KAIs6月例会が6月11日夜にオンライン開催されました。2024年度に計画した日程ではこれが最後の行事になります。今回は会員紹介という30分の交流を軸に、意見交換や情報交換をしました。
KAIsは石川県中小企業診断士会に属するAI研究会ですので、来週予定されている総会のあとにその後の計画を詰めていくことになります。
KAIs 6月例会
AIと中小企業診断士の新たな挑戦!
2025年6月11日夜、石川県中小企業診断士会のAI研究会「KAIs」の定例会がオンラインで開催されました。今回は、入会1年以内のメンバーの自己紹介を中心に交流しました。
1人目はスライドを使って長めの自己紹介、2人めは突然指名されて口頭での自己紹介でした。それぞれの自己紹介のあと質疑応答などがありました。
会計事務所勤務の診断士が語る!キャリアの紆余曲折とAIの未来
最初の発表は、会計事務所で活躍中の方です。金沢大学を中退後、一時はフリーター生活を経験されたそうです。そんな中で出会ったのが会計事務所の仕事。最初はまったくの初心者だった経理業務ですが、数学の得意さと努力でぐんぐんスキルを習得。今では中小企業の頼れるパートナーとして、多方面でご活躍されています。
特に印象的だったのは、「中小企業の経営者にとって、身近で相談しやすい存在でありたい」という言葉。その思いを胸に、イノベーションスクールの運営や地域イベントにも積極的に関わっておられます。
AIに関しては、クラウド会計ソフトの普及に伴う現状や課題を冷静に分析。導入の壁となっているのは、初期設定の難しさや保守的な経理の文化。しかし今後、デジタルインボイスなどが進めば、会計業務の自動化も現実味を帯びてくるとのこと。その中で診断士としてどう価値を発揮していくか、模索を続けておられます。
製造業からAIの現場を支える!富山県から初参加の診断士
2人目は、富山県の製造業に勤務されている方です。今年5月に資格を取得されたばかりで、KAIsへの参加は今回が初めてだそうです。
専門は自動車部品の設計開発。社内のノウハウ共有や業務効率化に、すでにAIを活用されているとのこと。特に「現場の知見×AI」の力で、若手の育成にも意欲的に取り組んでいる姿勢が印象的でした。
中小企業診断士を志したきっかけは、「技術だけでなくマーケティングも学びたい」という好奇心。本業を通じて得た知見を地域に還元したいという思いも語られ、富山から石川へと越境参加されたことにも、地域連携の可能性を感じました。
活発な意見交換も!AIと中小企業診断士のこれから
お二人の発表後は、参加者全体でのディスカッションが行われました。話題は、AIの進化によって変わる会計業務や、中小企業診断士が果たすべき新たな役割について。
「記帳代行から、より価値の高いコンサル業務へ」「AIで定型業務を効率化し、経営課題への提案力を高めるべき」といった意見が次々と飛び交いました。
さらに、GoogleのGeminiに代表される最新AI技術の紹介もあり、画像生成・音声合成・プログラミング支援などの進化に、会場も大いに盛り上がりました。
次回に向けて
2024年度のKAIsの活動予定は、今回の6/11(水)が最終回です。
■2024年度の例会予定(19~20時) 2024年 8/14, 9/11, 10/9, 11/13, 12/11 2025年 1/8, 2/12, 3/12, 4/9, 5/14, 6/11, 7/9 全て第2水曜日です
6月18日に予定されている石川県診断士会の総会をもって一旦この研究会は解散され、全員退会という扱いになります。
来年度(2025年7月)以降の活動については改めて「参加・不参加」などの意向確認が行われるとのアナウンスもありました。継続を希望する方は、次回までにじっくり考えておきましょう。
なお、次回の予定は7/9となっていますが、オンライン開催なのか、リアルで集まるのかについては、6/18の総会後に調整されるようです。

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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