農業アグリビジネス

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アグリソンは大学生が農業者の課題解決型ビジネスに関わるアイデアをアツク語る場だった

アグリソンという農業イベントがあった。農業イベントといっても農業体験をするわけではなく、農業ビジネスについて課題解決のためのアイデアを大学生が中心になって考え発表するという創発の場である。 参加した学生たちはすでに農業者に会っており、場合によっては農業の現場を見学していて、課題を認識していた。だから今日は、農業者の問題解決策について具体的なアイデアが多数よせられ、それをどうまとめていくかというアイ...
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富山県の6次産業化プランナーを派遣します、と紹介されたフライヤーに遠田幹雄も掲載された

遠田幹雄は石川県の6PL(6次産業化プランナー)として登録されている。6次産業化とは、農林漁業者(1次産業)が、農産物などの生産物の元々持っている価値をさらに高めることにより農林漁業者の所得向上を図ることで、生産物の価値を上げるため、食品加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)にも取り組み、それによって農林水産業を活性化させ、農山漁村の経済を豊かにしていこうとするものである。 6PLとは、その6次...
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自然栽培の田んぼで実る穂、石川県内では稲の生育が順調で8月中旬から稲刈りが始まる

石川県内では連日30度を超える暑い日が続いている。おかげで稲の生育は順調なようだ。今年は作況指数102の「やや良」が北海道、青森、秋田、山形、石川の5道県だということで、石川県では豊作が予想されている。 石川県白山市にある自然栽培の田んぼを見学した。すでに穂はでている。早場米なら稲刈りは来週にも始まるようだが、この自然栽培の稲刈りはまだまだのようである。
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加賀野菜の「金沢せり」復活なるか?金沢駅で「金沢せりのおにぎり」が試験的に販売されることになった

金沢せりといえば加賀野菜のひとつ。伝統的な野菜である。しかし、今や金沢せりを生産する農家はたったの数軒しかなくなってしまった。味もよく品質もよいのに売れなくなってしまったからである。その原因はなんなのか? 金沢で「せり」といえば正月のおせちにつかう食材になってしまった。その時期は人気になるが、正月以外は食べる機会がほとんどないのではないだろうか。しかし、せりの栽培期間は長く出荷も12月から4月くら...
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いしかわ農林漁業就職合同面談会&就業セミナーが地場産本館で開催された

いしかわ農林漁業就職合同面談会&就業セミナーが地場産本館で開催された。 農業法人や農業者にとっては大規模な求人イベントである。ここ数年のリクルートビジネスは学生側の超売り手市場になっている。企業側からすると求人してもなかなか応募がないという苦しい状況が続いている。農業界でも担い手不足、人手不足は深刻で、農業に就業しようという人は減少傾向のようである。
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富山県の6次産業化プランナーを紹介したフライヤーに遠田幹雄が掲載された

遠田幹雄は数年前から石川県の6次産業化プランナーを拝命している。昨年からは富山県でも6次産業化プランナーとなった。最近、富山県が6次産業化プランナーを無料派遣するというフライヤーを作成し送られてきた。13名のプランナーが紹介されているが、石川県のプランナーでは松蔵高子氏と遠田幹雄が掲載されていた。
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農コン2017では若手農業者の躍進ぶりが目立った、今年が4回めだが毎回元気をもらえる食イベントだ

農コンというイベントに参加した。 農業者と生活者の交流の場としてスタートし今年が4回め。初回から参加しているが、参加者の顔ぶれが変化してきた。主要な農業者は風来の西田栄喜氏、林農産の林浩陽氏と変わっていないが、若手農業者がずいぶんと増えた。 生活者としても、単なる主婦の方はあまりいなくて「食の意識が高い」ワーキングマザーが多く、男性の姿や大学生も複数参加するなど多様な参加者で構成されている。
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いしかわ耕稼塾の開放セミナーが今週末の土曜日から5週連続で開催される、会場は石川県庁19階展望ロビー、定員100名、参加無料

