今回の記事は「検索順位が急落したとき、最初に見直すべきはE-E-A-Tだった」ということを紹介します。ある小売店のWEBサイトでは、店主が毎日記事を書いていて累積では5000以上の記事があります。
数ヶ月前からアクセスが急減したのですが、その原因と対策は「E-E-A-T」だったようです。この「E-E-A-T」情報が不足していることによりGoogleからの信頼度が低下し検索結果に表示される頻度が減ったという原因に対して、行った対策を紹介します。
E-E-A-Tとは何か、なぜ重要性が増したか!
E-E-A-Tは、Experience(経験)/ Expertise(専門性)/ Authoritativeness(権威性)/ Trust(信頼)という考え方です。Googleは検索品質を評価するために「検索品質評価ガイドライン」を用意しており、評価者(検索品質をチェックする人)は「強いE-E-A-Tがあるか」を見ます。
▼Googleの検索品質ガイドライン(英語の原文です)
https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/en//searchqualityevaluatorguidelines.pdf

ここで大事なのは、E-E-A-Tが小手先のSEOテクニックではなく、「読者が安心して読めるサイトか」を作るための土台だという点です。Google自身も、役に立つ・信頼できる・人のためのコンテンツを重視する方針を示しています。
要点:アクセス急減の原因がE-E-A-T不足だった(5000以上の記事あっても“誰が書いたか不明”は致命傷)
地域密着の小売店や零細企業が、まじめにブログを積み上げてきたのに、ある日アクセスが急減する。こういう相談は珍しくありません。
今回のケースも同様で、記事数は5000件以上。更新歴も長い。けれども外部からこう指摘されたことがありました。
・記事は多いが、誰が書いたのかわからない
・この情報を信じていいのか判断できない
ここが、まさにE-E-A-Tの弱点です。
どれだけ記事があっても、読者が「この人(この店)の言うことなら信じられる」と感じられないと、評価が伸びにくい。逆に言えば、改善ポイントがはっきりしている状態でもあります。
比較:記事数を増やす前に、「誰が書いたか」を見える化したほうが効く
対策前(よくある状態)
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記事は多い
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記事下に著者名がない、またはハンドルネームだけ
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プロフィールが短い(実績・経験が書かれていない)
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運営者情報や問い合わせ先が探しにくい
対策後(E-E-A-Tの土台ができる状態)
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記事ごとに著者が表示される
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著者プロフィールに「経験」「専門性」が具体的に書かれている
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店としての実在性が示されている(会社情報、所在地、連絡先など)
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読者が不安なく問い合わせできる
この切り替えが、アクセス回復の第一歩になります。
著者表示プラグインを入れてプロフィールを作り込む
有効だった施策:Simple Author Boxで著者情報を記事下に表示
WordPressなら、記事下に著者ボックスを出すプラグインとしてSimple Author Boxが使えます。著者名、説明文(プロフィール)、SNS紹介などを表示できます。

ポイントは「入れること」より「中身」です。ここを薄くすると、設置しても効果が出にくいです。
著者プロフィールに必ず入れる項目(E-E-A-Tの4点セット)
経験(Experience)
入れる項目
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現場歴:接客・仕入れ・修行歴・業界歴を年数で
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具体的に扱ってきた相談:成人式、結婚式、法事、式典、季節行事など
例文
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現場で40年以上、お客様の用途別(式典・行事・季節)に合わせた提案を続けてきました。店頭でよくある失敗例も踏まえて解説します。
専門性(Expertise)
入れる項目
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得意分野を1行で言い切る(何のプロか)
例
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体型に合わせた寸法提案、TPOに合わせた装い提案 など
例文
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体型と用途に合わせて、失敗しにくい装いを選ぶ提案が得意です。
権威性(Authoritativeness)
入れる項目(できるものからでOK)
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資格・認定:業界資格、国家資格、講師歴など
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受賞・表彰:地域や業界団体の表彰、コンテスト等
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掲載・出演:新聞、テレビ、Webメディア、自治体広報など
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所属:商工会議所、業界団体、地域組合、認定店など
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取引実績の種類:例)式典衣装を扱う法人、学校、自治体、地域イベント主催者など(社名を出せないなら“種類”で)
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登壇・セミナー:地域向け講座、学校や団体での講義実績
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口コミの第三者性:Googleビジネスプロフィール等の評価(可能なら)
例文(小売店向け)
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地域の式典・行事での装い提案を長年担当し、商工会議所の活動や地域イベントにも協力してきました。取材・掲載実績もあり、店頭での相談事例をもとに解説します。
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成人式・式典関連の相談を中心に、地域の学校・団体行事に合わせた提案を継続して行っています。
注意(大事)
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盛らない:数字や肩書は事実だけ
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何でも屋にしない:得意領域を絞るほどAが伝わります
信頼(Trust)
入れる項目
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会社名、所在地、連絡先(電話またはフォーム)、営業時間
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法人なら法人番号(透明性アップ)
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実店舗の写真(外観・店内)
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返品・保証・問い合わせ対応などの方針(該当するなら短く)
例文
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店舗情報:石川県金沢市◯◯/営業時間◯◯/電話◯◯/お問い合わせフォーム◯◯

著者紹介ページを固定ページでも作る
著者ボックスだけだと情報が入りきらないので、著者(または店主)専用ページを作り、そこへリンクを張るのがおすすめです。
著者ページに入れると強いもの
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仕事の流れ(相談→提案→納品など)
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よくある質問
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お客様の声(可能な範囲で)
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メディア掲載、登壇、受賞などがあれば追記
今回実施したプチネタ
著者表示を充実させる対策のひとつとして実施したプチネタのひとつは「累積したブログ記事数を表示」したことです。間違いない実績としてこれまで書いてきたブログの記事数を著者表示内にも表示できるようにしました。
利用したプラグインは「Simple Blog Stats」です。

「Simple Blog Stats」を使うと、ショートコードで記事数などが表示できるようになります。

当社のブログ記事でも実際に利用していますので、そのコードを紹介しますね。
本日の段階で当サイトのブログ記事数は
6,840件になりました。できるだけ毎日更新しようとしています。
6,840は記事数を表すショートコードです。これを追加するだけですので、設置は簡単です。
まとめ:ブログ記事の資産を“信頼される資産”に変える
アクセス急減の局面では、記事を増やすより先に「誰が書いたのか」「なぜ信じてよいのか」を整えるほうが効きやすいです。E-E-A-Tは、そのためのチェックリストとして非常に強力です。
著者表示プラグイン(例:Simple Author Box)を入れ、プロフィールを具体的に充実させる。これだけでも、読者の不安が減り、検索での評価改善につながる土台ができます。
ちなみに当ブログの著者表示はこの行の下にある部分です↓

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
会社概要およびプロフィールは株式会社ドモドモコーポレーションの会社案内にて紹介していますので興味ある方はご覧ください。
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本日の段階で当サイトのブログ記事数は 6,840 件になりました。できるだけ毎日更新しようとしています。
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