独自ドメインメールを送っても返事がなかったり、いつも送信してくるメールの相手先からのメールが届かない...。ひょっとしたら、メールがうまく送受信されていないかもしれません。そしてその原因は「Gmail」に関係しているかもしれません。
実際にはいろんな要素が複雑にからみあってメールが届きにくくなっています。サイバー攻撃が急増していることから、インターネット上のセキュリティが強化されています。使っているインターネットサービスやレンタルサーバーの設定の状況などによっては、メールが届かなくなってしまっています。
そして、その背景にはGmailが関わっていることが多いです。
迷惑メール/スパム対策
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ゴールデンウィークの真っ最中なので、気も緩むのかもしれませんね。
ここ数日、Facebookのメッセンジャーからのスパムが再流行しているようです。2年前に書いた「「このビデオではあなたです」というフェイスブックのメッセンジャーから送られてくるのはスパムです」という記事が数日前からアクセス急増しているので、なんだかあやしい雲行きだな、と思っていました。
本日、私のところにもスパムメッセージが来ましたので、きっと再流行しているのでしょう。今回のスパムメッセージは「ビデオに写っているのはあなたですか」でした。
メルマガの到達率が下がっているようなので現状分析と対策を考えてみました。
一説によるとメルマガの到達率は2割程度とかいわれていて、登録してくれたユーザーに届いていないというのが一番の問題です。その原因は「メルマガが迷惑メールフィルタにひっかって届かない」ということです。
ユーザーが読みたいと思って登録してくれたのに届かないというのでは困りますので、対策が必要ですね。とくにメルマガに関してはGmailで読むというユーザーが最多なので、Gmail対策が重要です。
昨日の対策でほぼ解決したのかなと思っていましたが、甘かったです。
まだ一部の方には、遠田がメールソフトで送信したメールをGmailで受信すると「警告表示」されているようです。この方は、独自ドメインをさくらインターネットで運用しており、Gmailに転送して受信しています。このパターンが一番課題が多いみたいで、なかなか警告表示が消えません。当社も独自ドメインの運用がさくらインターネットなので頭が痛いです。
メールソフトではなくPCブラウザでGmailのWEB画面からメール送信すると、この警告表示をされる件数が少ないようなので、当面をしのぐ方法としてはGmailでのやりとりをベースにしようかなと思います。
ウイルス対策ソフトの送信メールをスキャン(SMTP)のチェックを外す...。これが有効な対策でした。
ここ数日間取り組んでいたGmailでの迷惑メール誤判定を減らす対策は思いがけぬ方向で決着しそうです。これまで、SPFテキストの内容を編集することで迷惑メール判定を逃れようとしていました。しかし、さくらインターネットのサポートに問い合わせたところSPF編集で対応するのは非現実的であることがわかりました。その理由は、fsavというウィルスチェックサーバが多数稼働していて、そのすべてのサーバー名をSPFに記述することが不可能だからということでした。
そしてサポートからの提案はPCのウイルス対策ソフトの挙動を見直してはどうかということでした。
Gmailの迷惑メール判定が厳しくなっています。当社の独自ドメイン(dm2.co.jp)あてのメールはGmailにも転送していますが、これまで問題なく受信できていた送信元からもメールがことごとく迷惑メールのような判定がされてしまいます。公的機関やocnなど、信頼できる送信元からのメールも疑わしいメール「!」と判定されてしまう状態です。
当社から送信したメールもGmailで受信すると同様な判定をされるようです。ちょっと業務に支障をきたすレベルになってきましたので対応をするための調査をしています。
これまでの調査では、SPF設定のSOFTFAILが原因ではないかと思われますが、この問題の解決方法がまだ確定しないため探っているところです。
詐欺メールに注意...と、十分に注意していてもひっかってしまうのが巧妙な詐欺メールや迷惑メールです。最近は「えきねっと」を名乗る詐欺メールが急増しています。ちょっと見ただけでは本物なのか偽物なのかが判断できません。ここ1ヶ月位はサイバー攻撃も詐欺メールも急増していますので要注意です。
習慣というか運用ルールとして「メール内のリンクをクリックしない」ようにしてはどうでしょうか。
迷惑メールがだんだんとレベルを上げてきていて、巧妙かつ本物のように振る舞うようになってきています。
昨日届いたメールはかなり本物らしかったので騙された人が多いのではないかと思います。それは「さくらインターネット会員ご登録情報について」というメールでした。送信元のアドレスは「@sakura.ad.jp」となっており、秀丸メールの迷惑メールフィルタをパスして受信フォルダに届いていました。
メルマガを配信しているネットショプや店舗には、送信元のメールアドレスを通常使っているアドレスのままにしているところがあるようです。しかし、そのまま使い続けることはあまり得策ではありません。メルマガはどうしても迷惑メール判定されやすいため、通常使うメールアドレスが迷惑メール判定されやすくなってしまうからです。
メルマガ配信する送信元メールアドレスは配信専用のアドレスを作成し、そのアドレスに変更することをおすすめします。
詐欺メールが増えていますね。今日もたくさん詐欺メールが届いています。
リッチテキストメール(html形式のメールのこと)だと、見え方が文字だけでなく画像や写真を含めたデザイン的になるのでよく使われています。しかし、このことが迷惑メール判定をわかりにくくしていますので注意が必要です。PCでメールを受信するなら、テキスト形式で表示してリンク先URLを確認しましょう。
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この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
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