いしかわ耕稼塾の開放セミナーが5週連続で開催される。1/14(土)から2/11(土)までの毎週土曜日の午後2時からで、会場は石川県庁19階の展望ロビー交流コーナー。主催は、いしかわ農業総合支援機構。 講師が個性豊かで毎回とても楽しめそうな内容である。参加無料なので、六次産業化や農商工連携などアグリビジネスに関心のある方は参加することをおすすめする。大地から食卓までの間に情報が分断されていまい、消費...
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農で1200万円!日本一小さい農業が明かす「脱サラ農業」はじめの一歩…という書籍がまもなく発刊

日本一小さい農家というキャッチフレーズがぴったりの農業者が風来の西田栄喜氏。石川県能美市に在住し、3反歩(30アール)の農地で農業を営んでいる。西田栄喜氏は今年2月に「小さい農業で稼ぐコツ」という書籍を出した。農業ビジネスの教科書とも言える素晴らしい内容で、農業本としては異色のベストセラーになっている。なんと約半年で次作が出ることになった。今度は、農で1200万円!日本一小さい農業が明かす「脱サラ...
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六星むっつぼしのおむすびランチはおむすび2つ+おかず+味噌汁+和デザートがついて500円、おいしくてコスパがよいので大人気のようだ

石川県の農業法人で最大手なのは株式会社六星だろう。パート・アルバイトを含む従業員規模100名以上で、生産面積は120haを超えている。6次産業化の取り組みも早く先進的で多数の直売所を出しており、生活者とのコミュニケーションがうまい。 この六星の本社横にある直売所に久しぶりに顔をだしてみた。店内にはおむすびや大福などの加工販売もしており、お昼時はランチプレートを販売していた。このランチプレートは、お...
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農コンは農業者と生活者のコラボレーションの場である、かかりつけ農家を探そうというスローガンに多数の参加者が集うアツイ夜だった

農コンは3年めとなった。かかりつけ農家を探そう、というのがスローガンだった。もちろん、そのことは間違いないのだが、それ以上に農業や食に意識の高い人達が集う場になっている。今年も早々と定員を超える申し込みがあり、多数のキャンセル待ちができる人気ぶり。会場の近江町市場メロメロポッチには約50名が集い、ぎゅうぎゅう詰めのうえ熱気もあり激アツの場だった。参加していた農業者は、若手ややり手が増えていてプレゼ...
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六次産業化プランナーは農業者の実情やリクエストに応じ経営課題解決の支援のため派遣されることがある、本日は野々市市の林農産に訪問した

石川県の六次産業化は「いしかわ農業総合支援機構」が窓口となって強力に推進している。石川県の六次産業化プランナーは現在7名おり、遠田幹雄はその1人である。六次産業化プランナーは農業者の経営課題解決のための相談役であり、実情に応じて農業者のもとに派遣されることがある。 本日は、いしかわ農業総合支援機構の担当の方とともに、野々市市の株式会社林農産の実店舗兼事務所に訪問した。林農産は水稲を軸に土地利用型農...
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農家さんものづくりプロジェクトで農家が開発した商品が金沢武蔵エムザ地下に展示販売されている、玄米粉を使った食品の試食も可能

農家は六次産業化への取り組みに力を入れている。金沢市武蔵にある百貨店エムザの地下食品売り場には「農家さんものづくりプロジェクト」の特設コーナーがあった。9件の農業者がそれぞれ自分たちが開発した商品を展示即売している。2月21日までの期間限定催事ということだが、平日でもなかなかのにぎわいだった。とくに玄米粉に関しては試食販売もしており、チキンの衣に味付け玄米粉を使った唐揚げの試食をふるまっていた。遠...
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「小さい農業で稼ぐコツ」は現代の宮沢賢治と評される風来の西田栄喜氏の初出版書籍、新しい農業のビジネスモデルを記す教科書になるだろう

