ユニクロが農業事業から撤退

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ユニクロが農業事業から撤退!

ユニクロが農業事業から撤退!という記事が3/22にありました。
(SKIPというブランドで展開していました)
消費者からは
「取り扱い商品があまりにも少なすぎる」
…という声が多かったようです。
敗因は「衣料品と異なり計画生産できなかった」
…という柳井会長のコメントが印象的でした。

ユニクロ本流の成功要因とあわなかった

ユニクロのビジネスモデルの成功要因は、
「売れるヒット商品を短期間に集中して売り切る。」
ことだと思います。
ファッションの旬は2週間で終わります。
その2週間のうちに売れ出した商品を品切れさせずに供給し続けることが成功要因につながっています。

そのために必要な能力は
「ニーズのあるときにすばやく大量に作る能力」
です。
ユニクロはその適時生産機能を中国に構築しました。
このことを柳井会長は「計画生産」と言っていたのではないかと思います。
だとすれば「衣料品」だからこそできたビジネスモデルです。

商材としての「農産物」には、このビジネスモデルは使えません。

農業は一年一作

稲作など主要な農業は一年一作です。

一年のうちに何度も試作や生産を繰り返すことができる製造業とのもっとも大きな違いはこの生産スピードでしょう。

ここから学べることは
・農業をビジネスにする難しさ
・農業ビジネス展開の機会
です。

マーケティングは4Pが基本。
プロダクトのP  :商品
パレイスのP   :流通
プライスのP   :価格
プロモーションのP:販促

この4つのバランスが悪ければ商売としては成立しません。
どれか1つの機能が低いと全体のレベルが下がります。
農業ビジネスの今後…ますます注目していきたいです。

コメント

  1. だいそう堂 より:

    ユニクロの失敗だけで農業ビジネスの難しさを語れないと思います。
    農産物通販だけに限っても、「Oisix(おいしっくす)」「大地宅配」「らでぃっしゅぼーや」などがそこそこ大きな事業展開を行なっています。
    ユニクロの失敗は、単に一企業の「戦略ミス」と考えるべきでしょう。

  2. おおお、ユニクロかぁ。(^^;