サーチコンソール(旧ウェブマスターツール)の管理画面が刷新され、検索キーワードクエリは過去16ヶ月分まで分析できるようになった

この記事は約6分で読めます。

SearchConsolenew.jpgサーチコンソール(Search Console)の管理画面が刷新された。ビジュアル面では相当大きな変更で、左メニューのボタン配置もかなり違うため、まだ旧バージョンのほうが使いやすい。しかし新バージョンでないとできない機能がかなり増えている。その代表的なものが検索キーワードクエリである。これまでは3ヶ月分のデータしか見ることができなかったが、サーチコンソールの新バージョンでは16ヶ月分まで分析できるようになった。過去3ヶ月分を対前年比較できるのでこれはありがたい。

検索パフォーマンス16ヶ月分のグラフが表示されるようになった。
16kagetuichiran.jpg
過去3ヶ月分を前年比較で見ることもできる。
kako3kagetubunhikakuzennen.jpg
上記のグラフでは、11月ころから対前年で検索パフォーマンスが低下しだしたことがわかる。
これはなかなか便利な機能である。

以下https://support.google.com/webmasters/answer/9073702から引用

既存ユーザー向けの移行ガイド

このガイドでは、旧バージョンの Search Console をご利用のお客様に向けて、旧バージョンと新バージョンの Search Console の主な違いについてご紹介します。

全般的な変更点

新しい Search Console では、旧バージョンの以下の点が向上されています。

  • 16 か月分の検索トラフィック データを使用可能(旧バージョンでは 3 か月分)
  • モバイル対応
  • 特定のページに関する詳細情報(インデックス カバレッジ、正規 URL、モバイル ユーザビリティなど)
  • クロールの問題の影響を受けたページの再クロールを監視、修正、リクエストするためのトラッキング フロー
  • 新しいまたは改良されたレポートとツール(以下に説明)

ツールやレポートの比較

多くのレポートとツールの新バージョンが作成され、今後もさらに移行が続く予定です。ここでは、旧バージョンと新バージョンの Search Console のツールとレポートについて比較します。このリストは、新規レポートが今後も追加されるにつれて変更されます。

各レポートで、新バージョンがリリースされている場合は、これを使用することを強くおすすめします。新バージョンがリリースされている場合、旧バージョンのレポートは間もなく削除されます
古い Search Console のレポート 新しい Search Console のレポート 比較
– 検索アナリティクス パフォーマンス 新しいレポートは 16 か月分のデータを含み、大幅に使いやすくなっています。
リッチカード 個々の拡張 新しいレポートでは、詳細なデバッグ情報と、修正された問題を再クロールするためのワンクリック リクエストを利用できます。
– サイトへのリンク
– 内部リンク
リンク 新しいレポートでは、「サイトへのリンク」と「内部リンク」の両レポートを組み合わせ、より信頼性の高いリンク数が表示されます。
インデックス ステータス インデックス カバレッジのステータス 新しいレポートには、旧レポートのすべての情報と、Google インデックスから取得した詳細なクロール ステータス情報が表示されます。
– サイトマップ レポート 新しいサイトマップ 同様の情報が掲載されますが、レポートのデザインが向上されています。旧レポートでは、サイトマップを送信せずにテストできましたが、新しいレポートでテストするにはサイトマップの送信が必要です。
– Accelerated Mobile Pages AMP ステータス 新しいレポートでは、報告されるエラータイプが大幅に増え、修正済みページのインデックス再登録をリクエストする修正フローが追加されます。
– 手動による対策 新しい手動による対策 新しいレポートには、レビューのリクエストや結果など、手動による対策の履歴が表示されます。
– モバイル ユーザビリティ モバイル ユーザビリティ 同様の情報が掲載されますが、より使いやすい形式になっています。また、モバイル ユーザビリティに関する問題が修正されたページのインデックス再登録をリクエストする修正フローも提供します。
同等のものはありません URL 検査 Google インデックスのページに関する詳細情報を表示します。これには、インデックス内のステータス(存在または不在)、最後にクロールされた時間、正規 URL、noindex や robots.txt によるブロックなどが含まれます。このツールを使用すると、ライブページがクロールによって検出されるかどうかを確認することもできます。

一般的なタスクを実行する新しい方法

新バージョンの Search Console では、一般的なタスクの実行ステップがいくつか変更されています。最も一般的なタスクの概要を以下に示します。

  • 新しいプロパティを追加する: 新しいプロパティ フローをご覧ください。 すべてのプロパティが、すべてのページのナビゲーション バーでプルダウン リストに表示されるようになりました。プロパティに関する通知の送信を停止するには、リストからプロパティを削除します。
  • プロパティを変更する: ドキュメントのナビゲーション セクションにあるプロパティ選択プルダウンを使用します。
  • ブロックされたリソース、robots.txt、noindex を確認する: URL 検査ツールを使用して、ページのインデックス登録済みバージョンとライブ バージョン(これらのブロックを含む)を検査します。
  • ページで Googlebot の取得をテストする: URL 検査ツールを使用して、ページのライブテストを実行します。
  • サイトマップをアップロードする: 新しいサイトマップ レポートを使用して、サイトマップをアップロードします。アップロードされたサイトマップはすぐにテストされます。
  • リッチリザルトをデバッグする: ステータス ページに表示される個別の拡張レポートを使用します。
  • サイトレベルのインデックス登録エラーを見つける: インデックス カバレッジ レポートを使用して、サイトレベルでのインデックス登録の統計情報を表示します。
  • ページレベルのインデックス登録エラーを見つける: 特定のページにおける詳細なクロールの問題を調べるには、新しい URL 検査ツールを使用します。
  • ページクロールをリクエストする: 新しい URL 検査ツールを使用して、ライブページを検査し、再クロールをリクエストします。
  • ライブページを検査する: 新しい URL 検査ツールを使用します。
  • サイトのクリック数、インプレッション数、クリック率を読み取る(検索アナリティクス): 同等のパフォーマンス レポートを使用します。
  • ユーザーと権限、確認の詳細には、依然としてナビゲーション パネルの設定アイコン 設定 からアクセスできます。

現在サポートされていない機能

新バージョンの Search Console では、まだサポートされていない機能がいくつかあります。現時点では、これらの機能を使用するには旧バージョンの Search Console を使用する必要があります。

  • クロール統計データ(1 日あたりのクロールされたページ数、1 日あたりのダウンロード容量(KB)、ページ ダウンロード時間)
  • robots.txt テスター
  • Google 検索での URL パラメータの管理
  • インターナショナル ターゲティング(hreflang タグの管理、または優先的にターゲットとする国の設定)
  • データ ハイライター ツール
  • HTML の改善
  • メッセージの読み取りと管理
  • アドレス変更ツール
  • 使用するドメインの設定
  • Search Console プロパティとアナリティクス プロパティの関連付け
  • リンクの否認
  • インデックスからの古いコンテンツの削除
  • プロパティ セットはまだサポートされていません