「小さい農業で稼ぐコツ」という書籍が本日(2016年2月10日)発刊された。著者は西田栄喜氏、無農薬野菜を作り販売している「風来」の代表者である。西田栄喜氏は農家であり、加工者であり、販売者である。 近年、農業の6次産業化に注目が集まっているが、風来の西田栄喜氏は1999年に独立したときから1人農商工連携(1人6次産業化ビジネス)を行なっていた。西田栄喜氏とは2000年ころからの付き合いになるので...
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米粉のニーズがV字回復したのは「コメ離れ」というなんともジレンマを感じる原因だった、米粉は第二次ブームになっている

米粉のニーズがV字回復している。2015年の米粉の利用が急増したようだ。2000年当初に米粉の第一次ブームが訪れた。 しかし、小麦粉より価格が高く品質としてもイマイチだったため、小麦粉の代替品としての活用は伸び悩みブームは一段落した。その後、米粉の利用は低下していった。2011年に4万トン近くあった米粉の消費量は2014年に2万トン弱まで減少した。
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6次産業化プランナーは農林漁業者の6次産業化(経営の高度化や多角化)を支援するのがミッションである

六次産業化とは、農林漁業者が加工や販売など本業である農林漁業以外の分野にも関与して経営を高度化させることである。六次産業とは造語である。一次産業が農林漁業、二次産業が製造加工、三次産業がサービス小売、であることから、これらを掛け算し、一次×二次×三次=六次と表現している。もともと農林漁業者が主体となって考えだされた造語であり、あくまでも一次産業である農林漁業者が主役であるという概念を含んでいる。 ...
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宇宙茶は原料が自然で体にやさしい玄米茶、主原料が宇宙米という無農薬無肥料で栽培されている自然栽培米なのが宇宙茶の大きな特徴だ

宇宙茶というお茶を新発売した農業法人がある。この宇宙茶は、いわゆる「玄米茶」である。普通の玄米茶と大きく違う点は原料の米が宇宙米という自然栽培米で作られているということである。宇宙茶、宇宙米というのは、このお茶を企画開発し発売した林農産の独特なネーミングによるものだ。 そもそも、なぜ「宇宙」なのか? 林農産が数年前から取り組んでいる自然栽培米は、無農薬でかつ「無肥料」である。肥料を使わない米作りは...
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自然栽培の玄米は無農薬かつ無肥料で育てるから生命力を感じる米粒になる

自然栽培の玄米を炊いて食してみた。生命力を感じる噛みごたえある米粒で、シンプルに梅干しだけて食べたが、そこはかとなくやさしい味わいである。 米の品種はコシヒカリ、農薬は使わず、肥料もやらないで栽培した米だ。無農薬無肥料の米を自然栽培米といっている。 奇跡のリンゴで有名な木村秋則氏はりんごで無農薬無肥料の栽培を確立した。2年前に木村秋則氏の講演を聞いた際に自然栽培をりんごだけでなく米やその他の農作物...
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林農産の林浩陽社長が語る経営理念は「農業を通じ豊かな生活を創造すること」、そして「23世紀型お笑い系百姓」の真意は…

北陸三国志ネット交流会で2/27に林農産を見学した。 社長の林浩陽氏は「農業を通じ豊かな生活を創造すること」という経営理念を語った。林農産は天皇杯を受賞したこともある農業法人。6次産業化を早く推進した成功例として全国的にも名高い。水稲と餅加工品を自社直売所で販売している。ネット通販にも積極的に取り組み、売上のほとんどが一般消費者への直売になっている。 その林農産にはユニークなキャッチフレーズがある...
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赤ちゃんの内祝いは生まれた赤ちゃんの体重と同じ重さのお米だった

出産祝いのお米の重量は生まれた赤ちゃんの体重と同じ。写真の例は林濃さんの店頭に展示してあったお米で「亜久里」と命名されたもの。誕生日と生まれた時の体重が3300キロと明記してある。このお米を両手で持ったときに感じる重量は赤ちゃんと同じなので感激もひとしおだろう。 このアイデアが話題になったのは10年以上も前だったような気がするが、商品として展示されているのを見たのは初めてだ。やはり店頭にきちんとプ...