうだった。切符を乗車変更する時間がなさそうだったので、駅員さんに質問し、かがやき指定席の切符でもはくたか自由席なら乗車OKの確認をとった。はくたか577号は上野発20:18なのでホームに並んで待ったところ、なんとすでに車内は満席。4車両ある自由席は座るどころか、通路までいっぱいで身動きできないくらいの混雑ぶりだった。
JR金沢駅の平日夕方の切符売り場にはあまり人がいなかった。一年前の新幹線開業当初の頃と比べると見違えるほど混雑がない。金沢バブルといわれた北陸新幹線開業ブームも一段落したのだろうか。
さて、今日はこの切符売り場で「おとなび首都圏往復フリーきっぷ」を購入した。金沢から東京までの北陸新幹線指定席往復が22000円と安いうえに、乗車変更も1回できるので便利だからだ。通常の往復料金は28240円なので2割以上安い。ただ、この切符は購入時に必ず「おとなびのWEB会員証」提示を求められる。PCからプリントアウトした紙のものでもよいが、スマホで会員証画面を表示したものでもよい。
北陸新幹線が開業したのは2015年3月14日。ちょうど今週で開業1周年を迎えた。今日は自家用車を使わず電車で移動とし、ついでに金沢駅内を見学がてら歩いてみた。土産物売り場の「金沢駅あんと」の中は平日の昼下がりでも多数のお客様が歩いていた。ここは地元の人はそれほど来ないところなので、ほとんどが観光客やビジネス客など県外からの来場者が中心だ。この一年、ほんとに金沢にはたくさんの観光客が来てくれた。今日の金沢駅の様子を見てもその勢いはまだまだ衰えていないことを感じた。
金沢バブルで金沢駅周辺のホテル宿泊費が高騰している。イベント前日の土曜日などは普段5000円台のシングル一泊が3万円というホテルがでて話題になった。この現象は金沢だけでなく全国的に起きている。2月27日(土)に東京都内のホテルを予約しようとしたら、めぼしいホテルはほとんどが満室。どうやら翌日の2月28日(日)が東京マラソンなのでその影響もあり都内のホテルはどこも混雑しているとのこと。調べていくと、なじみのホテルに空室があったので予約をとろうとしたら、なんとシングル一泊が3万円だった。同じホテルで他の日の場合は5000円台もあるのですごい価格差がある。シングルホテルの宿泊料金は変動相場制になったのだろうか。
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この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
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