ウイニーとは…、ウイニー(winny)の詳細はウィキペディア(フリー百科事典)の説明が一番わかりやすい、さて

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wikipediaウイニー(winny)による情報流出問題が騒がれている。ウイニー(winny)とはP2Pの技術を生かした優れた機能を持つファイル共有ソフト。著作権法に抵触するということで2003年に開発者の金子勇さんが逮捕されている。
2005年にアメリカ最高裁判所の判断が出た。それは「P2P技術の開発者にはユーザーの違法行為に対する法的責任がある」ということだ。以降、日本のマスコミの論調は流出事件を起こした当事者以上に開発者を責め立てているように感じる。

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ウイニーとは

ウイニーはファイル交換ソフト

ウイニーとは、ファイル交換ソフトの一つである。

ファイル交換とは、パソコンからパソコンにファイルを転送する機能だ。ファイルの転送だけなら、メールソフトやFTPソフトでも可能だが、ウイニーの特徴は検索機能が優れていることだ。

たとえば、ウイニーの場合「XYZというファイルがないか?」とコマンドを送ると、ウイニーをインストールしているすべてのパソコンに問い合わせて、「XYZ」というファイルを持っているパソコンを探し出す。
そこから先がファイル交換機能。ウイニーがインストールされているパソコンを経由して、目的のファイルを自分のPCに転送して入手することができる。

ウイニーは「検索」の機能が優れている

実は、ウイニーは「ファイル交換」より、むしろ「検索」の機能が優れていると考えられる。

接続しているコンピュータを通して世界中のデータを検索することができるからである。

つまり、ウイニーはgoogleやyahooなどの検索エンジンの機能を持つフリーソフトであるといえる。これはすごいことだ!

検索エンジンサイト等の運営会社の覇権争いが絡んでいないか?

以下はまったくの私見である。

ウイニー問題を複雑にしている背景に、検索エンジンサイト等の運営会社の覇権争いが絡んでいないか?

検索エンジンビジネスは、近い将来「神の手」を持つといわれている。であれば、検索エンジン会社は、検索エンジンのビジネスモデルに大きな影響を与えそうなウイニーの増殖を放置できないだろう。今のうちにその芽を摘み取っておきたいと考えても不思議ではない。

ウイニー問題の背景にこのような利権争いが潜んでいるのではないだろうか?
…と考えてしまう今日この頃だ。

遠田としては、googleやヤフーに支配されない「パブリックな検索システム」が必要だと考える。

ウイニーに関する書籍

「Winnyの技術」という書籍がアスキー書籍編集部から出版されている。

開発者支援のために壇弁護士がブログを立ち上げている。開発者の「winnyの技術(金子勇著)」という書籍が2005年10月に発売されている。P2P技術はこれからも重要性が高まる情報技術であると思われるので経過に注目したい。
なお、ウイニー(wiiny)の詳細はウィキペディア(フリー百科事典)の説明が一番わかりやすい。

コメント

  1. chikahachi より:

    ウィキペディア、ブログ書く時の裏取りなんかに欠かせませんね。
    本が売れなくなる訳だ…

  2. 遠田幹雄 より:

    どもども、近八さん。
    >本が売れなくなる訳だ…
    ちょっと切実なコメントですね。(^^;
    インターネットが書籍販売を抑止しているか…
    というとそうでもないようです。
    視点を変えるとインターネット販売に適した商材として「書籍」があります。
    アマゾンの年商はトーハンの月商を超えているかもしれません…。